こちらはGIROでは『DOME』と呼ばれるヘルメットのテストラボです。
ヘルメットブランドは世界中に本当に多くあります、数年前のユーロバイクなどで出展していたヘルメットブランドは100を超えていたそうです。
でもライダーの安全を守るものなのに、製造工場の企画品を少しモディファイして名前を乗せただけの物がまだまだ多いのも事実。
もちろんそういったブランドの安全基準は、販売するためのテスト基準をクリアさせるためだけに…
ところでこの『DOME』はどこにあると思いますか?
なんとGIROの社内にあるのです!
販売するためだけの規格を通すだけでは意味がない。なぜか?ヘルメットは自身の安全を守るためだけのものではなく、その家族の生活も守るものである。という信念から。
アクシデントから身を守れば、その家族の生活も守ったという事。
そこまでの思いがあるからこその自社内のテストラボなのです。
じつはここまでは知らなかったのですが、低温、高温、ウェット、色々なコンディションにしてテストしています。
もちろんレースで勝つための研究開発も抜かりありません。
風洞実験装置はその最たるものでしょう。
ヒートセンサー君も大活躍です。
その上でGIROってなんだかスタイルが好きだから被ってるなんて言われた日には、あぁその方の家族の安全も守れたら良いなと感じます。
ちなみにGIRO社内には駐輪スペースが何箇所もあって、ランチライドや、仕事終わりのライドを楽しんでいる、本当に色々な人がいてそれぞれのスタイルで楽しんでる。実際に自分も乗って、選手もサポートして、同じ気持ちで一緒に製品開発ができるって良いですよね。
ライドの話しになってくると、またまた熱くなってきて、TACKソールについて語り始めてくれるエリック。今はLATCHだけだけど、近日新しい情報がお届け出来そうです。こちらもお楽しみに!
目立つところはチームへのサポートやGRINDUROへのサポートなどかもしれません。選手の安全快適も大切です、でも実際に自分が使うなら?自分の家族に使わせるなら?という事も考えてモノ作りをしています。それは快適であることも重要だし、安全であることももっと重要、普段から使おうという気にさせてくれるという事も重要。
これほどまでほぼ全てを、自転車好きなメンバーで自社内で完結しているブランドって実は他には無く、実際にサンタクルーズのトレイルでも街中でもGIROってよく見かける。結局のところそれは実は乗る人目線で物作りができている証に違いありません。
『RIDE of NorCal』のシリーズ続きます。