2021.12.16

GIROシューズ サイズフィッティング 前編「GIROシューズの種類・フィット感の違いを知る」

みなさん、こんにちは!
Giro Studio Tokyo 内田です。

今回は、「GIROシューズ・サイズフィッティング」について。

初めてのビンディングシューズ選び、ご自身の足に合ったサイクルシューズ選び をするためにも知っておきたい「3つのこと」

足に痛みやストレスが無く、効率の良いペダリングをする、そして、気楽なサイクリングや、自転車イベント・レースを楽しむためには、足にしっかりとフィットするサイクリングシューズは不可欠です。
ここで、より快適で、フィット感を高められる、足に合った最適なGIROシューズの選び方について、下記の3項目について、詳しくご紹介してまいります。

・GIROシューズの種類・フィット感の違いを知る
・自分の足のサイズを正しく知る
・足の計測方法

【 GIROシューズの種類・フィット感の違い 】

目的や用途、好みに合わせて様々な種類の中からサイクリングシューズを選ぶ際に、それぞれのシューズの特徴やフィット感を知っておくと、的を絞りやすく選びやすくなってきます。

シューズのフィット感によっては、しっかりとしたホールド感の得られるもの、または、ほどよいフィット感によるリラックスしたものなど、好みや趣向に合わせ選択できるようになってきており、サイズ選択やフィッティングの際にも、このフィット感によって選択肢も変わってきます。
そこで、
まず初めに、GIROシューズのフィット感の違いについて、詳しく紹介しましょう。

GIRO最新モデルシューズのラインナップでは、
IMPERIAL、EMPIRE SLXといったメッシュアッパーを採用したトップモデルをはじめ、2020年にリニューアルしたEMPIRE、EMPIRE VR90、さらには、SECTOR、RINCON、RANGER、CADETといった最新モデル各種に至るまで。
2020年以降のモデルでは、これまでのもの(2019年まで)よりも、より柔軟な素材によるアッパー素材のアップデートも含め、快適性やフィット感といった部分で大きく改善されています。
特に、足型(シューズラスト)をごく自然な状態の足の形状に近づけられたことで、シューズ内部スペースを広くとることができ、比較的足幅の広目なアジア人にとっても、フィットしやすいものへと進化してきています。

GIROシューズのフィット感は、大きく分けて下記の4種に分類できます。

・2020モデル以降の最新モデル(IMPERIAL、SECTORなど)
・2019モデルまでの旧モデル(TECHLACEモデルなど)
・HV(ハイボリューム)モデル(EMPIRE HV)
・ダートモデル
(VENTANAやCHAMBER IIなどの下り系や、LATCHなどのフラットペダル対応モデルなど)

GIROシューズの新しいスタンダード「GIROシューズ 2020〜21モデル」

・2020モデルと2019モデルの違い
2020モデルでデビューした、IMPERIAL をはじめとする、新たなSynchwireメッシュアッパー素材を採用したモデルはもちろん、トップモデルから、ミドル・エントリーグレードまで各種モデルで、
これまで(2019まで)の、やや細身・タイトなフィット感と異なり、足幅・甲部分にも適度なゆとりを持たせており、さらに、自然な足の形状をかたどったように、シューズ先端内部の形状もわずかながらも広くとられていることで、快適なフィット感になっています。


・この写真は、EMPIRE E70 KNIT 2019(左)と、EMPIRE KNIT LTD 2020(右)の違い。
同じサイズでも右の方が、全体的にボリューム・足幅などが広く大きいのがおわかりいただけるだろうか。

・トップモデルとミドル・エントリーグレードの違い
IMPERIAL、EMPIRE SLX、EMPIRE、EMPIRE VR90、といったトップモデルと、
SECTOR、RINCON、RANGER、CADET、EMPIRE KNIT LTDなどのミドル・エントリーグレードとの違いは、フィット感・ホールド感にも違いがあります。
ロード・ダート、問わず、フルカーボンソールを採用した軽量で剛性のあるトップモデルに対し、カーボンコンポジットやナイロンソールといった、柔軟性のあるアウトソールの違いもありますが、
ヒールカップ(踵部分)のホールド感の違いも大きくなります。


