2021.09.14

GIRO SYNTHE、SYNTAX、MIPS搭載アジアンフィットヘルメット代表格の2モデルを比較

みなさん、こんにちは!
Giro Studio Tokyo 内田です。

今や、サイクルヘルメットの常識ともなりつつある「MIPS」機能。
通常サイクリングヘルメットは、事故やアクシデントによる衝撃があった際に、ヘルメット本体が変形・破損(破壊)することで衝撃を和らげられる構造になっていますが、
この MIPS(ミップス)とは、走行中による転倒衝撃において、様々なシチュエーションでの頭部へのダメージも和らげられるように、いかなる方向からの衝撃においても機能するよう二重構造となっており、内側と外側のライナーそれぞれが独立してスライドし、衝撃をいなす様にして頭部へのダメージを軽減してくれるというものです。
*MIPS構造についての詳細は、こちらのリンク「MIPS IS MOVEMENT」からご覧いただけます。

GIROは、この”MIPS”機能を全てのGIROヘルメットに搭載すべく、全ラインナップを見直しており、さらに革新的な安全構造「SPHERICAL」をも新たなスタンダートへと押し上げていきます。(スフェリカル構造の詳細については、次回のブログで取り上げます。)

今回は、このMIPS機能を搭載し、多くの日本人みなさんにとってもフィットしやすいアジアンフィットモデルの代表格 2モデル「SYNTHE MIPS AF」と「SYNTAX MIPS AF」、
ここ Giro Studio Tokyo においてもベストセラーを争う人気の2モデルを比較してみます。

SYNTAX MIPS AF(シンタックス ミップス アジアンフィット)

SYNTHE(シンセ)譲りのすっきりとした丸みを帯びたコンパクトなフォルムに、細かく数多く配されたベンチレーションホール、やや深めの被り心地により安心感のあるフィット感、
そして、MIPS搭載、多くの日本人にとって被りやすいアジアンフィットヘルメットが、ミドルグレードの価格帯で登場したことで、GIROヘルメットラインナップの中でも、一際高いコストパフォーマンスを誇るモデルとなっています。

多くの日本人にフィットしやすいGIROアジアンフィット

前後に面長な欧米人に比べ、やや横幅の広いアジア人の頭部形状にあわせ設計されているGIROのアジアンフィットは、実はこの SYNTAX MIPS AF にてかなり進化しました。
横幅・奥行きを広く・深くしており、GIROアジアンフィットモデルラインナップの中でも、ミドルグレードとして、最も深く安心感のある被り心地、心地良いフィット感となるように設計・デザインされています。

充実の機能・装備で安心・快適

SYNTHE 同様の外部シェルボディは、頑丈なポリカーボネートから成形され、インモールドという製法によりEPSフォームと融着される。
わかりやすくいうと、これによって、例え外部から強い衝撃が加えられても簡単には破断せず、潰れたり変形したりしながら、頭部を衝撃から守ります。
さらに、適度な厚みにより充分な強度・耐久性が得られ、25個ものベンチレーションホールを備えることで通気性も確保しているので、夏も涼しく快適というわけです。

ヘルメット内側のフィットシステムは、MIPSと一体化されることでよりシンプルに、内部をすっきりとさせています。
後部のダイアルで片手で簡単にフィット感を調節できる他に、フィットシステムそのものを上下にスライドして位置調整もできるようになっており、個々の頭部形状にあわせた調整が細かくできるようになっています。

街でもカジュアルスタイルで!

サイクリングヘルメットによくありがちなレーシングスタイルの精悍な顔つきとは少し異なり、すっきりとしたコンパクトなシルエットながら、アジアンフィットで安心感のある深めの被り心地。

用途や好みによっては、インナーにサイクルキャップをあわせたりするだけでも、一変してカジュアルにもなります。
カラー展開も現在4色と豊富に展開。
シンプル・モノトーンなものから発色の良い明るいものまで、用途やバイクに合わせ、街での気楽なサイクリングや、日常的な自転車通勤にも最適。
さらには、砂利道なども含めたグラベルツーリングなどへと、楽しみ方は自由に広がります。

商品詳細はこちらより→ SYNTAX MIPS AF

SYNTHE MIPS AF(シンセ ミップス アジアンフィット)

