シーラント選びの決定版2023

ロードバイク編

各社シーラントの違いと選び方

MTBなどでは15年ほど前から徐々に普及し始めてきたシーラント

近年ではロードバイクでもチューブレスを使用する方も多くなり、
ENVEなどチューブレス運用を基本としているホイールメーカーがあるほど、普及しつつあります。

チューブレスレディはシーラントが必要なことや、穴を防ぐことができるといった基本的な役割はなんとなく知っている方も多いかと思います。

各社シーラントを販売している中で、「結局何が違うのか」どれを買えば良いのか?』

そういったお悩みを今回、解決していきたいと思います。

シーラントでよく聞く「ラテックス」と「非ラテックス」とは?

主に自転車チューブレスタイヤ向けシーラントと呼ばれるものは
「ラテックス系」と「非ラテックス系」があります。

このラテックス、非ラテックスというのは
液体に使用されている成分
になります。

・ラテックス系
(MUC-OFF
シーラントなど)

 ラテックス=ゴムの意味。

ゴムの超細かい粒子が液体に溶けており、熱と空気に反応して穴を塞ぐ
(目に見える粒子とはまた違う)

 ・非ラテックス系

と、2つに大きく分けて、汚れの種類を見たところで、次に洗剤の種類を見ていきましょう。

非ラテックス系=セルロースやグリコールといわれる細かい糸状の繊維
(和紙を透かして見える繊維のようなもの)

水系の溶剤に細かい繊維が溶け込んでおり、穴が開くとシーラントが流出し、溶けている細かい繊維が穴を塞ぐ

上記が2つの違いになります。

そして、このラテックス、非ラテックスの液体だけでは穴を塞ぐ力が弱いので、
各社穴を塞ぐための大小様々な粒を配合し、パンク修理能力を高めています。

ラテックス系、非ラテックス系
それぞれの特徴とメリット、デメリット

ラテックス系は、溶剤が蒸発しやすいため、穴が開いたとき、瞬時に穴を塞ぐことができるのが特徴です。

ただ、タイヤ中でもある徐々に蒸発してしまいシーラント液が固まってしまうため、定期的に補充が必要となります。

また、ラテックス系シーラントに使用されている成分を固まらないよう液体の状態を保持するためアンモニアを使用している製品もあるため、注意が必要です。

このアンモニアはアルミや真鍮を腐食させてしまう性質があるため、
アルミリム、ニップルなどを腐食させてしまい、最悪の場合、破損する危険性もあるため、使用上の注意をよく見る必要があります。

最近はそういった危険性を考慮し、MUC-OFFのシーラントのようにアンモニアフリーのシーラントも増えてきています。

非ラテックス系は、水ベースのシーラントのため、蒸発しにくく長持ちするのが特徴です。

ただ、水ベースで長持ちする反面、穴からシーラントが飛び出た時にラテックスシーラントより固まりづらく、塞ぐことができる穴がの大きさも小さい傾向があります。

まとめ

ラテックス系  揮発系溶剤を使用
メリット
・パンク修理能力が高い (多少のパンクなら連続走行が可能)
・軽量化  (使用量が少なめでも機能するので数グラムの軽量化ができる)
デメリット
・4-6ヶ月程度で継ぎ足か、入れ替えが必要
※アンモニア使用のラテックス系は、使えないホイールがあるので注意(アルミや真鍮を腐食させる)

非ラテックス系  水性溶剤を使用
メリット
・揮発しにくく長期間使用可能
デメリット
・パンク修理能力が低い
・パンク修理能力が低いため、使用量が20~30mlほど多く必要なため少し重い

以上の特徴をもとに シーラント選びをしてみればいかがでしょうか?

ちなみにMUC-OFFは
ラテックス系&アンモニアフリー

そして、さらに最大6mmの穴を防ぐことができる抜群のパンク修理性能を誇ります。

その秘密は、使用する溶剤と中に入っている穴を塞ぐための特殊な粒”マイクロファイバー”

 MUC-OFFなら軽量化しつつ、しっかりと穴を塞ぐことできます。

重量を気にする方、パンクでのトラブルを避けたい方 絶対におすすめです!

↓詳しい使用方法はこちら↓

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結果は ↓ をチェック!

裏ワザTIPS

また、チューブレスセットアップ時の裏技として、

ホイールにタイヤのビートを上げる際にタイヤのビート部分にMUC-OFFのシーラントを刷毛で塗り込むと、

密封性が向上しビードが上がりやすく、施工が短時間で行えます。
是非、お試しください!

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