ハイエンドルブはハイエンドなレースの現場以外でも?

前回ご紹介したBMXレーサー土井昭選手のLudicrous AFインプレでは、
10個のメリットと3個のデメリットを紹介してもらいました。

世界最速を謳うルブが登場するちょっと前には、東京オリンピック2020が開催。
実は、そこでイギリスのサイクリングチームは、このルブを使用して、実に12個のメダルをイギリスに持ち帰っています。

Ludicrous AFはそんな最速のハイエンドな現場だけで活躍するのか?
BMXライダーの土井選手は、BMXレースから、一日中峠を越える過酷なグランフォンドまで幅広いライドを楽しんでいます。
実際どんなところでどんなライドをしていたのか、昨年のライドを振り返ってイメージしていきましょう。

Gran Fondo Myoko2022
コンディション:舗装路、グラベル、登り(多め)、長距離、ペース速め ~Muc-off LUDICROUS AF LUBEの恩恵を1番感じたのはGran Fondo Myoko 2022〜

距離160km (グラベル30km) 獲得標高3800m ロードバイクでアスファルトばかりで走ってもかなりハードなボリュームですが、
更にアップダウンの激しいグラベルや砂利道を含んだコースは身体にもドライブトレインにも大きな負荷が掛かるコースレイアウト。


この雄大な景色を見て大自然の圧を感じるのは強烈なヒルクライムに怯えているからでしょうか?(笑)

なぜか、フラットペダルで負荷を高めさせられる
僕はもともとBMXレーサーなのでヒルクライムが苦手。更に今回は練習不足で不安いっぱい。
なのにGiroチームからのオーダーでフラットペダル&シューズで参加という謎の負荷が掛かり完走できる気すらしない。


しかし、そんな不安を打ち消してくれる強い味方が現れた。それがMuc-off LUDICROUS AF LUBE!

この時が初投入でしたがとにかくペダリングが軽い!
そして変速もとても軽くてスムーズ!

ドライブトレイン全体をグレードアップさせたような変化で気分が上がり自信が戻ってくるのを感じた。

「なんか行けそうな気がする!」これ大切です。(笑)

でも本当にいつも通りチェーンをクリーニングしてルブを塗るという基本整備ですがこのルブを使用するだけで整備というよりカスタムですね。


ルブのおかげで気分も上がりスタート前に記念撮影。
ちなみにここに写っているメンバーでフルコースを完走できたのは僕と増田のみ…なんて過酷なイベントなんでしょう。

レース内容を書いちゃうと長くなるので割愛させていただきますが、
グラベルで砂埃を撒き散らせながら9時間を超す過酷なライドでしたが、効果は持続していました。


過酷なコース上に時折り出てくる風景に癒される。ロードバイクでは困難な場所にでも行くことができるのがグラベルバイクの1番の良さだと思います。

レース後半は自分も他の参加者も疲労感がピークに。斑尾の長いヒルクライムは気温が34℃まで上がりあまりにも苦しくてスピードが出せず
「パンクしてんか?それともブレーキ擦ってる?いや、ルブの効き目が切れたのか?」といろいろ考えましたが自分の脚が売り切れただけでした。
ヒルクライムあるあるですね。(笑)

その後、ふらふらになりながらも最後のエイドで10位と知らされ頭の中がレースモードに!

どうせなら一桁でゴールしたい!

不思議と身体にチカラが蘇りルブの効き目も蘇ってきました。(本当はずっと効いてる)

登りは苦手ですがグラベルのダウンヒルでフラットペダルの良さを活かして1人追い越すことに成功!
野尻湖の周りを気合いでダッシュしてなんとか9位でゴール!

まるで優勝したかのようなゴールです!(苦しみから解放されて)めちゃくちゃ嬉しい!

不安は沢山ありましたがLUDICROUS AFルブに身体もメンタルも支えてもらいました!(途中で折れかけてましたが…)
チェーンのフリクションを減らして身体への負担を減らす、ドライブトレインのトラブルを減らす…この2点が本当に大切だと実感しました。

ダイアテックスタッフの増田はなんとかフルコース完走するも僕より3時間弱遅れてのゴール。
待ちくたびれたので次回はLUDICROUS AFルブを使ってもう少し差を縮めてね。(笑)

ちなみに無謀とも言えるフラットペダルでの参加でしたが、実はそんなにロスにならないことが判明。
超激坂やスプリントさえなければほとんどビンディングと変わらない。むしろグラベルでは安心安全に走れて楽しいし、疲れて歩きたくなったときは歩きやすく足に優しい。グラベルライドにフラットペダルはアリです!


