(競技が無くなり恥ずかしいですが‥)元4X日本代表のダイアテックスタッフ増田。
私見が多く入りますが、フラットシューズ好きの意見として是非ご覧ください。
MTBを始めた頃はビンディングが速く走れると思い込んでいたので、レースではビンディングを使っていました。
しかし、レース以外のライドは100%フラットシューズでした。
そっちの方が練習になるというのもありますが、その頃からフラットペダルには、自由さというか、速さだけではない楽しさに魅力を感じていたのだと思います。
そんな時に使っていたのは、最初は普通のしっかり目のスニーカー、VANS(当時はフラットペダル用としては定番)、ナイキ(MTB用が出ていた)、FIVE TEN Impact、GuideTenie‥などなど、ここ最近ではGIROを扱いながらも某有名MTBシューズに浮気したり。
そう、他社ですがファイブテン。
定番としてはインパクトやフリーライダーというモデルでした。
そんな中、ガイドテニーというモデルがあり、元々はクライミングする場所へ行くためのアプローチシューズでした。これがトレイルライドには隠れた名シューズでした。
FIVE TEN自慢のステルスラバーソールのC4を採用しており、歩行性能が非常に良く、押上げもストレスがなかったのです。
そして、GIROの扱いが始まり数年。
事あるごとに「こんなシューズが欲しい」という話しをGIROのメンバーとしてきました。
もちろんMTBのフラットシューズといえば下り遊び(ダウンヒル)系が多いので、まずはLATCH、DEEDをリリース。
その後ついに出てきたのがこのTRACKERです。
1, 軽い
2, 薄い
3, 情報が伝わる
4, グリップ力
5, コントロール性
周りのベテランに聞いても、だいたいこれになってきます。
TRACKER fastlaceはなんと331g(42片側実測)
バイクは多くのお金をかけて軽量化するのに、シューズだけで100gとか150gとかプラスになるのはモヤモヤしてしまいますね。
調べた中で他社だと薄いもので18-19mm。
TRACKERは11mm。
今ペダルは薄いものを求めていく傾向ですが、例えばTRACKERソールに+7mmあったとしたら、ペダルだと両面あるから+14mmです。
とても検討の余地のある数字です。
重心を下げることも重要ですが、足裏でペダルを掴む感覚、これが重要。
海外ブランドもしっかりしてるけど、体重がかかっているからシューズとペダルが引っかかっているだけというか、なんとなくそういう感覚。
思うに日本人が好きな感覚はそうじゃない。
日本人はもっと繊細な感覚を大切にするというか、ペダルを感じられる、路面の情報をもっと掴めた方がいいというか。
バイクの挙動、特に見えていないリアタイヤからの情報がペダルからシューズを介して掴めるかどうかが重要だと感じます!
GIROオリジナルのTACKラバー
ブロックの形状が台形になっていて、並びが不規則!
この不規則性がペダルへのかかりの良さと、咄嗟に足を出したい時に出せる!
同じフラットシューズでダウンヒル寄りなLATCHやDEEDと全く同じコンパウンドを採用。
なので、ペダルとのグリップはお墨付き!
これはアッパー素材との組み合わせによるもの。
TRACKERのアッパーは薄く通気性、速乾性が高いが、伸びないので動かした時にすぐ一緒に反応してくれる。
ビンディングにはメリットもありますが、デメリットやリスク、慣れも必要に。
TRACKERはそんな心配事が全く無くなります。
選んでいくとビンディングがいらない。となる方も出てくると思います。
100kmを超えるイベントにもTRACKERで出てみました。
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