BRAKINGのブレーキパッドを選ぶ理由

モータースポーツの制動思想をMTBへ。
BRAKINGが選ばれる理由

ディスクブレーキの性能は、ローターとパッドの相互作用によって決まります。
世界最高峰のレースシーンで支持されるイタリアのBRAKING社が、そのテクノロジーをいかにMTB用ブレーキパッドへ反映させているか。

まずはその設計思想と製品特性をみていきましょう。

1. モータースポーツで培われた技術的バックボーン

1. ブランドの生い立ち:ウェーブディスクの革命

BRAKINGの歴史は、1990年のイタリアで幕を開けました。当時、ブレーキ界に衝撃を与えたのが、彼らが発明した「ウェーブローター」です。

円形が常識だったディスクに対し、波形の外周を持つこの設計は、放熱性と泥の排出性を劇的に向上させました。

この革新は、瞬く間にモータースポーツ界を席巻し、今や世界中のオフロードバイクに採用されるスタンダードを築き上げました。

自転車よりも遥かに速く、重量のあるオートバイを制御する現場では、「高熱への耐性」と「過酷な環境下での安定性」が絶対条件となります。

  • 熱管理: ロードレースでは、わずか10秒のブレーキングでローター温度が300℃以上に達します。この熱による制動力低下(フェード現象)を抑えるノウハウが、MTB用パッドにも注ぎ込まれています。
  • 環境適応: 泥、砂、雨が混じり合うオフロードレースで培われたコンパウンド配合技術により、悪条件下でもノイズを抑え、安定した制動力を発揮します。

■ 4輪レースから2輪レースまで

BRAKINGの F1やMotoGPといった、ブレーキ温度が数百℃に達する極限の現場でデータが蓄積されています。ここで得られた「高熱時でもコンパウンドが崩れない配合技術」が、そのままMTB用パッドへとフィードバックされています。

3. モータースポーツ・テクノロジーのMTBへの転用

MTB、特にダウンヒルやE-MTBは、モーターサイクルに近い負荷がかかります。BRAKINGは、以下の3つの核心技術をMTB用パッドに落とし込んでいます。

  • 耐フェード・コンパウンド: モーターサイクルの激しい加減速で培われた、熱だれを防ぐ特殊な結合材を使用。長い下り坂でもレバーが「深く」ならず、一定のタッチを維持します。
  • スクレイピング(掻き出し)効果: マディなコースでも実証された、パッド表面のクリーニング機能。雨や泥を瞬時に掻き除き、ファーストタッチから強力な制動を立ち上げます。
  • リニア・トルク設計: 4輪レースの思想である「踏めば踏むほど(握れば握るほど)効く」特性。パニックブレーキでもロックしにくく、タイヤのグリップを最大限に引き出せます。
ローターとパッド表面についた泥汚れなどは、セルフクリーニングが機能しブレーキした瞬間にこのように逃げて行きます。

2. 他社との設計思想の違い

競合他社が「軽量性としなやかなタッチ」を重視する傾向にあるのに対し、BRAKINGは「剛性とリニアな制動」を重視しています。

項目BRAKING (ブレーキング)他社(一般的な傾向)
基本設計剛性重視。 高負荷でもたわまない。軽量・柔軟性重視。
制動特性リニア。 握った分だけ正確に効く。初期制動重視。 軽く触れて効く。
得意領域ダウンヒル、E-MTB、高速域。XC、トレイル、中低速域。

BRAKINGは、指一本の繊細な入力に対して「奥で粘り強く効く」特性を持っており、ハードなブレーキングが必要な場面ほどその真価を発揮します。

3. ラインナップ別・製品特性

ライド環境に合わせて最適なパフォーマンスを発揮できるよう、イタリアの自社工場にて特殊な配合がなされています。

■ オーガニック(Organic)

  • 特徴: 金属成分を抑えたコンパウンド。低温時から安定した性能を発揮します。
  • 優位性: 他社のレジンパッドに比べ、独自の配合により耐久性を向上。攻撃性が低く、静粛性に優れます。

■ レースプロツアー(Race Pro Tour)

  • 特徴: ロードバイク向けにプロライダーと共同開発。
  • 優位性: オーガニックをベースに耐熱性を高め、濡れた路面や高速ダウンヒルでも安定した制動を維持します。

■ カーボンメタリック(Carbon Metallic)

  • 特徴: カーボンと金属化合物を配合した、実戦向けモデル。
  • 優位性: 高温時の安定性が極めて高く、長時間のハードブレーキングでも熱だれしません。高トルク時でも指先一つでバイクをコントロールできる高い制動力を誇ります。

■ ワールドカップレース(World Cup Race)

  • 特徴: レジンとメタルの利点を融合させた、ハイエンド・コンパウンド。
  • 優位性: E-MTBやダウンヒルなど、車重と速度が相まって負荷が高まる環境に最適化。放熱性に優れ、泥や雨の中でも強力なストッピングパワーを提供します。

4. システムとしての最適解=BRAKINGを選ぶということ

BRAKINGのブレーキパッドは、単体での使用でも純正品からの明確なアップデートを体感いただけますが、同社の「ウェーブローター」シリーズと併用することで、そのポテンシャルは最大化されます。

イタリアの職人とエンジニアが追求したのは、数値上の制動力だけでなく、ライダーが限界域で「信頼できる」ブレーキ。その一貫した哲学が、BRAKINGを選ぶ最大の理由です。


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