想像以上に良かったMTBダウンヒル at白馬岩岳

コンディション:下り

白馬岩岳で朝から夕方までゲレンデダウンヒルを楽しみました。

ダウンヒルにはそんなに必要ないかも?と思いましたが試してみないとわかりません。

土井、増田ともにバイクはunauthorized 33rpm。

岩岳のスムーズなコースが最高に楽しい!
しかし、いくらコースがスムーズといえどハードテイルバイクはフルサスバイクに比べるとチェーンが暴れる。
ダウンヒルはコーナーとコーナーがタイトに連続したり速度の上げ下げがとても多いのでシフトチェンジの回数が多い。

そこでこのルブによるスムーズなペダリングとスムーズで正確なシフトチェンジがとても効果的でした。
スパッ、スパスパッ…良い感触です。

コーナー入口でシフトダウンしながらブレーキング。
コーナー出口で加速しシフトアップの繰り返しですがドライブトレインの調子が良いと楽しさが倍増しますね。

結局なんのトラブルも無く9本楽しみました。
ダウンヒルにも良かった。


全日本選手権BMXレーシング コンディション:ショートトラック、高速ペダリング、ジャンプあり。

今回は一般サイクリストとはいえマスターズでの全日本選手権。気合いが入っています。

BMXはいろいろ試した中で唯一のシングルギア。
そしてペダリング回数が少ないBMXレースで効果はあるのか?

BMXレースはスタートダッシュが重要。そしてジャンプセクションが多いのでペダリングの回数が少ない。
つまり一漕ぎ一漕ぎが重要になる。

ドライブトレインがシンプルなので他のバイクよりはペダリングの軽さの差は少ないが、
先ほどもお伝えしたように一漕ぎの重要性があるので少しでもフリクションは減らしたい。

決勝はスタートダッシュが決まるも若手には勝てず3位をキープする走り。

なんとか目標にしていた表彰台には上がれた。

年齢の割に予選から調子が良かった要因の一部にこのルブがあったのは間違いない。
ただ、BMXレースはもの凄く集中力を使うのでレース中のペダリングが軽かった記憶はありません。(笑)

トラックレースでも大活躍しているのでBMXにもアリです。


信越グラベルライド2022 秋 コンディション:舗装路、グラベル、登り、中距離、ペースゆっくりめ

今回紹介する中で1番ゆったりと自転車を楽しんだライドです。

この時のルブは信越グラベルライドの1ヶ月前のGran Fond Myokoのときに塗ったままの状態。

そう、軽く洗車しただけで未整備です。
間にBMXの全日本があり(言い訳ですが)整備する時間がありませんでしたが、
効果がしっかり残っていてドライブトレインは絶好調でした。素晴らしい!

信越エリアは僕の大好きな場所の一つで極上のグラベルライドと素敵な風景やグルメが楽しめます。

信越グラベルライドはレースではないので参加者がそれぞれのペースで楽しめます。
今回も例外なく美しい風景の中を写真を撮影したり楽しんでいました。


極上のグラベル。


広大な風景。


時折り出てくる強烈なヒルクライムで効果が発揮される。


美しい景色と調子が良いバイクの組み合わせは最高です。
せっかく景色が良くてもチェーンがシャリシャリ鳴っていて変速がガチャガチャしていると台無しですよね。(笑)

サイクリングペースでもフリクションが減ると気持ちよく楽しめる
つまりサイクリングのようなペースでもチェーンのフリクションを減らした方が気持ち良く楽しめます。

このようにこのルブ 1本でこれだけの良さがあります。
メカが苦手なサイクリストの方でもお手軽に出来るチェーンのメンテナンスをすることで自分のバイクへの愛着が増し今まで以上に楽しくなると思います。
そして手を掛けた分だけ快適で楽しいライドができると思います。

僕はMuc-off LUDICROUS AF LUBEの価格が高価なのでしっかりと長く効果を発揮する為にチェーンをクリーニングしてから一コマ一コマ丁寧に塗るようにしています。
そうする事で無駄な量を使わずしっかりと効果を引き出しています。

日頃はリーズナブルなルブで走り、たまに大切なライドでMuc-off LUDICROUS AF LUBEを使用するのもアリです。

更にMuc-off LUDICROUS AF LUBEの効果を引き出したい方にはアワーレコードなどでも使用されている超音波洗浄などがいいらしい?
そんな情報が入ってきているので楽しみです。


究極のチェーンルブ施工。 チェーンの最適化プログラムもまもなく公開…