久々にリニューアルされた RXF34 m.2 結局どうなの?

山走ってきました!!
最初に伝えたいのは、登って「おぉ!」下ってさらに「おおぉ!?」と感じたこと。
それは、今までずっとRXF36 m.2で登りもしっかりあるトレイルライドから、ゲレンデダウンヒルまでかなりハードに使い込んできたきた自分だからより強く感じたことかも。
体重76kg、しっかりめの体格で、今まで色々なフォークを乗ってきた。乗り方やバイクのせいもあるだろうが常にフロント周りの剛性感にも悩まされてきた。
今回はMOOTS WOMBLEに装着して、バイク的にぴったりな登って下って飛べるフィールドへ行ってきた。

分かっちゃいたけど『軽い』
漕ぎ出して先ず感じるのはやはり軽さ。
後ろ荷重気味にスタンディングでのダンシング、ハンドルを右に左に振ると、フッフッとフロントタイヤが軽く浮かせられる。
ハンドル位置を下げたのだけど、改めてやっぱり軽いと感じる。
120mmトラベルなのだが思っていた以上の体感ストローク。
今回新しくなったダンパーシステム『OTXダンパー』は、下っても登っても不用意に動かないのは、その120mmの限られたストロークの中でしっかり仕事してくれている感じ。

『OTXダンパー』って?
簡単に説明すると大きな変更点はツインチューブのTTXダンパーからシングルチューブへして軽量化へ。
エアバルブは一つとなり、充填するとメインチャンバーとネガティブチャンバーの両方へ入っていく、それをフォローする機構として今回ボリュームスペーサーで調整するようになったのです。
ストローク時の奥の踏ん張り具合の調整(エアースプリングカーブの調整)はスペーサーの増減で行うのですが、今回はそのままでのライドだったにも関わらず大きな着地でも底突き感は無かったのも驚きの一つ。
もっと攻め込んでいけば36と乗り比べればエアボリュームスペーサーを入れて踏ん張りをきかせたくなるかも。

そもそも実はÖHLINSって…
オーリンズは1976年からモトクロス用のサスペンションから始まり、フォーミュラカーやMotoGPなど超繊細な動きが求められる分野でも実績多数。
スウェーデンのストックホルムに本社を構え、世界有数のサーキット『ニュルブルクリンク』の近くにもオフィスやテクニカルセンターを構えています。
実はそれらの輝かしい実績を支えてきたエンジニア達が極度のMTB大好きな人達で、そのテクノロジーを惜しみなく注ぎ込んで、MTBのプロダクトを立ち上げたのです。

見た目以上の登りの斜度ですが、フワフワせずしっかりダンピングして、そんなに得意でもない登りが楽に感じる。
登りでのハンドル位置も良いところに来てポジションも良いかんじ。
で?
オーリンズ製ロングトラベルサスペンション RXF36 m.2 & RXF38 m.2. ではダウンヒル・エンデューロで1番速く駆け抜けることを目指し、負けて・転んで限界を知り、そして勝つところまで一緒に進んでいく。
このRXF34m.2はパフォーマンスと快適さの最適なバランスを取ったフォークと言えそうです。
是非、自分の中での最適なフレームとの組み合わせを見つけてください。


実はグラベルバイクにも最適。
1,700gを切る重量と、素直なハンドリングに直結する44mmオフセットで、フィールドが圧倒的に広がります!


RXF34 m.2 SPEC
- OTX18 trail optimized damper(NEW)
- 15 clicks of low-speed compression adjustment
- 15 clicks of rebound adjustment
- 3 clicks of high-speed compression adjustment, climb mode in 4th position
- 34 mm インナーチューブ径
- Wheel size: 29”
- Offset: 44 mm
- トラベルl: 120 mm and 130 mm
- フリクションを最小限に抑える フローティング・アクスル・デザイン
- eMTB コンパチブル
- 重量: 1,698g without volume spacers
- Post mount 160mm rotor size, max 203mm
- 適合最大タイヤ・サイズ:: 29×2.6”
- Axle to crown: 541mm @ 130mm stroke

RXF34 m.2
- RXF34 m.2 AIR OTX18 29/44/120mm
- RXF34 m.2 AIR OTX18 29/44/130mm