2020.05.23

「GIROシューズの最適なサイズ選び」 悩むあなたへのアドバイス!

みなさん、こんにちは!
Giro Studio Tokyo 内田です。

ここにきて少しずつではありますが、都内でも感染状況が落ち着いてきている印象もありますが、まだまだ予断は許さない状況であることは変わらず。。
外出自粛により、快晴の空の下でのサイクリングもままならない状況もあり、みなさん様々にストレス発散方法を工夫していると思いますが、
最近は特に、Zwiftなどオンラインで仲間とつなげられる室内トレーニングもかなり注目を集めていますね。

そうした室内トレーニングはもちろん、今後気持ち良いサイクリングを楽しむため、やはり少しでも快適に、痛みやストレスも無く、効率の良いペダリングをするためにも、フィット感のより良い、足に合ったサイクルシューズは不可欠!

そこで今回は、みなさんからのご質問も多い、GIROシューズの最適なサイズ選びについて、ここで少し詳しくお話ししたいと思います。

GIRO シューズによるフィット感の違い

まず初めに、GIROシューズのフィット感の違いについて、説明しておきたいと思います。

GIROは、昨年後半にデビューした IMPERIAL & EMPIRE SLX をはじめとする、2020年モデルのシューズにおいて、シューズラスト(足型)の見直し・改善を行い、これまで(2019年までのもの)よりも明らかに、
我々日本人にとってもフィットしやすい、ごく自然な状態の足の形状にさらに近づけることができています。
*この詳細については、以前のブログ記事へ記載しているので、こちらの前回ブログもご参照ください。

フィット感は、おおまかにわけて下記の4つに大きく分類でき、それぞれで少し異なってきます。

「GIROシューズ2020モデル」
IMPERIAL
EMPIRE SLX 2020 などを筆頭とする新しくなった軽量ロード・ダートモデル。

「GIROシューズ2019までのモデル」
PROLIGHT , FACTOR などの TECHLACEモデルや、EMPIRE 2019(ACC / SLX) などを含む従来までの軽量ロード・ダートモデル。

「GIROダート系モデル」(オールマウンテン系)
VENTANA
RIDDANCE といったMTBでのトレイル、下り系ライドに長けたオールマウンテン系やフラットペダル対応のスニーカータイプなど。

「GIROシューズHVモデル」
EMPIRE HV 2020
REPUBLIC R KNIT HV、といった幅広・甲高の足形に対応したモデル。

ここで、よりご自身の足の形状にあったシューズによって、サイズ選択するためにも、
上記4つのモデルのフィット感の違いを紹介しておきますね。

これからのGIROシューズのスタンダード「GIROシューズ2020モデル」

・GIROシューズ、2020モデルと2019モデルの違い。

GIROのこれからのスタンダード、となるのが、最新の「2020年モデル」で採用され始めているフィットで、一般的な我々の足の形状にも限りなく近い自然な形状になりました。
これまでの、2019モデルまでのやや細身のフィット感と異なり、幅と甲部分にゆとりを持たせてあり、先端内部の形状もやや広くなりました。

GIROシューズの代表的なモデル EMPIRE でご説明します。
上写真の左側が EMPIRE ACC 2019(Frost Reflective)、右側が EMPIRE 2020(Red Orange Anodized)です。(同じサイズ:40 での比較になります。)

よくご覧いただくとお分かりいただけると思いますが、左のやや細身である EMPIRE ACC と比較し、
右の EMPIRE 2020 の方が、一番幅のある母指球〜小指球部分、そして甲の高さのある部分にかけてのボリュームが大きく、先端形状も横に広がりをみせています。
かかとのホールドは強く、しっかりとタイトにフィットする、言わば レースフィット

素足で立った時の、ごく自然な足の形状へと近づけるシューズラスト(足型)によって、可能な限り足を自然な状態にストレス無く保てるよう改善してきています。

こちらは、EMPIRE KNITモデル。
上写真の左側が、これまでEMPIRE E70 KNIT(Multi-Colored Heather)
右側が、2020モデル EMPIRE KNIT LTD(Black/Charcoal Heather)です。(同じサイズ:42.5)

こちらも同様で、右側の2020年モデルが、内部ボリュームが広くなったことと併せ、ニット素材の柔軟さも手伝って、さらに快適に履きやすくなりました。
KNIT特有のスタイル、レクリエーション的要素、日常使用的要素もあることから、かかとのホールドについては、さほど強くなくリラックスできる カジュアルフィット といった感覚です。

・オールマウンテン系「GIROダートモデル」

オールマウンテン系モデルとは、新しいVENTANAシューズを筆頭に、
CHAMBER II 、RIDDANCE、JACKET II など、
主にMTBでもアップダウンの激しいトレイルやダウンヒルなどを楽しめるモデルで、フラットペダルに対応したスニーカータイプも含みます。

履きやすくなった、右側の2020モデル IMPERIAL(Bright Red)と比較しても、明らかに、
左側の VENTANA BOA(Black / Olive)の方が一回りほど大きく見えます。(同じサイズ:42での比較です。)

このフィットは主に、MTB(特にダートジャンプやフリーライド、ダウンヒルなど)のオールマウンテン系のダートシューズに採用されており、主にトレイルの中での安定感、ペダルグリップ、強度などを重視した安心感のあるゆったりとしたフィット感によるものです。

ちなみに、
同じGIROダートシューズの中でも、EMPIREシリーズ(EMPIRE VR90 など)と、PRIVATEER LACE は、
軽量なクロスカントリー系モデルの位置付けで、IMPERIAL などのロードレース系モデルと同様のフィット感です。

