ブレーキに求められるもの
ロードであれば、軽量性、エアロ効果など気になることはありますがブレーキに求められる一番の性能はやはり、制動力です。
ディスクブレーキにはホイールに取り付けられている、ディスクローターをブレーキキャリパーに入っているブレーキパッドで挟み込むことで制動力を発揮します。
BRAKINGの制動力が高い3つの理由
ブレーキを作り続けて30年以上のイタリアンブランド「BRAKING」のディスクローターがなぜ制動力が高いのでしょうか。
ブレーキングは自転車よりもハイスピードかつ制動力が求められるモーターバイクの世界で高い知名度を誇っており、KAWASAKIの標準オプションにも採用されるなど性能は折紙付。
自転車よりも過酷な環境で止まることを考え続け、培われた高い技術力が詰まっているため高い制動力を維持します。
BRAKINGの3つの特徴
1.ディスクローターが歪まない
2.左右均等なブレーキングが可能
3.ブレーキ面のセルフクリーニング機能
この3点により、制動力が高くなっています。
1.ディスクローターが歪まない
ロードバイクなどでブレーキをかけるとディスクローターが300℃以上まで上がることがあります。
金属は熱が入ると、膨張を始めます。 その際、円形だと膨張の逃げ場がなく、横に歪み始めるため、ローターが横方向に波打っていってしまいます。 ウェーブ形状により、膨張力をいろいろな方向にずらしながら、表面積が増える分放熱性も高まります。 さらにアルミとステンレスの2ピース構造にすることで、ブレーキング時に高温になった際に熱膨張で起こる歪みを吸収しディスクローターの歪みを抑えます。
2.左右均等なブレーキングが可能
ブレーキングのディスクローターはプレスではなくレーザーカットで作られるため断面のザラつきやエッジの左右差などが起きません。
そのため左右対称にパッドの表面をきれいに保ち、片減りを起こさず確実な制動力を維持します。
3.ブレーキ面のセルフクリーニング機能
この雪の写真でよくわかりますが、走行中についたダストがブレーキ面ではなくディスクブレーキの段差や穴に、ローターが勝手に排除してくれます。そのためブレーキ面が綺麗に保たれ制動力が安定します。
このように自転車よりもハイスピードかつ制動力が求められるモータースポーツで培われた高い技術力が詰まっているため高い制動力を維持します。
命を預けるブレーキだからこそ
ロードバイクでは30km以上出すことはそこまで難しいことではありません。さらに下りでは60kmを超えることもあります。
自分の命ももちろんですが、路上を走っている以上他人を巻き込む可能性もあります。
速度を出し過ぎないことが大切ですが、もしもの時にピタッと止まれるブレーキを使用することも重要です!