・こちらは、トップモデルの EMPIRE SLX(左)と、エントリーグレードの CADET(右)。
踵部分の広さに注目してほしい。踵のホールドに優れるEMPIRE SLX(左)と、リラックスしたフィット感のCADET(右)。

柔らかいソールを採用したミドル・エントリーグレードは、踵部分の広さを含め、適度なゆとりがあり、全体的にリラックスした快適なフィット感になるように作られています。
対して、
フルカーボンソールを採用したトップモデルは、シンプルなワンピースアッパーであったり、ヒールカップも狭めに作られることで、足にピタッとしっかり密着しホールドします。
これにより、シューズへのフィット感が非常に高く、バイクとの一体感も一層得られることから、脚力をダイレクトに推進力へと転換できるようになってきます。

幅広・甲高の足形状に対応する、「GIROシューズ HV(ハイボリューム)モデル」

現状では、ロードシューズのトップモデル:EMPIREシューズに、幅広・甲高の足形状の方にフィットできるHV(ハイボリューム)モデル:EMPIRE HV があります。
足先端〜甲部分周辺まで、幅・厚み(高さ)が通常のものよりも増しており、内部スペースがさらに広がっていることで、幅広甲高の足形の方にもリラックスしたフィット感が得られるように作られています。

ダウンヒルやダートジャンプなど「GIROシューズ ダートモデル」

ダート・トレイルを自由に楽しむためのフラットペダル用最新ダートシューズ LATCH をはじめ、
VENTANA、CHAMBER II 、RIDDANCE、など、主に下り系のモデルや、RUMBLE VRのようなカジュアルなスニーカータイプも含めたダートモデル。
これらは、他のモデルと比較し、多少リラックスしたフィット感となり、主にトレイルの中での安定感や、ペダルグリップ、強度などを重視しており、ペダルをガッチリと捉える接地面積の広いしっかりとしたラバーソールで、トレイルなどの土の上でも歩行もしやすいことが特徴でもあります。

ちなみに、
同じ、GIROダートシューズの中でも、EMPIRE VRシリーズや、PRIVATEER LACEなどは、軽量MTB、グラベル、シクロクロス系の位置付けで、ロードモデルのIMPERIAL、EMPIREなどと似た、ピタッとしたスマートなフィット感となります。

GIROシューズ 各モデルごとのフィットの比較

ここでわかりやすく、モデル・フィットごとの違いをまとめてみましたので、サイズ選択の際には、このフィット感も踏まえた上で、選ぶようにすると良いと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。

・快適で、しっかりとフィット(レース)
IMPERIAL、EMPIRE SLX、EMPIRE、EMPIRE VR90(2020モデル)

・幅広甲高で、しっかりフィット(レース)
EMPIRE HV(ハイボリューム)

・快適でリラックスフィット(ロード・グラベル〜シティ)
SECTOR、RINCON、RANGER、CADET、EMPIRE KNIT LTD

・多少細身・タイトながらもリラックスフィット(ロード・グラベル〜シティ)
EMPIRE E70 KNIT、EMPIRE VR70 KNIT、PRIVATEER LACE

・細身で、しっかりフィット(レース)
EMPIRE ACC、EMPIRE VR90(2019モデル以前)

・安定感のあるリラックスフィット(MTB・グラベル〜シティ)
VENTANA、CHAMBER II 、LATCH、RIDDANCE、JACKET II 、RUMBLE VR

次回は、
いよいよ、実際のサイズフィッティングへ。
「自身の足のサイズを正しく知る」
「足の計測方法」
について、詳しくご紹介します。

GIRO  Love the Ride!

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内田 雅樹
内田 雅樹
学生の頃よりMTB(当時はATB)に乗って長旅や、冬はスキーで山籠り… そんな日々を経て、自転車販売にも長く携わってきた経験も活かし、現在はGIROブランドとともにライドスタイルを提案。 休日には、好みのスタイルで、お気に入りのバイクを連れてご機嫌なライドへ出たり、アート鑑賞や読書にふける。 ロード、グラベル、MTB、CX、さらにキャンプへと、ますます多方面へ遊びフィールドを拡大中。