Oiの始まりから今
当時ではほとんどなかった、クラウドファンディングからの商品開発を成功させた「Oi Classic」を発売してから約10年。
140年以上変わらなかった自転車のベルの形を変え、全世界で400万個以上を販売し、サイクリストから愛されるベルになりました。(釣り鐘式のベルの形としては2000年変わらなかったものを変えた偉大なチャレンジでした!!)
Knogはその人気に満足することなく改良えを続け、新開発の「Oi Prima」が誕生しました。
Knogのすべての製品には、並外れたスキルを持つ素晴らしいメンバーが携わっています。
新たな“Oi”を開発するチームのデザインディレクターのアントンがOiベルの開発背景とKnog における自身の役割についてじっくり語っています。

Knogに参加したきっかけ
私は一度、2012年にインターンとしてKnogへ入社し、当初はたった2週間だけ在籍する予定でしたが、気づけば1年半働いていました。
その後大学に戻り、いくつか別の仕事に就きましたが、最終的にCEOのヒューゴから電話がかかってきて、『デザイナーとして戻ってこないか?』と誘ってもらい、最近10年を迎えたところです。

私自身、Oi Classicのデザインが始まった頃から関わっていました。ヒューゴが簡単なラフスケッチを手に「これをやるぞ」と言ってきたんです。
それがきっかけで、Oiベルの開発を一緒に取り組み始めました。
Oiベルに限らず、Knogの素晴らしい製品のアイデアの多くは日常のなかで思いつきます。
しかし、本当に重要なのは“アイデアを形にしたとき”です。
アイデアが生まれたら、次にやるべきなのは実際に作ってみることです。
「ベルを作り始めた頃は工房で何時間もかけて色々な素材を叩いたり、形を試したりしました。何をやっているかよく分からなくなる時もありましたが、目指しているものは、はっきり見えていました。」

「Knogでは小さなチームで仕事をしています。部門関係なくお互いに助け合うのは当たり前で、口頭でのコミュニケーションが非常に多く、研究開発チームに限らず、経理やマーケティングなど部署を問わず誰でも開発の過程に参加できます。」

Oi Classicの経験を活かした開発
アントンは、「Oi Prima」と「Oi Classic」の制作過程の違いについてこう語りました。
「Classicのときは、手探りで時間をかけてたくさんの失敗を経験しましたが、Primaでは開発にもっと集中できました。私たちにはすでにベルに関する知識があったので、何が必要かは分かっていました。もっと大切だったのは『何がダメだったか』を知っていたことです。そのおかげで、顧客にとってより良い製品制作に集中できました」

チームが自らの仕事に誇りを持ち続ける理由はそこにあります。
「製品のスケッチから、CAD モデル、3D プリント試作品に至る一連のプロセスを見届けてきた自分が、最終的にお客さんが手に取る完成品を手にする。それは本当にやりがいを感じる瞬間です。
ちゃんと機能し、しかも美しく仕上がっている。一度も“ダサい”と思ったことはありません」

ひと手間をかける価値
最後に、アントンはこう述べています。
「私たちは見た目も、性能も美しい製品を創る仕事をしています。
なぜ他社は“ひと手間かける”ことをしないのか分かりません。それだけでお客様はすごく喜んでくれます。Oi Primaではその2つを満たした製品ができました。これからも僕らは機能をしっかりと成し遂げる製品を作っていきます」

まもなく新型Oi Prima発売開始!
退屈なものを楽しいものに変えるknogらしい使いたくなるデザイン。見た目だけでなく、音色まで美しくデザインされたknogの想いの詰まったOiベルの新型「Oi Prima」がまもなく発売開始です!
