2026.10.20

MIPSとは? GIROのFIXTURE・ISODE・REGISTERに搭載モデルが登場

MIPS(ミップス)は、多方向衝撃保護システム。転倒時に頭へ伝わる回転方向の力を減らすことを目的とした、ヘルメットの安全技術です。

このMIPSを搭載したモデルが、GIROのFIXTURE・ISODE・REGISTERに加わりました。街乗りや通勤、週末のサイクリングでも、回転方向の衝撃への対策を選べるラインナップです。


衝撃を吸収するEPSに、回転への対策を加える

通常自転車用ヘルメットの内部に使われるEPSフォームは、衝撃を受けるとつぶれる素材です。
この変形によって衝撃エネルギーを吸収し、頭部へ伝わる力を小さくしています。

転倒時には、ヘルメットが路面へ斜めにぶつかることがあります。路面との摩擦によってヘルメットが急に回されると、頭部にも回転方向の力が加わります。

この急な回転は、脳の組織にねじれや伸びを生じさせる負荷につながります。MIPS搭載ヘルメットは、EPSによる衝撃吸収に、この回転運動を減らすための仕組みを組み合わせています。


頭とヘルメットの間に10〜15mmの動きをつくる

MIPSの中心となるのが、ヘルメット内部の低摩擦層です。特定の斜め方向の衝撃を受けたとき、ヘルメットが頭に対して10〜15mm動けるように設計されています。

衝撃時には、頭とヘルメットが強く押し付けられ、その間の摩擦も大きくなります。低摩擦層は、この大きな荷重がかかった状態でも滑る動きを生み、頭へ伝わる回転エネルギーを減らすための構造です。

GIROでは、この低摩擦構造をフィットシステムと組み合わせて搭載。頭にフィットさせた状態でも、衝撃時には頭とヘルメットの間に動きを生む設計です。

MIPSは、ヘルメットのモデルとサイズに合わせて組み込みます。衝撃試験では同じモデル・同じサイズでMIPSの有無を比較し、頭部の回転運動がどのように変わるかを検証しています。


FIXTURE・ISODE・REGISTERの3モデルにMIPS搭載モデル登場

かぶりの深さやバイザーの有無など、形状の違いから選べる3モデルに新たにMIPSとモデルが登場しました。

通常のヘルメットから一歩先の安全性を搭載したヘルメットです。


FIXTURE MIPS II|後頭部まで深く覆うMTBスタイル

後頭部を深く覆うシェルと、大きなバイザーが特徴のFIXTURE MIPS II。MTBやグラベルなど、未舗装路でのサイクリングを楽しむ方に向くモデルです。

クロスバイクやミニベロなど、普段着で乗る自転車にも合わせやすいデザイン。バイザーは取り外せるので、服装や使い方に合わせて外観を変えられます。


ISODE MIPS II|コンパクトな形に19か所の通気口

ISODE MIPS IIは、ロードヘルメットを踏襲したコンパクトな形状。19か所の通気口と、内部に設けた空気の通り道によって、走行中の通気性を確保しています。

前側の通気口には、虫の侵入を抑えるバグメッシュも装備。ロードバイクでのサイクリングやクロスバイクでの通勤に、バイザーのないすっきりした形を選びたい方に向いています。


REGISTER MIPS II|ロードスタイルに着脱式バイザーを追加

ロードヘルメットの形状と通気構造に、着脱式バイザーを組み合わせたREGISTER MIPS II。街乗りから週末のサイクリングまで使えるモデルです。

バイザーを付けたカジュアルなスタイルと、外したスポーツ寄りのスタイルを使い分けが可能です。


キャップの併用や家族との共有にも。54〜61cmのユニバーサルフィット

3モデルとも、ユニバーサルフィットを採用しています。成人用のフリーサイズは頭囲54〜61cmに対応。頭を囲むバンドを後頭部のダイヤルで調整し、ワンサイズで幅広い頭囲をカバーします。

キャップの上からかぶるときも、その厚みに合わせて締め具合を調整できます。

調整幅が広いので、家族で共有しやすいのも特徴です。