2023.01.19

GIRO新型ヘルメット ARIES SPHERICAL で実走。インプレ速報!

【2023/09/21 追記 現在の製品はアジアンフィットになっております。】

みなさん、こんにちは!
Giro Studio Tokyo 内田です。

ついにこの時がやってきました!
そう、待ちに待ったGIRO新製品 ARIES SPHERICAL(アリーズ スフェリカル)の発表。

GIROの新たな発表には、いつも必ずと言っていいほど驚きと感心があり、毎回どんなことをやってくるのか!!?、ワクワク感が止まらない。

実は昨年夏の終わり頃、本社より来日したEricからも、新年に大きなサプライズローンチがあるから楽しみにしてくれよ!と、、、
そんなこと言われてしまったら、気になって仕方ない性分の私。。しかし、調べようにもキーワードもなく、悶々とする日々が続いていました。

AETHERを凌ぐ!?、新型ヘルメットが登場すると判明したのも、つい昨年末のこと。
もうワクワクが止まりませんでした。

そしてついに、この日がやってきた!というわけで、
早速、実際にARIESを着用して走ってきましたので、インプレ速報をお届けします!
商品の仕様・詳細については、オンラインストアの商品ページ(ARIES SPHERICAL)をご参照いただくとして、
ここでは、僕の私見とはなりますが、実際の使用感を中心にお伝えしていきたいと思います。

LIKE NOTHING !!?

何も着用していないほど自然なフィット感!?、ということもさる事ながら、頭部全体をしっかりと守られてる感がハンパない!
というのが、ARIESを着用し、まず初めに感じられた率直な感想。

僕は、最近ではグラベルバイクに乗ることが多くなっていて、HELIOSを愛用中。
その前までは、ロードバイクの出番が多かったこともあり、もっぱらAETHERの使用率が高かったですが、グラベルのように砂利や悪路、段差などといったあらゆる様々な路面コンディションで、僕の頭部形状に快適に何よりしっくりきている(深く守られてる感が高い)のがHELIOSだから、というのが一番の理由。

安定感よく包まれる、心地良いホールド感

そのHELIOSに比べても、ARIESはフィット感・安定感が強く、ホールド感が良い。
僕の私見ですが、AETHERは何よりもフィット感・ホールド感が高く優れているのですが、感覚的に少し浅め(特に後頭部)。
HELIOSは、ややゆとりを持ったフィット感で、後頭部まで包んでくれる安心感もあり快適。

そう、何が言いたいかというと、
ARIESは、これらAETHERとHELIOSの特徴の良いとこ取りというわけです。

ARIESのフィットシステムはこれまで通りの、ROC LOC 5 AIR で、上下に3ポジションの位置調整と頭囲のダイヤル調整が簡単に可能。
では何が違うのか、というと、シェルの深さや奥行き形状、角度、フィットシステム位置とのバランスの良さが影響してるように思います。

これまでにないほど、抜群の風抜けの良さ

走り出して、ちょっと驚いたのは、しっかりとした被り心地・着用感でありながらも、抜群の風抜けの良さ。
この日は気温もやや低く風も多少ありましたが、ARIESの着用感を確かめるために、敢えてキャップなどは着用せずに試しましたが、風が頭部に直接当たりやすく、見事にすり抜け、とにかく頭が寒かった。。。(苦笑)

AETHER、HELIOSからの進化として、僕が特に感じられた「風抜けの良さ」

これは、AETHER譲りの大胆に肉抜きされた大きなベンチレーションホールから入る風の後処理(整流しつつ排出する)がキモとなっているかと思います。

要は、ヘルメット後部のエアスルーがめちゃくちゃ良くなっていることに起因していると思います。
前部から頭頂部を通り、そして後部へと抜ける風の通り道が、これまでのヘルメットにはないほどに巧妙で、風の通り道が広く効率的に抜けやすく設計されているように感じられます。

汗の処理・クッション性に優れた新しいインナーパッド

それと、新しいインナーパッドも良い仕事をしてくれているようです。

Dry Coreという新たなシステムにより、パッド内にシリコンビーズが入り頭部とヘルメットの間に隙間を作り乾燥させやすいことこの上ない。

また次回には、改めて真夏のヒルクライムなどでの大量の発汗量でも、ガッツリ試してみたいと思います。

それと、今回ARIESには、ノーマルのionic+インナーパッド(Dry Core無し)も付属しています。

こちらは、Dry Coreの入ったものよりも僅かに薄い通常のパッドとなっているので、フィット感の好みにより選択いただいても良いかと思います。

密かに人気の嬉しい機能、アイウェアドッグ装備

それと、忘れてはいけない嬉しい機能、アイウェアドッグもしっかり装備。

薄曇りや濃霧、夜間など、視界の良くない時や、バイクを降りた後などにサングラスを外したとき、ヘルメットにホールドしたい!
そんなみなさんの要望に応える、隠れ??人気の機能である、アイウェアホルダーが、ARIESにも備わっています。

大型ベンチレーションホール両サイドにシリコングリッパーが配置されているので、写真のようにサングラスを逆さに差し込めば、安定感良くホールドできます。

【2023/09/21更新】


Giro Studio Tokyoでご紹介する製品にはすべて「国内正規品」「2年保証」「60日 サイズ交換保証」の安心サポートがあります。


内田 雅樹
内田 雅樹
学生の頃よりMTB(当時はATB)に乗って長旅や、冬はスキーで山籠り… そんな日々を経て、自転車販売にも長く携わってきた経験も活かし、現在はGIROブランドとともにライドスタイルを提案。 休日には、好みのスタイルで、お気に入りのバイクを連れてご機嫌なライドへ出たり、アート鑑賞や読書にふける。 ロード、グラベル、MTB、CX、さらにキャンプへと、ますます多方面へ遊びフィールドを拡大中。