LUDICROUS AF TEST結果
テストは3種類
サイクリング業界にはルブのテスト基準がありません。
そこで、当社のデータの実証を独立研究所に依頼。世界最速のレース用ルブの成分を決めるべく、3種類のテストを実施して、率直かつ健全な評価を行いました。
1. 独自テスト
2.独立研究所によるテスト
3.エリートレーサーらによるフィールドテスト
選別テストの概要
■摩擦係数 – 動力計(ダイナモメーター)
■摩擦係数 – トライボロジーラボ
■摩耗分析
選別テスト
Ludicrous AFは、パフォーマンスのみに焦点を当てたレース用ルブ。
世界最速のルブを目指して開発を行う中で、30種類以上のレース用ルブを社内の動力計(ダイナモメーター)を用いてテストしました。
なお、それらルブの多くは、UCIのワールドチームが現在使用しています。ライバルとなる製品を選別し、より詳しい分析を行うことがこのテストの目的です。
摩耗量(摩耗の評価)
ライダーはスピードと耐久性を求めます。そこで、Ludicrous AFの耐摩耗性も調べました。
今回も社内のトライボロジーラボにて、摩耗試験規格ASTM G133に従い、他のライバル製品とともに耐摩耗性をテストしました。
以下の2つのグラフから、Ludicrous AFが最も耐摩耗性に優れ、チェーンとグループセットの両方の状態を維持していることがわかります。
左側のグラフは結果の全容を示していますが、データの幅に大幅な差があります。そこで、Ludicrous AFとSynergetic Dripルブの性能差を抜き出したものを右側のグラフに示しました。
高精度・マルチトルクのトランスミッションを用いて、NEW MOTION LABSで以下を測定しました。
■総合的なワット効率
■ブランドごとのワット効率
■摩擦係数 – 競技レベルでのブランドごとのワット効率
実走によるデータ
上記のラボのテスト以外にも、さらなる性能を把握するために実際に走行してデータを集めました。
ルート、天候、コンポーネントは、各テスト走行で統一しています。
以下のグラフは、ワールドツアー用チェーン(994番と997番)の損失ワットを示しています。どちらも、2名のライダーが2セットのチェーンの最適化を3回行いました。
2つのグラフから、チェーン最適化を繰り返すメリットと、Ludicrous AFがもたらす再現性や性能の一貫性がわかります。
どちらのグラフも事実上一致しており、Ludicrous AFとそれを使用したチェーンから、予測可能かつ一貫した結果が得られることがわかります。これは、小さな性能差がもたらすメリットを追求するプロチームにとって、非常に有益です。ルブの性能を常に正確に予測できると、ライダーとチームはその製品を確信できます。その結果、天候や気温にかかわらず、最高性能を発揮することだけに集中できるようになるのです。
プロトライアスリートのレースデータ
最高峰のレースで戦う場合、ドライブトレインの最適化が勝利に欠かせません。
次のグラフはプロトライアスリートによる、各状態におけるチェーンのパワー損失のデータです。その当時のチェーンを評価して基準点を設定したのち、新品のチェーンを用いて最初の塗布を行いました。レース出場やLudicrous AFの塗布のたびに、ワット損失を減らすことができました。
以上から、最適化を繰り返すことによる複合的な効果により、チェーンが毎回より速くなると結論づけられます。
比較したデータや3種類のテストの実施から、
Ludicrous AFはクラス最高性能を誇ることが証明されました。
スピード : 世界最速のレース用ルブ
耐久性 : Ludicrous AFの成分は高い耐久性を示すことを証明
一貫性&信頼性 : 何度でも高い性能を示すことを証明
環境に配慮した成分 : 生分解性の高いサステナブルな成分を使用