GIROは1985年にアメリカ、カリフォルニア サンタクルズで創業し現代の自転車用ヘルメットの形を最初に世に出したブランドです。
現在、アメリカで自転車競技用ヘルメットを（累積で）一番販売しています。
そんなGIROの視点でヘルメットの選ぶポイントを簡単にガイドします。
今回は突出した機能を求めるトップエンドのヘルメットは除き、予算２万円までのロードバイクに使えるヘルメットで基本になる仕様から見てみます。
ここを知っておくとヘルメット選びが非常にスムースになると思います。
試着さえすればサイズを知らぬとも実際のフィット感を知ることができますが、自分の頭囲サイズを知っていれば試着する際にもある程度の参考にはなるでしょう。
オンラインでヘルメットを選ぶ場合は、このサイズを知ることは絶対条件になってきます。
1、頭囲サイズ（頭部外周）の計測
頭部の外周を、耳の上から平行に、眉の上を通り、後頭部の一番出ている部分の3点を結ぶように水平にメジャーを一周させて計測します。
メジャーがない場合には、紐を使い一周の長さを測った後にその紐の長さを測定することでも計測することができます。
ヘルメットメーカー、そして製品ごとにサイズの設定は様々です。
購入を検討するヘルメットを比較する時に自分のサイズがラインナップに有るのか、まず調べていきましょう。
欲しいヘルメットに適正サイズのラインナップない場合は、無理せず別の候補を選ぶことをおすすめします。
日本のヘルメットブランドもありますが、ヘルメットを作る会社全体を見ていくと90％は海外のブランドになります。
この中で、丸頭が多いとされるアジア人向けに専用設計のヘルメットのラインナップを作っている海外ブランドも増えてきています。
良く言われる丸頭と楕円頭の違いが一目瞭然
日本人はこめかみ辺りから側頭部まで幅が広く、さらに前後にも詰まっていることから丸形になる人が大半を占めます。
変わって欧米人の頭は側頭部はかなり狭めで、前後に出ている形状の方が大半を占めます。
ピーナッツ形状と形容されるように前後に楕円形になります。
アジアンフィットは幅が広めで、前後に短く（真円に近い）
グローバルフィットは前後に長く、幅が狭め（前後に楕円）
アジアンフィットは文字通り、アジア圏でしか流通していないモデルになります。
海外通販で手にするヘルメットは基本グローバルフィット、各社アジアンフィットは国内流通でしか手に入りません。
製品名にAF（アジアンフィット）、WF（ワイドフィット）、ROUND（丸型）と記載のあるヘルメットはアジアンフィットモデルと言えます。
（日本のヘルメットメーカーさんはアジアンフィットが基準ですので記載はありません）
JCF認証マーク
日本の安全規格に適合している証
重さも気になるところですが、有名ブランド数社の２万円以下のヘルメットでスペックを比較してみたところこのような結果に。
価格が手頃な方が軽い。
予想と反していませんか？
高いヘルメットのほうが軽いと思われるかもしれませんが意外な結果になりました。
すべてのブランドでこの方程式が成立するわけではないと思ますが、軽さは価格に直結せずむしろ価格に合わせた機能が付加されていたり、よりフィット感を良くするための構造が価格に反映され最低限の重量増はあるようです。
製品ごとの構造により重量差はあれど、それでもおおよそどの製品も300g程度には収まっていました。
300g以下であれば十分軽いと思っても良いかもしれません。
| ブランド | GIRO | GIRO | KABUTO | KABUTO | LAZER | LAZER |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 製品名 | SYNTAX MIPS AF | REGISTER 2 | VOLZZA | REZZA-2 | Strada KC AF | Tonic KC AF |
| 価格 | 19,800円 | 9,790円 | 20,680円 | 11,880円 | 14,520円 | 10,120円 |
| 重量（Mサイズ相当） | 297g | 255g | 235g | 215g | 290g | 270g |
GIRO シンタックスミップスは、アジアンフィット設計のMIPS搭載のヘルメット。
横幅が広く、深めにデザインされており、頭をしっかり保護します。
頭部形状のデータ収集を重ねて、アジア人、日本人に向けて作られた専用のフィッティング設計。
奥行きも広めですので、日本人にとって非常に被りやすい形状になっています。
サイズ展開は、S、M、L、と3サイズ。 男性のみならず、女性にもジャストフィットの人気モデル。
重量：297g（Mサイズ）
Giro でご紹介する製品「国内正規品」には「２年保証」「60日 サイズ交換保証」の安心サポートがあります。
各メーカー商品にも保証のサービスがあります。内容は各メーカーにより内容が異なります。
