2026年IRONMAN世界選手権・KONAにおいて、LOOKペダルが511件、使用率23.9%を記録しました。
トライアスロン専門メディア「Slowtwitch」による機材カウントでは、ペダルカテゴリーの調査総数2,136件のうち、約4人に1人がLOOKを使用しているという結果です。
180kmのバイクパートを走り、その後に42.2kmのランが待つIRONMAN。バイクの空力性能はもちろんですが、長時間にわたって力を伝え続けるペダルも、決して見逃せない機材のひとつです。
今回はKONAでの使用実績を入口に、LOOKペダルの「エアロ設計」「踏面の安定性」、そして足の動きを妨げない「フロート構造」の秘密に迫ります。
KONA 2026のペダルカウント|LOOK使用率23.9%
世界中のトップエイジガーが集まるIRONMAN世界選手権。Slowtwitchが実施した2026年の機材カウントでは、驚異的な数のLOOKペダルが確認されました。
- ペダル調査総数:2,136件
- LOOK使用数:511件
- 使用率:23.9%
約4人に1人がLOOKを選んでいる計算になります。(※集計データの前提条件については記事末尾をご参照ください)
では、過酷なKONAの舞台でLOOKのロードペダルが支持される理由には、どのような特徴があるのでしょうか。

ペダルにも求められるエアロダイナミクス
ロードバイクの空力性能というと、フレームやホイールに注目しがちです。しかし、ペダルも走行中に常に空気を切り裂き続けるパーツです。
LOOKのフラッグシップモデル「KEO BLADE」は、クリートの固定機構にカーボンブレードを採用し、ペダルボディ全体の形状もエアロダイナミクスを極限まで考慮して設計されています。
特に秀逸なのはシューズとペダルのつながりです。ペダル単体ではなく、「シューズを装着した状態で足元の空気の流れがどうなるか」という視点で設計されているのが、KEO BLADEの大きな強みです。

広さだけではない。705mm²がもたらす踏み込みの安定性
長距離を走るうえでは、空力だけでなく、踏み込んだときの安定感が疲労に直結します。
KEO BLADEの特徴のひとつが、705mm²という広大なコンタクト面積です。シューズとペダルが接する部分を左右に広く確保することで、踏み込む力をロスなく、安定して受け止めます。
ここで重要なのは、単なる「面積の数字」ではありません。「どこでシューズを支え、踏み込んだときにどのような安定感を得られるか」。LOOKは接触面の広さと形状を高度に組み合わせ、ペダリング時の圧倒的なダイレクト感を追求しています。

ランに脚を残すためのカギ。「つま先側を支点」とするフロート構造
LOOKのKEOペダルを語るうえで絶対に外せないのが「フロート構造」です。
フロートとは、クリートをペダルに固定した状態でも、足の向きに一定の自由度を持たせる仕組みのこと。LOOKの場合、クリート前方のフック部分を支点として、かかと側が左右に動くように設計されています。
つま先側を支点とすることで、かかと側は比較的大きな円弧を描くように動き、長時間のペダリング中における「足の向きの自然な変化」に対応します。さらに、新型KEO GRIPクリートではペダルとの接触部分に低摩擦素材を採用し、フロート時の滑らかな動きを極めています。
「しっかり踏める安定感」と「足の動きを必要以上に固定しない自由度」。この相反する2つを両立させる考え方こそが、LOOKペダルの最大の特徴です。

LOOK KEOクリートの選び方|自由度は大きければよいわけではない
LOOK KEO GRIPクリートには、フロート角度の異なる3種類が用意されています。
- ブラック:0度(フロートなし)
- グレー:4.5度(適度な可動域・標準)
- レッド:9度(より広い可動域)
ただし、フロート角度は大きければよいわけではありません。足の自然な向きやペダリングの特徴、クリートの取り付け位置によって適したセッティングは変わります。
さらにKEO BLADEにはQファクター(ペダル軸長)の異なる仕様もあり、クリート位置を含めて「自分に合った足幅」を緻密にセッティングすることが可能です。

KONAだけでなく、国内のロングディスタンスでも
IRONMANでは、バイクを降りた後にフルマラソンが待っています。バイクを速く走ることだけではなく、長時間のペダリングで無理な姿勢や動きを強いられず、ランに脚を残すことが求められます。
- 左右に広い踏面でシューズを安定して支える
- つま先側を支点とするフロートで足の向きに自由度を持たせる
- 滑らかな接触面でペダリングのストレスを減らす
この構造は、KONAだけでなく、宮古島や佐渡など国内の過酷なロングディスタンスレースでも大きな武器になります。
ペダル選びは、重量や固定力だけで決まるものではありません。KONAでの使用実績をきっかけに、ぜひ「速く走るための空力」と「長く踏み続けるための自由度」を備えたLOOKペダルに注目してみてください。

調査データに関する補足事項
- 出典: Slowtwitch「2026 Kona Bike Count」
https://slowtwitch.com/industry/canyon-dt-swiss-and-shimano-take-emphatic-wins-in-the-2026-kona-bike-count/ - 調査対象: プロ選手を除くエイジグループ選手を対象とした現地機材カウントであり、調査には一定の誤差が含まれます。
- 数値について: 2,136件はペダルカテゴリーの集計総数であり、公式出走人数とは異なります。また、LOOK使用数(511件)はブランド全体の数値であり、KEO BLADEなどモデル別の内訳を示すものではありません。






