専用のバイクバッグやケースは、通常、ボトムブラケットやリアアクスル/ディレイラーの下側を支える構造です。ホイールを外し、ケージを折りたたみ、ディレイラーをフレームに取り付けた状態で梱包します。チェーンは付けたままにしてください。
リアホイールを外す
STEP 1:最小スプロケットへ変速し、ケージを伸ばしてOpen Modeにします。スルーアクスルとホイールを外し、スルーアクスルを緩く取り付け直します。
TECH TIP:リアホイールの代わりにダミーハブやスペーサーを入れると、リア三角を支えられます。
ディレイラーを準備する
STEP 2:スルーアクスルを指で締めた状態で、ケージを軽く押し上げ、伸ばして保持されていた状態を解除します。指を挟まないようにしてください。
STEP 3:内側へ6〜7段変速し、ケージを変速範囲の中央付近へ移動します。その後、ケージを上方向(時計回り)へ回して折りたたみます。内側へ変速しておくことで、折りたたむときにケージとディレイラー本体が干渉するのを防ぎます。
STEP 4:AXSバッテリーを外し、バッテリーブロックを取り付けます。
STEP 5:バッグへバイクを入れ、収まりを確認します。後側や底面にディレイラーが当たる場合は、いったん取り出してSTEP 6〜7へ進みます。干渉がなければ、そのまま残りの梱包を行えます。
余裕を確保するための位置調整
STEP 6:ディレイラー取り付けボルトを1回転緩め、本体全体を少し回してチェーンステーの下へ収めます。輸送中にずれてフレームを傷めないよう、取り付けボルトを35 N·mで締め付けます。
TECH TIP:ディレイラーを梱包用フォームやタオルで包むと、ケース内で保護できます。
STEP 7:スルーアクスルを手で締めます。
チェーンを外す必要はありません。PowerLockは再使用できないため、SRAMはチェーンを付けたままにすることを推奨しています。
目的地で組み立てる
到着後は、適切な変速性能が得られるよう、ディレイラーを正しくセットアップしてください。
STEP 1a:ディレイラーの位置を変えていない場合
ケージを反時計回りへ回して取り付けを締め、AXSモデルはバッテリーを装着します。最も重いギアまで外側へ変速し、ケージをOpen Modeへ。リアホイールとスルーアクスルを取り付け、メーカーの指定トルクで締め付けます。残りの組み立てが済めばライドできます。
STEP 1b:ディレイラーの位置を変えた場合
ホイールを取り付けた状態で、リアアクスルとディレイラー取り付けボルトを1回転緩め、STEP 2へ進みます。
STEP 2:バイクに指定されたSetup KeyとSetup Modeに設定します。
STEP 3:チェーンを指定のSetup Cogにかけ、システム内の歯車へ正しくかみ合っていることを確認します。
STEP 4:PowerLockが閉じていることを確認します。
MTBの場合:別の指示がない限り、サスペンションが縮んでいない0%サグの状態で作業します。
締め付けと位置の確認
STEP 5:ケージの下側を後方へ引いてチェーンのたるみを取り、その状態を保ってクランクを正方向へ2回転させます。チェーンがSetup Cogから移動しないことを確認します。
STEP 6:ケージを後方へ引いたまま、ディレイラー取り付けボルトを35 N·mで締め付け、その後ケージから手を離します。
締め付け後もチェーンにたるみが残る場合は、取り付けボルトを緩め、たるみ取りと締め付けをやり直してください。
STEP 7:ローレットリングのマークと、ディレイラーのFull Mountのマークが合っているか確認します。
合っていない場合は、アクスル取り付けボルトを1回転緩め、ローレットリングをストッパーに接する位置まで回します。その後、たるみ取り・締め付け・マークの確認をやり直します。
ライド前の最終確認
STEP 8:フレームまたはアクスルメーカーの指定トルクでリアアクスルを締め付けます。
STEP 9:ケージを前方へ回し、慎重にロックされていない位置へ戻して、Setup ModeからRide Modeへ切り替えます。
STEP 10:実際の走行で変速を確認します。スムーズでない場合は、トラブルシューティングを参照してください。
これでライドの準備は完了です。

