油分がダメな理由を素材と仕組みから解説
ディスクブレーキのメンテナンスではよく
「ブレーキは素手で触らない」「油を付けてはいけない」と言われます。

「なぜ、ダメなの?」「おおげさでは?」と思うこともあると思います。
ディスクブレーキは特に注意が必要です。
その理由は、ディスクブレーキの素材と構造にあります。
この記事では
・なぜ油分がダメなのか
・パーツクリーナーが良くない理由
・油が付いてしまった場合の対処
を、わかりやすく解説します。
油分がダメな理由は、
ディスクブレーキパッドの素材と内部構造

ディスクブレーキのパッドは、
レジンパッド(樹脂に繊維を混ぜて固めたタイプ)と、
メタルパッド(金属粉を固めたタイプ)があります。
どちらもスポンジの様な細かい穴が開いている

パッドを拡大してみると、一つの塊ではなく、無数に細かな穴が開いています。
そこに油分が付着してしまうと、毛細管現象(スポンジが水を吸いあげるイメージ)でパッドの奥底まで吸い込みます。

内部まで染み込んでしまうとクリーナーでは対処しきれなくなり、パッドを交換せざるを得なくなります。
なぜ素手で触るとダメなのか
人の手には皮脂、汗、脂肪酸などが付いています。つまり手には油分が付いています。

ブレーキパッドは「スポンジが水を吸うように液体を吸いやすい」構造なので皮脂が付くと油がパッド内部に染み込んでしまいます。
パッドに直接触れなくても、ローターを通じてパッドに油分が付着する可能性があるため、
作業をする際は、油分が付着していない清潔な手袋を着用して行うのがおすすめです。

パーツクリーナーがダメな理由
ディスクブレーキの洗浄にパーツクリーナーを使ってはいけません。
よくあるディグリーザーやパーツクリーナーには
・強い溶剤
・防錆添加剤
が含まれることがあります。
この防錆剤は薄い油膜を残す設計のものがあり、制動力が低下する原因になります。
また、強い溶剤はパッド(レジン)を劣化しカサカサになってしまう原因となります。

ディスクブレーキの清掃は、油分を含まずパッドを劣化させないディスクブレーキ専用のクリーナーが推奨されています。
油がついてしまった時の対処法
油分は厳禁ですが、もし付着してしまった場合、
汚染の程度によって対処が変わります。
・軽度-クリーナーパッドを洗浄&拭き取り
(素手で触れた、ディグリーザーが飛んだなど)

Muc-Off DISC BRAKE CLEANERをパッドにスプレー。
少し時間を置き清潔なウエスで拭き取ります。
・中程度
(潤滑剤やコーティング剤がかかってしまったなど)

Muc-Off DISC BRAKE CLEANERをカップなどに貯めて漬け込み洗浄。
その後、ウエスで汚れを拭き取り乾燥させます。
油分が付着してすぐであれば復活する可能性がありますが、 染み込んでしまった場合はパッド交換が必要です。

Muc-Off DISC BRAKE CLEANERは音鳴りを軽減しつつ、
ブレーキ制動力も復活。
マックオフのディスクブレーキクリーナーは、汚れを落とすだけでなく、「キーッ」という音鳴りも軽減しつつ、ブレーキの制動力も復活させることができます。

詳しくはこちらのブログで紹介しています。
油分が付着しないために。
油分が付着する可能性があるルブ・コーティング施工時や、車に自転車を積み込む際には必ず保護を行いましょう。

Muc-Off DISCBRAKE COVERSを使用することで簡単に油分の付着を防止することができます。
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