はじまりは一つの疑問から
「なぜバルブだけは130年間も変わらないのか?」
コンピュータやスマートフォンのコネクタは進化し、USB-Cのように世界共通の規格まで生まれました。
しかし、自転車のタイヤバルブは依然として旧来のまま。
その違和感こそが、Clikの物語の出発点です。
「なぜバルブだけは130年間も変わらないのか?」
コンピュータやスマートフォンのコネクタは進化し、USB-Cのように世界共通の規格まで生まれました。
しかし、自転車のタイヤバルブは依然として旧来のまま。
その違和感こそが、Clikの物語の出発点です。
ある日、息子の小さな電動バイクに空気を入れようとした時のこと。
ポンプヘッドが狭いスペースに収まらず、なんとか使えてもレバーが邪魔で固定できない。
結局バルブを曲げてしまい、インナーチューブを破損…。
その瞬間に気づきました。
「これは私だけの問題じゃない。バルブそのものが進化しないままずっと置き去りにされてきたのだ」と。
自転車のフレーム、変速機、タイヤ、ホイールなどは日々進化を続けているのに、
バルブだけは改良されないまま、車椅子、スクーター、自転車、車などあらゆる場所で使用され続けています。
この状況を変えるべく、Clikは立ち上がりました。
車の分野では、消費者はバルブには全く関心がなく、ショップに任せるのみ。
ですが、自転車は異なります。
自転車は、タイヤの交換や空気の充填などすべてライダーが行うため、とても密接な関係にあります。
そこに、私たちはチャンスを見出しました。
サイクリングにおいて最も小さく、かつ最も重要な部品の一つを改良する
必要な条件は2つ
・2本の指で、誰でも簡単に使えること
・高い互換性と信頼性を備え、ライダーの体験を向上させること
Clikの特徴は3つ
・小型で無駄を省いたポンプヘッド
・空気漏れゼロ
・エアフロー1.5倍向上
小型で無駄を省いたポンプヘッド。
かさばるロックレバーがないため、従来のポンプヘッドでは届かなかった狭い場所でも使いやすく、操作は「押す/引く」だけの直感的な動作。もう、スポークやカセットに指をぶつけることもありません。
空気漏れをほぼゼロに抑える設計
ポンピング中の不安や不満を解消。Prestaバルブのように突然の空気漏れや破損に悩まされることもなく、常に安定した密閉を実現します。
従来比1.5倍以上のエアフローを確保。
チューブレスタイヤのシーラント詰まりも起こりにくく、ポンプヘッドが素早く分離することでメンテナンス性も向上。
私たちの挑戦は終わりではなく、さらなる進化を目指して研究を続けています。
Clik Valveは、優れたタイヤで知られるシュワルベ社との提携により、ユーロバイク2024で正式デビュー。
権威あるユーロバイクアワードを受賞し、世界中のライダーやブランドから注目を集めました。
かつては突飛な発想に過ぎなかったアイデアが、いまやグローバルな舞台で認められ、まもなく世界中のショップに並びます。
このシステムは量産しているバルブとは異なり、緻密で繊細なため、
世界最高峰の技術を集約して生産しています。
小さなバルブの中に、グローバルな情熱と技術が凝縮され、
Clikのポンプ製品はどれも、サイクリストが期待する信頼性、性能、そして使いやすさを実現しています。
Clikは、サイクリングにおける最小のパーツを革新し、
「不便」を「当たり前」から解放する存在です。
些細な部分にこそ、大きな変化を生み出す力がある。
これは始まりにすぎません。
私たち Clik はこれからも挑戦を続け、サイクリングをもっと楽しく、自由にしていきます。
次に待っているのは、まだ誰も想像していない体験かもしれません。