梅雨も明け、いよいよ本格的な夏が到来しました。
近年の夏は猛暑・酷暑が常態化しており、サイクリストにとって「暑さ対策(熱中症対策)」はパフォーマンス維持や安全のために極めて重要な課題です。

それは世界最高峰のロードレース「ツール・ド・フランス」でも同様です。
今年は最強クラスの熱波が襲来し、例年の平均気温が20〜25℃に対し、今年は32℃と異例の暑さで、各チームにとって暑さ対策が勝敗を分ける最重要ミッションとなっています。
そんな過酷な状況下において、 Team Visma | Lease a Bike(チーム・ヴィスマ・リースアバイク)の機材選びに大きな変化が現れています。

昨年は空力性能を重視し「ECLIPSE」や「AEROHEAD MIPS」をメインに使用していましたが、今年は、多くの選手が「ARIES(アリーズ)」を着用しています。

それは、ARIESがGIROのラインナップの中で「最も通気性に優れたモデル」だから。
今回は、安全性と快適性(通気性)を極限で両立し、プロが過酷な熱波を乗り切るために選んだ「ARIESが求めた暑さ対策とテクノロジー」について詳しく紹介します。

従来の安全技術「Mips(ミップス)」は、ヘルメットのインナーパッドの裏側にプラスチック製の薄いシート(ライナー)を配置していました。

従来Mips
しかし、このシートが頭部を覆うため、ヘルメットの通気口を塞いでしまい、「汗や熱気がこもって蒸れる」という弱点がありました。
そこでGIROは安全性と通気性を両立した「SPHERICAL TECHNOLOGY(スフェリカルテクノロジー)をMips社と共同開発し、この問題を根本から解決しています。

ヘルメットの衝撃吸収シェル自体を「内側」と「外側」の2層に分割し、ボールとソケットのようにそれぞれが独立して滑るように動くことで衝撃をいなします。

頭部に直接触れる内側が非常にすっきりしたため、走行風が遮られることなくダイレクトに頭皮へと届き、フィルムによって発生していた「汗蒸れ」を徹底的に防ぎます。
最高峰の安全性を確保しながら、これまでにない涼しさを実現した技術です。

ヘルメットの涼しさを追求するには、風を取り込むベンチレーション(通気口)を大きくしすぎるとヘルメットの強度が低下し、万が一の転倒時に頭部を守れなくなってしまいます。

そこでARIESで採用されたのが「AURA II(オーラ ツー)補強アーチ」というシステムです。
半透明の頑丈なアーチを2本平行に走らせ、極限まで通気性を高めつつ、ヘルメットの剛性(強度)をしっかりと確保しています。

ARIESはパッドの面積が極限まで少ないのも特徴です。
蒸れや通気性を阻害する原因となるパッドを減らすことで、究極の通気性を実現しています。

さらに額のパッドは2種類付属しており、汗や臭いの対策も万全です。

純銀を織り込んだ「Ionic+(アイオニックプラス)」を採用。
高い抗菌・消臭効果を発揮し、大量に汗をかく夏場でもヘルメット内部を衛生的に保ち、不快な臭いの発生を抑えます。

「Ionic+」パッドの内部に特殊な中空シリコンチューブを組み込んだ「DryCore®(ドライコア)システム」を搭載したパッドです。

・汗が逃げやすく、吸収しやすい
中空チューブがあることでパッドの立体感が維持され、汗を効率よく吸収・誘導します。
・目に汗が垂れにくい
額に溜まる汗を効果的にキャッチし、顔の側面(こめかみ側)へと逃がす構造になっているため、走行中に「目に汗が入って痛い」「前が見えなくなる」といったストレスを激減させます。

それぞれパッドの厚みも若干異なるので、好みのフィッティングに合わせてお選びいただけます。


GIROの「ARIES SPHERICAL」は、ただ単に軽いだけのヘルメットではありません。
レースシーンでもライダーを守り抜く安全性と通気性を兼ね備えたモデルです。

高温多湿な日本では、特にその恩恵を受けることができます。
さらに、日本で展開されているモデルは、日本人の丸みのある頭部形状に合わせた「アジアンフィット(AF)」仕様。

横幅や奥行きが最適化されており、しっかりと深く被ることができます。
熱中症のリスクを抑え、この夏を安全かつ最高のパフォーマンスで駆け抜けるために、ぜひGIROのARIESを相棒に選んでみてはいかがでしょうか。