使い方ガイド / XPLR AXS / テクニックと調整

どんなライドにも、
万全の準備を。

XPLR AXSで初めて走り出す前にも、長く使ったバイクを調整するときにも。このガイドでは、トラブルの確認、調整、メンテナンスに役立つヒントをご紹介します。RED、Force、Rival XPLR AXSの仕組みを知り、コンポーネントの性能を引き出して、目の前のライドに集中しましょう。

UDHとFull Mountを理解する

XPLR AXSリアディレイラーは、フレームへの取り付け構造によって、シンプルなセットアップと高い耐衝撃性を実現しています。Full MountディレイラーとUDH対応フレームがどのように連携するのか、基本の用語を確認しましょう。

UDHと刻印された、トルク仕様が25 N·mの黒い自転車用ディレイラーハンガー。.

UDH
Universal Derailleur Hanger

Universal Derailleur Hangerは、ディレイラーハンガーとフレームの接合部を共通化するために開発され、ドロップバーバイクからマウンテンバイクまで広く採用されています。

UDH対応フレームには、UDHハンガーを使う従来型のディレイラーと、ハンガーを使わずフレームに直接取り付けるFull Mountディレイラーのいずれも装着できます。

自転車のリアディレイラーのプーリーをクローズアップした写真。赤い部品とRED XPLRのロゴが確認できる。.

Full Mountディレイラー

Full Mountは、ディレイラーをフレームへ直接取り付ける方式です。ドライブ側のドロップアウトに接合し、後輪の車軸を中心に位置を決めます。

カセットに対するディレイラーの位置が正確に定まるため、取り付け位置のばらつきを抑え、システム全体に高い強度をもたらします。セットアップが容易になり、負荷がかかった状態での変速性能と耐衝撃性が向上します。

後輪の取り外しと取り付け

レース中にホイールを交換するときも、バイクを運搬するときも。後輪の脱着は、素早くシンプルに行えます。

後輪を取り外す

後輪を取り付ける

変速を微調整する

変速性能をさらに整えたいときや、不要な擦れ音を抑えたいときは、シフターまたはAXS AppのMicroAdjustでリアディレイラーのトリム位置を調整します。ハブ周辺のわずかな個体差によって生じる、変速時のためらいや音を補正する機能です。

使い方のヒント
調整は少しずつ。MicroAdjustを1クリックずつ操作し、変速が最適になる位置を探してください。

シフトレバーで微調整する

AXS Appで微調整する

走行中のチェック

XPLR AXSの仕組みを知っておけば、ライド中の確認や調整にも落ち着いて対応できます。コンポーネントの性能を保ち、次のライドも快適に楽しむためのポイントを確認しましょう。

衝撃を受けた後のリセット

XPLR AXSリアディレイラーのFull Mountは、前方から衝撃を受けたときに回転し、ディレイラーを衝撃から逃がすように設計されています。衝撃の後には、ディレイラーの位置を戻す簡単なリセットが必要になる場合があります。

使い方のヒント
ディレイラーをぶつけたら、ローレットリングのマークとFull Mount側のマークが合っているか確認してください。ずれている場合は、リセットが必要です。

手でディレイラーをリセットする

アクスルを使ってリセットする

その形には理由があります

XPLR AXSディレイラーのプーリーは、Inline Cageと呼ばれるケージに収められています。上側のプーリーをカセットに正確に合わせながら、下側のプーリーをフロントチェーンリングに適した角度に保つ設計です。そのため、ケージがねじれているように見えます。

RED XPLR AXSの下側のプーリーには、Magic Wheelを採用しています。小枝などがプーリーに挟まっても、チェーンの動きを維持するための構造です。

ForceまたはRival XPLR AXSにも、REDグレードのプーリーアセンブリへ交換することで、Magic Wheelを追加できます。

機械部分のチェック

それまで良好だった変速が急に乱れた場合は、ディレイラーのセットアップ位置を確認し、必要に応じて微調整を行います。

  1. マークの位置を確認:ローレットリングとFull Mount側のマークが合っているか確認します。ずれている場合はリセットします。
  2. チェーン長を確認:チェーンリングの歯数とチェーンステー長に応じた必要リンク数を、SRAMのチェーン長チャートで確認します。
  3. MicroAdjustで調整:ほかに問題がなく、それでも変速が正確でない場合は、MicroAdjustで微調整します。
指が、自転車のフレームとリアディレイラーハンガーの接合部を指し示しており、その部分は十字線のグラフィックで強調されている。.

電子システムのチェック

変速しなくなった場合も、原因はディレイラーバッテリーの充電不足、コントローラー電池の消耗、ペアリングやファームウェア更新といった、シンプルな問題かもしれません。

  • ディレイラーとシフターのAXSボタンを押し、バッテリーの状態を確認します。LEDが点灯しない場合は、充電または電池交換が必要です。
  • AXS Appで、各コンポーネントのファームウェアを確認します。ファームウェアは機器ごとにあるため、それぞれを選択して最新の状態か確認してください。
  • 電池残量とファームウェアに問題がなくても変速できない場合は、システム全体を再ペアリングします。
ペアリングガイドを見る
自転車のシフトレバーにある円形のバッテリーカバーを交換している手。.

使い方のヒント
シフター電池の寿命は最大2年です。走行中に電池が切れた場合は、ディレイラーのAXSボタンを短く操作し、走りやすいギアへ変速できます。1回押すと重いギアへ、2回押すと軽いギアへ変速します。

洗車とクリーニング

AXSコンポーネントには防水性能があるため、バイクの汚れは水で洗い流せます。ただし、電子部品の洗浄には石けんと水だけを使ってください。

強い洗浄剤や脱脂剤は、部品の素材を傷めるおそれがあります。特に浸け置きは行わないでください。浸け置きは不要であり、保証の対象外となります。

使い方のヒント
洗浄するときは部品をバイクに取り付けたままにし、バッテリーだけを外します。代わりにバッテリーブロックを取り付け、接点を保護してください。

操作方法を動画で確認

後輪を取り外す

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手でディレイラーをリセット

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アクスルでディレイラーをリセット

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後輪を取り付ける

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変速を微調整する

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