【2026年版】SRAM MTBコンポーネントの選び方と各グレードの早見表

SRAMのMTBコンポーネントは、独自の名称や規格が多く、初めて選ぶ方には少しわかりにくいかもしれません。特に近年は、UDH対応フレームに直接取り付ける「Eagle Transmission」に加え、機械式のEagle 90 / Eagle 70も登場し、選択肢がさらに広がっています。

Eagle(イーグル)」
AXS(アクセス)」
T-TYPE(ティータイプ)」
といった重要キーワードを整理しつつ、各グレードの違いをわかりやすく解説します!


最初に押さえておくべき「3つの重要ワード」

SRAMのコンポを理解するには、まず以下の3つの言葉の意味を押さえておきましょう。

① Eagle(イーグル)

「MTB用ドライブトレイン」の総称
スプロケットの最大歯数が50T〜52Tという超ワイドギアを実現したSRAMの代名詞です。
エントリーグレードからハイエンドグレードまで、MTB用の12速モデルにこの名が付けられています

② AXS(アクセス / アクシス)

「SRAMが展開するワイヤレス電動変速」のシステム名
シフターとリアディレイラーを無線で通信させ、変速ケーブルを完全に排除
ボタンをクリックするだけで、正確に変速できます。
スマホアプリと連携してボタンの割り当て変更バッテリー残量の確認も可能です。

③ T-Type(Transmission / トランスミッション)

「ディレイラーをフレームに直接固定する」システム名
SRAMが開発した、次世代の新規格。
従来のディレイラーハンガーを排除し、フレームとリアアクスル(後輪の車軸)でディレイラーを挟み込んで直接固定するフレームに直で取り付ける方式を採用。

フレーム側がUDH(ユニバーサルディレイラーハンガー)という共通規格に対応していれば取付が可能で、ディレイラーの取付強度が劇的に向上し、「変速調整がほぼ不要」「トルクをかけた状態(登坂時など)でもスムーズに変速できる」という革新的な進化を遂げました。

T-TYPEを選ぶ際に注意すべきポイント
T-Typeは従来のEagleとは設計が異なるため、カセット・チェーン・チェーンリング・ディレイラーなどは基本的にT-Type用 同士で組み合わせる必要があります。
T-Typeコンポーネント同士であれば、AXSモデルと機械式モデルを含めて組み合わせの自由度が上がります。


UDH(ユニバーサルディレイラーハンガー)とは?

SRAMが開発した自転車のリアディレイラーを取り付ける「ハンガー」の共通規格です。
近年の最新マウンテンバイクやグラベルバイクでは、このUDH規格を採用したフレームが業界標準になりつつあります。

メーカーの枠を超えた「共通化」
これまで自転車のディレイラーハンガーは、各バイクブランドや車種ごとに数百種類以上も乱立しており、破損時のパーツ探しが大変でした。
UDH対応フレームであれば、どのメーカーの自転車でも同じ1つのハンガーが使えます

破損を防ぐ安全設計
走行中に岩などにぶつかった際、ハンガー自体が後ろに回転して衝撃を逃がす仕組みになっており、高価な変速機やフレームの破損を防ぎます。

他社コンポでも使える
SRAM製だけでなくShimanoやカンパニョーロの変速機でもそのまま使用可能です。


SRAMコンポーネント早見表

現在、SRAMの12速ラインナップは「最新のT-TYPE」と「従来のハンガー対応モデル」に分かれています。各グレードをジャンル分けしてみました。

SRAM 12速コンポーネント早見表

グレード名取付規格変速方式最適ジャンル
XX SL Eagle AXS TransmissionUDH専用(直付)電動ワイヤレス(AXS)XC RACE
XX Eagle AXS TransmissionUDH専用(直付)電動ワイヤレス(AXS)トレイル・
オールマウンテン
XX DH Eagle AXS TransmissionUDH専用(直付)電動ワイヤレス(AXS)ダウンヒル
XO Eagle AXS TransmissionUDH専用(直付)電動ワイヤレス(AXS)トレイル・
エンデューロ
GX Eagle AXS TransmissionUDH専用(直付)電動ワイヤレス(AXS)トレイル・エンデューロ
Eagle 90 TransmissionUDH専用(直付)機械式(ワイヤー)トレイル・エンデューロ・E-BIKE
Eagle 70 TransmissionUDH専用(直付)機械式(ワイヤー)XC・トレイル
Eagle S500従来のハンガー
(UDH Half Mount Derailleur)
電動ワイヤレス(AXS)XC・トレイル・エンデューロ
Eagle S200従来のハンガー
(UDH Half Mount Derailleur)
機械式(ワイヤー)トレイル
Eagle S100従来のハンガー
(UDH Half Mount Derailleur)
機械式(ワイヤー)トレイル

Eagle S200/S100については、
Eagle S500 Upgrade Kit」を使うことで、機械式から電動ワイヤレス化が可能


T-Type / Transmissionが機械式にも対応

2025年以降の大きなポイントは、T-Type / TransmissionがAXS専用ではなくなったことです。
Eagle 90 / Eagle 70は、UDH対応フレームに直接取り付ける構造を採用しながら、変速方式はワイヤー式という新しい選択肢が誕生しました。
電動化までは不要でも、Transmissionならではの高い剛性、シンプルなセットアップ、負荷をかけた状態での変速性能を求めるライダーに適しています。

↓Eagle Sシリーズについて詳しくは以下のコンテンツをチェック!


あなたにピッタリなコンポはどれ?

SRAMのコンポーネントは、自分の乗るライドスタイル(XC、トレイル、エンデューロ、e-MTB)に合わせて最適な強度のグレードが用意されています。
上記の内容を踏まえて、自分のスタイルに合ったコンポーネントを選んでみてください!

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