2022.04.24

Visiting GIRO… vol.1 / RIDE of NorCal !!

GIROのヘッドオフィスへ行ってきた!

さて、せっかくシーオッタークラッシックに行くなら、途中にあるGIROのヘッドオフィスに寄ってみようということで行ってきました。隠すことでもないので言っちゃうと、GIROは大きくはBELLとBlackburnとも同じ会社なのです(ただしもちろんBELL,Blackburnには私は入れない)。

さて早速社内に入りますが、コンテンツで公開したいから写真をたくさん撮らせてほしいってリクエストしたけど、特に今新しいプロダクツがたくさんでこの先の撮影はNGでした。

GIROが世界で初めてグラスファイバーで補強した自転車用ヘルメットを開発して、そしてその素材はサーフボードのシェイパーに教わった。…というのはけっこう有名な話し。

サンタクルーズらしいエピソードでGIROがこのエリアに存在する意味がいきなり理解できます。

せっかくなので歴史を感じられるモデルを紹介してもらった。

1989年 初代AEROHEAD

1986年にEPSフォームを使った世界で最初のヘルメットを世に送り出した、そのたった3年後にはまたまた世界で最初の絶大なエアロ効果をもったAEROHEADを発表し、ツール・ド・フランスでの大逆転勝利を納めたのでした。

1998年 マウンテンバイクのサスペンションのロングストローク化に伴い、スピードも上がってくるだろうことを見越して、世界で最初のチンガード脱着可能なヘルメット初代『SWITCHBLADE』を発表。

ジェレミー・パワーズとアルベルト・コンタドールのヘルメット
当時のサポート選手にはこの部分は背中のカーブにフィットするようにカスタムで作成していた。
ランス・アームストロングのヘルメット、内装無いのは、ここだけの話し『タイム出すためだけのスペシャルだ』って
アトランタオリンピックだったかな?この時は厳格な規格がなく、これでも通ってた(らしい)。

AETHER SPHERICAL

こちらのAETHERは2018年ツール・ド・フランス第9ステージでのリッチー・ポートのクラッシュ時のヘルメット。
よく見ると中はバキバキ。選手生命を守れたし彼の家族の生活も守れてよかった、とはエリックのコメント。

実はこれの前の年のツール・ド・フランスでもリッチー・ポートは落車リタイヤを喫しており、それをきっかけにヘルメットに更なる安全性の必要を痛感し、新しいヘルメットAETHERの開発を加速させていました。

本当に安全なヘルメットがあってよかった、と思えるし、この時SPHERICAL採用のAETHERで本当によかった。

紐のシューズ

EMPIREシューズの生みの親的存在のテイラー・フィニーも当時怪我を押しての出走にGIROが一肌脱いだんだっけ。

その時も足怪我しててそれでもレースに出たいということで急遽開発されたのがEMPIRE。

真ん中の黄緑のがEMPIREの初期の方のサンプル、他にも限定やサンプルがたくさん保管されている。

EMPIREといえばクロージャーシステムに紐を採用したシューズで、最初は皆??という感じだったが、そのフィット感に魅了されまたたく間に浸透、さらに他社も数年後紐靴をどんどんリリースしてきました。

フィット感を追求したEMPIREがあるからこそ、GIROは次のステップへのNewロードシュースのREGIMEでありCADETの存在意義があることを実感。

今はEMPIREシリーズは一旦縮小しているが、決してこれで終わらず、もしかするとさらに進化したEMPIREが出てくるのかもしれません。

スニーカーSPDシューズ

今日本でも世界でも人気急上昇なのが『RUMBLE VR』もう発売して8年が経とうかというロングセラーモデル。

スニーカーの国アメリカから生まれた、スニーカーSPDシューズ。

RUMVLE VR最初のサンプルがこちら!
(このまま出してくれないかな?)

カスタムグローブやソックスもたくさん。

こちらはショップ単位はもちろん、バイクパークやバイクブランド等本当にたくさん。これだけでもごく一部!

ジョッシュ!

グローブやソックスのソフトグッズを担当しているジョッシュ。『ORNOT』というウェアブランドからもオーダー来たりして嬉しいって言ってた。

MTB好きやスキー好きの方なら聞いたことがあるであろう『ウィスラーバイクパーク』もDNDでオリジナルを作ってるし、その他にもジョークの効いたグローブがたくさん。

いつも先を見ているGIRO

素材の選択・安全性・フィット感の追求、全てにおいて時代の先を常に見ていました。そしていつも時代がそれに追いついてくる感じ。

ここ最近のロードレーススピードは、機材の進化に伴い10年前に比べてアベレージ+8km/hだそうです。なのに安全を守るヘルメットを軽量最優先で開発することは正しいでしょうか?違いますよね?

そういったことが伝わるからこそ、実際にこれだけ多くのブランド・ショップ・メーカー、そしてユーザーからリスペクトがあるのでしょう。

vol.2 に続く…

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