長年にわたり、ロードレースのトップシーンで活躍してきたヘルメット。
2014年のデビューから、人気は衰えるどころか、ここ数年日本でアジアンフィットがデビューしてから更なる人気に拍車がかかる SYNTHE は、まさに、サイクルヘルメットデザインの頂点を極めたモデル。
「FASTER IS COOLER」というコンセプトのもと開発し、”速さ” と ”涼しさ” という求められるものを全て洗い出し、徹底的に無駄を排除。
エアロ効果、軽さ、通気性、フィット感を追求しながらも、”美しい形状” にもこだわった末の洗練されたデザイン。

所有欲を満たす、機能美あふれるデザイン

独特な美しい弧を描くラインは、遠目から見ても ”それ” とわかるデザイン。
リラックスしたライン・デザインの中にも、クールで洗練されたGIROらしい柔らかなムードを醸し出してくれる。
両サイドに設けられたメッシュパネルは高級感も演出。パネル前方にはアイウェアドッグが備わり、サングラスを外した際にも収納できる、頼もしい配慮。

サイドから後部への流れるライン、そしてコンパクトにまとまったショートテール。
テール部に施される ”G” ロゴを含めたディテールは、今や SYNTHE を印象付けるモチーフとも言えます。
この部分に惚れている方も多いはず。 かくいうぼくもその一人😌

より快適なアジアンフィットに

美しい外観に加え、アジアンフィットとなった被りやすいフィット感は、やや深めの SYNTAX と比較すると、
頭部全体を包み込む様な内部形状はそのままに、軽くスッキリとした印象。
さらに、SYNTHE、SYNTAX 共に採用される通気構造 ”ウィンドトンネルベンチレーション” 技術においてもその差が現れます。

特に SYNTHE はクーリング性能においても徹底追求されており、外部シェルと内部ライナーの間のスペースをより多く設けられるように、シェル形状、EPSフォーム内側の溝といった、頭の上を風が突き抜けやすいよう綿密にデザイン・設計される。
これによって、常にヘルメット内部・頭部を涼しく快適にする工夫がなされています。

レースパフォーマンスをストリートでもスタイリッシュに!

エアロ効果・軽さ・涼しさ・フィット感・安全性、といったサイクリングヘルメットに求められるもの全てをバランス良く備えるべくデザインされた SYNTHE ヘルメット。

SYNTAX と比較して、少しシュッとした軽めのスタイリングに。

ロード・マウンテン・シクロクロス・グラベルなどといったレースシーンで本領を発揮するサイクルヘルメットでありながら、それでいて、街中などスタイル問わず、どこに持ち出しても尖ったレーシングスタイルのイメージも抑えられる大人しさも持ち合わせる。
そんな器用さが、今なお愛され続けるモデル、SYNTHE の ”シンセ” たる所以だと、ぼくは考えています。

人気に応えた再入荷!も、カラー・サイズによって残りわずかに!!?
商品詳細はこちら→ SYNTHE MIPS AF

あなたはどちらが好み?

SYNTAX、SYNTHE、と、それぞれの特徴とともに比較紹介してみましたが、みなさんはどちらが好みでしょうか?
まずは、用途やご予算などから絞り込み、カラーやデザイン、実際のフィット感、という具合に選択いただくのも良いかもしれません。
店舗でも、各種モデルご試着・比較ができますし、ご来店が難しい方には、お電話(03-6809-3998)やメールにて、詳細なアドバイスも可能です。

ヘルメットサイズの選び方については、下記のブログ記事もご参考ください。
GIROヘルメット サイズフィッティング 適正なサイズの選び方(前編)
GIROヘルメット サイズフィッティング 適正なサイズの選び方(後編)

あらゆるライド・サイクリングをより長く、快適に、楽しむために!

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内田 雅樹
内田 雅樹
学生の頃よりMTB(当時はATB)に乗って長旅や、冬はスキーで山籠り… そんな日々を経て、自転車販売にも長く携わってきた経験も活かし、現在はGIROブランドとともにライドスタイルを提案。 休日には、好みのスタイルで、お気に入りのバイクを連れてご機嫌なライドへ出たり、アート鑑賞や読書にふける。 ロード、グラベル、MTB、CX、さらにキャンプへと、ますます多方面へ遊びフィールドを拡大中。