2023.01.09

THE GIRO STORY

こんにちは、Giro Studio Tokyo ナカザトです。

昨日のことです、店頭にヘルメットの修理相談でご来店のお客様が。

コレクターとして、残しておきたい衝動に駆られる歴史的モデルのヘルメット。

さすがに使用には耐えられないほど古くなってしまっているので、安全を考慮し買い替えを検討していただきましたが、そのヘルメットにはたくさんのライドの思い出があるということできれいな状態で保管をすることに。

GIROは今まで世界的に衝撃を与えるような製品を創業当時から常に発表してきていました。

その歴史を今日は少しご紹介。


創業40年を目前にまだまだ進化する「GIRO」

1985 THE LOGO

Jim Gentes は、エクスペリエンスとパフォーマンスを向上させるデザインソリューションに重きを置いてブランドを確立しました。彼がスケッチした「ツアーもしくはサーキット」を表現したロゴは、バイクの究極のフィーリングを体現しています

1985 ADVANTAGE

Advantage™ ヘルメットは、科学的根拠に基づき機材が再考されつつあるトライアスロンという新しいスポーツで、ライダーがハウリングする風を抑え込むことに役立つように設計されました。

1986 PROLIGHT

ジムは軽量で高性能なヘルメットの試作品をロング ビーチの自転車ショーに持ち込み高い評価をえることに成功します、当時10 万ドルのオーダーを獲得したと言われています。

1989 AEROHEAD

ツール・ド・フランスは、グレッグ・レモンが新しいエアロ機材 (Aerohead™ ヘルメットを含む) を使用し、3 週間に渡るレースを わずか8 秒差で制し優勝したことが語り継がれることとなります。

1990 AIR ATTACK

Air Attack™ は、サーフィンにインスパイアされたファイバーグラスで補強され、転倒時の衝撃を緩和させることができるようになりました。サンタクルズがジロの本拠地であることを実証しています。

1992 BOTTLE ROCKET

広口のスクリュートップ開口部を備えたモジュラーウォーターボトルを市場に投入します。何十年にもわたってサイクリングのアイコンであった「ポップトップ」ウォーターボトルは、ジロのボトルロケットデザインによって後に消えていくこととなります。

1994 ROC LOC

Roc Loc® は、木の根が生い茂る中や岩の上を走るときのヘルメットの安定性を大幅に向上させました。ジョックストラップについていろいろな議論がでますが、すぐにすべてのヘルメットにジョックストラップが付くこととなります。

1998 SWITCHBLADE

ロングトラベルのサスペンションを持つバイクはマウンテンバイクの新時代の到来を告げ、フリーライダーのニーズを満たす初のモジュール式フルフェイスヘルメットを開発しました。

1999 NINE

Giro は、通気孔を備えた軽量のスノーヘルメットを発表します。被ることに疑問を持つ人達は確かにいましたが、リアルなライダーはそれを受け入れ、冬の山でヘルメットを被ることが普通の光景になっていきました。

2003 XEN

Xen™ は、XC ヘルメット、スケートヘルメット、モトスタイルの要素を融合したものです。その結果、ヘルメットの「トレイルライディング」カテゴリーを確立するヘルメットの礎が完成しました。

2004 SNOW GOGGLES

ゴーグルのカテゴリーに参入して間もなく、レンズ交換システムを可能とする最初のメインストリームゴーグル、Manifes™ を導入します。

2008 CYCLING GLOVES

ジロは、ハンドルバーを握るときのフィット感と感触を向上させるために、型にはまらない仕立ての「マルチパネル」構造を取り入れたグローブのラインを設計スタートさせます。

2010 FOOTWEAR

この年Giro は、フィット感、快適性、順応性が際立つサイクリングシューズをデビューさせます。多くのライダーは、ペダルを回すことがこれまで以上に快適になったとインプレしています。

2012 AIR ATTACK

エアロダイナミクスの影響を受けてバイクのデザインは変化していきます。そこで従来の考え方を突き破るエア アタックを再開発します。このヘルメットでオリンピックの金メダルを続出させることになります。

2013 APPAREL

無酸素運動のトレーニングだけでなく、アウトドアアドベンチャーを自由に楽しむためのサイクリングアパレルをデザインしました。 ライダーはどのようにドレスアップしライドを楽しむのかを選択できるようになっていきます。

2016 VIVID OPTICS

コントラストと鮮明度を高めるために、ZEISS Optics で開発しました。VIVID レンズは、目の疲れを軽減し、明暗の反応速度を向上し、色が飽和しすぎることなく正確な視界を実現します。

2016 AVANCE MIPS

高度なカーボン素材と MIPS Spherical と呼ばれるエネルギーを分散させる事が可能な新しい構造を組み合わせたワールドカップダウンヒルスキーレーサー向けの究極のヘルメットを発表します。

2018 AETHER MIPS

Aether MIPS は、エアベンチレーション機能に長けたデザインと MIPS Spherical テクノロジーを組み合わせて、サイクリストの頭部の保護レベルを向上させました。これは、安全面をリードする Giro の考えの証となります。

2023 今年は???


GIROが市場を変えている

振り返ってGIROのヒストリーを見ていると、当たり前に身につけている今の装備がGIROによって生み出されていたのですね。

ウォーターボトルがはめ込み型キャップ式からねじ込み式の開口部に変化していったのもGIROがきっかけだったとは知りませんでした。

私も自転車に乗り始めて35年ほど、当時周りのオジサマたちがPROLIGHTを得意げに被っていたのを中学生には買えず、憧れてみていた気がします。

グレッグ・レモンがとんがったヘルメットを被り、DHバーを付けたバイクでシャンゼリゼを走っていた映像はいまでも鮮明に思い浮かびます。

そしていまはグラベル、オールロードとまた新たなバイクの可能性を発信しつづけるGIRO

ライドを楽しむためには機材も必要な要素。

安全で、快適に、そして自由に。

今年もGIROからの発信が見逃せません!


Giro Studio Tokyoでご紹介する製品にはすべて「国内正規品」「2年保証」「60日 サイズ交換保証」の安心サポートがあります。


NakazatoKei
NakazatoKei
中学からロードに乗り、20代で自転車を生業とする生活がスタート。 その頃からダウンヒルにハマり当時は毎週岩岳か富士見にいる生活を送っていた、いまはのんびりマイペースに漕ぐのが楽しい。 収集癖があり3拠点に16台の自転車を隠し持っている。