GRAVEL IS FUN!!

GIRO GRAVEL BIKE PARK Madarao
立ち上げまでの想い

ダートカルチャーはいつもUSAから始まっている。それはなぜか?USAへ行くと改めて感じるのは、数多くのジープ道と呼ばれるダートの道路が無数に存在。そしてスケールもデカい。カリフォルニア マリンカウンティからビーチクルーザーでダート遊びをする連中からマウンテンバイクが始まり、そして新たな遊び方のグラベルがまたUSAから新たに巻き起こる。それは、いつも気の赴くままに楽しむアメリカ人の開拓スピリットが詰まったものを感じる。開拓者、ワイルド、カッコイイ、新たな挑戦。いつもダートに感じる匂いだ。
グラベルは、実はアメリカ国内でもまた各国でも様々な遊び方がされているのがおもしろい。地形が違えば、路面や気候も違う。定義はなく、オンロードだけでなく土の上も境なく自由に遊ぶこと。それが、グラベルの醍醐味と自分は感じている。しかも今なお自由に進化していっている。本当にフリーダムなのがグラベルなのだと思っている。

自分たちが育った環境はダートが身近にあったから、ダートを愛する そのような生い立ちができたのだけど、いざ自分たちが子供を持った時にそんな環境が身近にある人の方がレアで貴重なもので、子供の時にした体験はかけがえの無いものであったと認識するようになった。
子供でも、大人でも土の上を自転車で走り、自然を感じる心地よさを感じてもらいたい。そう感じる。
2020夏、ダイアテックの加納、増田にてフィールドの作成が信越・斑尾にて始まった。
そのテーマは、アメリカで始まった土の上で遊ぶGRAVELをテーマにしたフィールド。
ある意味、今までの2人の人生の集大成となる場がここにスタート。ワクワクするこの感覚。
そんな思いでここのフィールドの制作が始まったのだ。

なぜ日本の中でも
信越エリア斑尾が選ばれたのか??

実はこのエリアが、トレイルランニングの聖地であり、土の上で遊ぶことに理解があるエリアだと昨年のグラインデューロを開催することで知ることができた。林道がひしめき合い、無数のトレイルが整備されているエリア。 こんな広大なスケール感のダートが存在するエリアは、日本に他にないんじゃないか?って。 こんな興奮は久しぶりだったことを覚えている。 そして、信越は今なお日本らしい文化が守られていることに感動を覚え、でも新しいことも取り入れて行こうとする熱い思いのローカルがいてくれた。 2020年そんな背景から、信越エリア斑尾にてフィールド開拓がスタートがした。

GIRO GARAVEL BIKE PARK MADARAO

3カ年計画でのフィールド作成。
「初めてダートを走る子供達や大人がキャッキャとキャンプをしながら楽しむ」こんな理想を掲げ、桑を持って造成はスタート!
自然を感じることができるように作っていく。大きなバンクなどの造作は極力作らず、自然の地形を最大限生かした作りを目指す。
実は斑尾はキャンプ場が大人気。大きなフィールドにゆったりとキャンプできるなかなか無いキャンプ場となっている。
その周辺に3年をかけてグラベルパークを作ると言う壮大な計画だ。
2020年は、キャンプ場周りのルートから着手!

FROM DIATEC

加納 慎一郎(写真)

加納 慎一郎

自転車が子供の頃から大好きでしかたなかった。どこへ行くにも、どんなに近くても自転車で行く。雪が降ればチェーンを自作して走りまわる。ダートが大好き。フレームやトレイルも思い通りのものがないから自分で作った。無いものは作るがモットー。
20代30代と本能のままに好きなように行動させてもらった。そして今40になって、今なお自転車人生が続いている。次へ繋いでいきたい。

増田 直樹(写真)

増田 直樹

25年前にツーリングがしたくてMTBを手に入れ琵琶湖一周を。
その後土の上に辿り着くにはそう時間はかからず、さらに1年後にはダウンヒルレースにハマっていた。日本一になったり、世界選手権へ行ったり、アメリカNo.1になったりしたけど、今でも楽しく自転車と関わっている。
気付けばあの日から片時も離れず自転車に触れてきて、これからもそうであることが楽しみでしかたない。