27カ国・17,000kmを巡った「欧州周学」の旅

20歳の自転車冒険家・中村天星さん

2025年7月。
20歳の自転車冒険家・中村天星さんが、ヨーロッパを巡る長い旅へ出発しました。

フィンランドからスタートし、最終目的地はトルコ・イスタンブール。
約9か月をかけ、27カ国・17,000kmを自転車で走破する壮大な挑戦。

ダイアテックでは、ABUSの鍵やLEZYNEのライトをサポートさせていただきました。

昨年末、一時帰国のタイミングでダイアテックにも立ち寄ってくださり、旅の途中で感じたことや、ヨーロッパでのさまざまな出会いについて熱く語ってくれました。

今回は、中村さんがなぜ世界へ挑戦したのか、そして17,000kmを走り切ることができた理由についてご紹介します。


なぜ”欧州周学”に挑戦したのか

実は中村さん、2024年にはすでに約9か月をかけて、自転車で日本一周を経験しています。

その旅の中で感じたのは、同じ日本でも地域によって文化や景色、人との距離感がまったく違うということ。

「これが世界だったらどうなるんだろう」

そんな気持ちが、次の挑戦につながっていきました。

ネットや本では分からないことを、自分の目で見たい。
現地の空気を感じて、人と話して、実際に走ってみたい。

その想いから始まったのが、“欧州周学”の旅でした。


横浜で育ち、日本一周へ

2005年生まれ、横浜育ち。

特別に旅慣れていたわけでもなく、幼い頃から世界を飛び回っていたわけでもありません。

むしろ中村さん自身、
「自分の知らない景色を見てみたい」
という純粋な好奇心が、すべての始まりだったと話します。

高校卒業を前に、これからどんな生き方をしたいのかを考える中で、

「もっと広い世界を、自分の目で見てみたい」

という気持ちが、少しずつ大きくなっていったそうです。
そこで選んだのが、自転車での日本一周でした。

速く移動することよりも、その土地の空気や人との出会いを感じながら進める。
そんな“自転車ならではの旅”に、大きな魅力を感じたといいます。

約9か月にわたる日本一周では、想像していた以上に多くの人と出会い、地域ごとの文化や暮らし方の違いを肌で感じる経験になりました。

そして旅を終える頃には、「もっと世界を見てみたい」
という想いが、自然と次の挑戦へつながっていったそうです。

その経験こそが、今回の“欧州周学”の原点になっています。


自転車だからこそ見えた景色

旅の移動手段として選んだのは、もちろん自転車。
速く移動することよりも、その土地の空気や人との出会いを感じながら進めることを大切にしていたそうです。

ヨーロッパでは、自転車は単なるスポーツ用品ではなく、また単なる移動ツールだけでなく、
暮らしの一部として自然に溶け込んでいました。

旅を楽しむため、
日常を豊かにするため、
人とつながるため、

自然と自転車が使われていること、自転車が繋いでいることがとても印象的だったと話してくれました。

旅の中で現地の人たちからよく聞いたのが、
「大事なのは目的地じゃなく、その過程」という言葉。

自転車に詰める分だけの限られた荷物、そしてキャンプ泊を基本とした、
決して楽でない、長い旅を続ける中で、この言葉の意味を何度も実感したそうです。


17,000kmの旅を支えたもの

27カ国を巡る長い旅では、毎日走ること以上に、
「安心して旅を続けられること」の大切さを強く感じたそうです。

国が変われば、道路環境も、人の流れも、駐輪する場所も変わっていきます。

そんな中で、中村さんはABUS BORDOを使用し、
しっかり守られている安心感があったと語っていただきました。
長期間の旅にも関わらず、盗難被害が一度もなかったことは、精神的にも大きな支えになっていたそうです。

また、ヨーロッパの秋から冬にかけては日照時間が短く、暗い時間帯を走る日も少なくありませんでした。
LEZYNE DECA DRIVE StVZOライトは、そんな環境の中でも安心して走行を続けるための存在になっていたといいます。

「装備が主役ではないけれど、安心して挑戦を続けるためには欠かせない存在だった」
過酷な旅を支えてくれた装備に対しての、リスペクトも感じられる、
そんな言葉が印象的でした。


まとめ

今回の17,000kmにおよぶ欧州周学を通じて、中村さんは、
「自転車で世界を知ること」の価値を改めて実感したといいます。

今後は、旅の中で得られる発見を大切にしながら、自転車旅やフィールドワークの経験を活かし、
サイクルツーリズムやスローツーリズムの価値を社会に広げていきたいと考えています。

「自転車を通じて世界を知り、人とつながる」

という中村さんの姿勢に強く共感し、これからも新たな挑戦を続ける中村天星さんを応援していきます。

中村天星(なかむら てんせい)

2005年、横浜生まれの自転車冒険家。高校卒業後、「もっと広い世界を自分の目で見てみたい」という想いから、自転車で約9か月をかけた日本一周に挑戦。その経験をきっかけに、“旅を通じて世界を学ぶ”ことをテーマとした「欧州周学」をスタート。2025年からフィンランドを出発し、27カ国・約17,000kmのヨーロッパ縦断の旅に挑戦し見事走破。

INSTAGRAM