分かりやすく例えますと、、
新しいコレクション(EMPIRE VR90 2020)は、EMPIRE 2020と同様(多少ゆったり目)。
さらに、昨年までのEMPIRE VR90は、EMPIRE ACC 2019と同様(少し細身)、
そして、EMPIRE VR70 KNITや、PRIVATEER LACEは、EMPIRE E70 KNITと同様の、少し細身ながらもリラックスできるフィット感になります。

・幅広甲高の足形状に対応する、GIROシューズ HV(ハイボリューム)モデル

GIROのHVモデルシューズは、現在ロードモデルの EMPIRE HV 2020 と、ダートモデル(SPD対応)の REPUBLIC R KNIT HV という2種の展開。

左側が、EMPIRE HV 2020(ハイボリューム)、右側が、EMPIRE 2020。(同じサイズ:40での比較。)

真上からでも、よく見比べていただくと、左側の方が一回りボリュームが増している事がお分かりいただけるでしょうか。
先端〜甲の高さ周辺まで、幅も厚み(高さ)も増しており、内部スペースがさらに広がっているので、幅広甲高の足形の方にもリラックスしたフィット感が得られます

自分の足のサイズを正しく知ろう。

より適切に、ご自身の足に合うサイズのシューズを選択するためにも、正しく正確にご自身の足のサイズを知ることは、とても大切です。

ここで改めて、当店オンラインストアのシューズ商品ページへも掲載している、
「足の計測方法」をご紹介しておきます。
より正確に計測するためにも、お一人ではなく、もう1人、別の人に手伝っていただくことをお勧めいたします。

それと、これは左右の両足ともに計測し、サイズが異なる場合は大きい方の実測値にて、シューズサイズを選択してください。

・用意するもの
■白い紙 ■定規 ■筆記用具■直角が測れるもの(三角定規・空箱など)
■普段使用しているバイシクルソックス

・測り方

1. 普段使用しているバイシクルソックスを履いて、台紙の上にリラックスして立ちます。
*目線をまっすぐにして(足元をみないように)体重が均等にかかるようにしてください。
*お一人では正しく測れないので、必ず、他の人に測ってもらいます。

2. かかとの一番出っ張っている部分と、つま先の一番長い指先に線を引き、
この2つを結んだ直線を計測してください。この長さが実寸サイズとなります。

もしくは、
余白・凹凸のない定規(30cm以上)の0(ゼロ)の位置を柱、または壁へピッタリと合わせ、床に置きます。
その定規の上に、柱、または壁へ、かかと、背中をつけて真っ直ぐに立ちます。(身長を計測する時と同様に)
定規の上で、足先の一番長い指先の位置を計測します。

この、足長以外に、同様にして足幅(一番幅のある母指球〜小指球部分)を計測することで、より詳細にシューズサイズを導き出すことも可能になります。

ここで計測した実測値により、下のサイズ表を目安にシューズサイズを選択しますが、
この時に、各シューズのフィット感と特徴、さらにはご自身の足の形状、好みを踏まえて選んでいただきたいと思います。

例えば、
これまでの2019年以前のモデルで、タイトフィットのレースモデル(EMPIREなど)の場合は、少し細身であることも考慮し、ハーフサイズ大き目を選択。
もしくは、
2020年モデル(IMPERIALなど)であれば、比較的ゆったり目であるので、ジャストサイズを選択。
足幅にも許容力があるので快適にフィットできると思います。

さらには、
昨年までのKNITモデルの場合などは、少しかかとのホールド感にも余裕があり、細身のリラックスフィットとなるので、タイトフィットが好みの場合は、ジャストサイズを。
もしくは、足幅や疲れなども気になり、普段使いやサイクリング目的であれば、ハーフサイズ大き目を選択することで快適なフィット感を得られます。

という具合に、
モデルによっても、個々の好みや趣向、走り方などによっても、様々な選択方法が選べるということです。
さらに、EMPIREなどのシューレースモデルの場合などは、シューレースの種類や通し方によっても、フィット感、ホールド感も変わってきます。
だいぶ、奥の深い話になって面白くなってきますね!😉

・注意点
*足幅が広い方、さらには、ジャストサイズよりも少し余裕を持って着用したい場合や、
足先のつくりの硬いDirt系モデルVRシリーズなどは、
ハーフサイズ大きめの方が快適にフィットできる場合もあります。
また、足の形状や骨格などにより個人差もありますので、あくまでも目安とお考えください。

シューズサイズ選定のアドバイスいたします!

現在の状況も踏まえ、当オンラインストア でのご利用もしやすいように、
みなさんの好みにより、下記のいくつかの情報をメール、または お電話(03-6809-3998)にていただけましたら、適切なアドバイスも差し上げられます。

・ご購入希望のモデル
・足長、足幅の実測値(足長:26.5、足幅:10.3)など
・現在の使用シューズ(ブランド、モデル、サイズ)
・現在使用中におけるシューズのフィット状況(足先のあまり具合、幅などの具合)

などの情報をいただけましたら、推奨できる適切なサイズをアドバイスいたします。

みなさんそれぞれに合う、最適なサイズのGIROシューズを選んでいただくためにも、店舗でのフィッティングが一番良いのは間違いがないですが、この状況下において、少しでもこのブログがみなさんのお役に立てれば幸いです。

GIRO  Love the Ride!

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内田 雅樹
内田 雅樹
学生の頃よりMTB(当時はATB)に乗って長旅や、冬はスキーで山籠り… そんな日々を経て、自転車販売にも長く携わってきた経験も活かし、現在はGIROブランドとともにライドスタイルを提案。 休日には、好みのスタイルで、お気に入りのバイクを連れてご機嫌なライドへ出たり、アート鑑賞や読書にふける。 ロード、グラベル、MTB、CX、さらにキャンプへと、ますます多方面へ遊びフィールドを拡大中。