通勤や買い物、週末のサイクリング。
自転車には乗るけれど、「ヘルメットは何を基準に選べばいいのか分からない」という方も多いと思います。
GIROから、15,000円以下で選べるMIPS搭載ヘルメットとして「ISODE MIPS II」「FIXTURE MIPS II」「REGISTER MIPS II」が登場します。
3モデルとも、サイズを選びやすいUniversal Fitを採用。
初めてのヘルメットはもちろん、今使っているヘルメットが3年ほど経っている方の買い替え候補にもなるラインナップです。
ヘルメットは、外側が割れていなければずっと使えるものではありません。
内部には、衝撃を受けたときにつぶれることで頭部への衝撃を吸収するEPSフォームが使われています。

自転車用ヘルメットは3年を目安に交換することが推奨されています。購入してから3年ほど経っている場合は、一度使用期間を確認してみてください。
もちろん、3年経っていなくても転倒などで強い衝撃を受けたヘルメットは交換が必要です。
「街中しか走らないから、本格的なヘルメットはいらない」

そう考える方もいるかもしれません。
しかし、街中には交差点や段差、歩行者、自動車などがあります。速度がそれほど高くなくても、転倒時に頭部を路面へぶつける可能性はあります。
ヘルメット選びで最初に確認したいのは、自転車用として必要な安全基準を満たしていること。そして、自分の頭に正しくフィットすることです。

アメリカでは「CPSC 16 CFR Part 1203」、欧州では「CE / EN 1078」といった安全基準があり、衝撃吸収性能やあご紐などの保持システム、ヘルメットが頭から外れにくいことなど試験されます。
GIROはアメリカで生まれたヘルメットブランドで、各地域で求められる安全基準に対応したヘルメットを展開しています。

転倒したとき、頭は地面へ真っすぐ垂直に当たるとは限りません。
斜めにぶつかると、頭部には直線的な衝撃だけでなく、回転するような力が加わります。
MIPSは、この回転運動に着目した安全システムです。

ヘルメット内部に低摩擦構造を設け、特定の斜め方向から衝撃を受けた際に、頭部とヘルメットの間でわずかな相対移動を発生させます。

安全機能があっても、ヘルメットが頭の上で大きく動いてしまっては正しく使用できません。
そこで3モデルに採用されているのが、GIROのUniversal Fitです。

幅広い頭囲に対応するシェルと、後頭部のダイヤル式フィットシステムを組み合わせた構造です。
ダイヤルを回して締め具合を調整するため、スポーツ用ヘルメットを初めて購入する場合でも操作はシンプル。

安全機能は共通していますが、形と得意な使い方が異なります。
| モデル | 特徴 | こんな使い方に |
|---|---|---|
| ISODE MIPS II | コンパクトな形状と通気性を重視 | クロスバイク、ロードバイク、通勤、サイクリング |
| REGISTER MIPS II | 通気性と着脱式バイザーを両立 | 通勤、街乗り、週末のサイクリング |
| FIXTURE MIPS II | 深めの形状と大型バイザー | クロスバイク、MTB、街乗り、アウトドア |
同じ価格だからこそ、「どれが上か」ではなく、自転車や服装、使い方から選ぶのがおすすめです。
ロードバイク用ヘルメットに近い、コンパクトなシルエットを採用したモデルです。

大きなベンチレーションとヘルメット内部の空気の通り道を設け、走行中の通気性を確保しています。
フィット調整にはRoc Loc Sport Fit Systemを採用。ダイヤル部分で約7cmの調整幅を持ちます。
クロスバイクでの通勤から、休日に少し長い距離を走る方まで使いやすいモデルです。
「街乗りが中心だけれど、スポーツバイクらしい軽快なデザインを選びたい」という場合はISODE MIPS IIがおすすめです。
REGISTER MIPS IIは、スポーツヘルメットの通気性を持ちながら、幅広い使い方を想定したモデルです。

ヘルメット内部には空気を通すチャンネルを設置。
さらに着脱式バイザーを備えているため、バイザーを付けた街乗りスタイルと、外したスポーツスタイルの両方に合わせられます。

こちらもRoc Loc Sport MIPS Fit Systemを採用し、ダイヤルで約7cmの調整ができます。
通勤にも使いたい。休日にはクロスバイクやロードバイクでも走りたい。
1つのヘルメットを幅広く使うならREGISTER MIPS IIです。
FIXTURE MIPS IIは、3モデルの中で最もアウトドア寄りのデザインです。

後頭部を深く覆うシルエットと、大型バイザーを採用。

MTB向けのデザインですが、クロスバイクやミニベロ、普段着でのサイクリングにも合わせやすい形です。
バイザーを外せば、よりシンプルなスタイルでも使用できます。
街だけでなく、公園の未舗装路や林道などにも走りに行くならFIXTURE MIPS IIがおすすめです。
GIROは1985年、アメリカ・カリフォルニアでスタートしたヘルメットブランドです。
アメリカでは自転車競技用ヘルメットの累積販売No.1の実績を持ち、レース用から街乗り用まで幅広いヘルメットを開発しています。

安全性を第三者機関が評価するVirginia Tech Bicycle Helmet Ratingsでは、上位モデルのARIES SPHERICALが2023年に210モデル中1位を獲得しました。

そこで使われる安全技術は価格帯によって異なりますが、今回の3モデルでは15,000円以下でMIPSを採用しています。

高価なレース用ヘルメットを必要としない街乗りユーザーでも、安全性を基準にヘルメットを選びやすいラインナップです。
毎日の通勤や買い物で使うヘルメットだからこそ、価格だけで決めるのではなく、安全規格、フィット、MIPSなどの安全機能を確認して選びたいところ。
MIPSを搭載し、Universal Fitによってサイズも選びやすい。
今のヘルメットを使い始めて3年ほど経っている方は、使用期間と状態を確認してみてください。