Muc-Offから2026年3月末に登場した新型チェーンワックス「DarkEnergy Chain WAX(ダークエナジー チェーンワックス)」

「静かで、速く、摩耗にも強い。」
と謳っていますが、実際のところどうなの? と思う方も多いかと思います。

今回は、現役を2024年に引退し、現在も様々なイベントやレースに参加するために日々トレーニングを行っている元プロロードレーサーの佐野淳哉さんに、Muc-Offの最新チェーンワックス「Dark Energy Chain WAX(ダークエナジー チェーンワックス)」を実際に使用したインプレッションを伺いました。

日々のトレーニングやイベントを通して使用した際の感覚、チェーンオイルとの違い、施工やメンテナンスのリアルな使い勝手まで、本音で語っていただきました。
1. 圧倒的な「コーティング感」とペダリングの滑らかさ
ーーまず、Dark Energy Chain WAXを実際に使ってみて、具体的にどこが良いと感じましたか?
佐野さん:
「実は僕、チェーンワックスを使うのは久しぶりだったんです。このワックスは塗る時は液体なんですが、施工が終わった後にしっかり固まって、チェーンやギヤ、スプロケットまでを完璧にコーティングしてくれるんですよ。」

金属同士が直接ガチッと当たらないように膜を作ってくれるので、ペダリングした時に『滑ってくる感じ』をすごく強く実感できます。この独特なコーティング感と滑らかさは、チェーンオイルにはないワックスならではの最大の良さですね。

Muc-Offのオイル系の最高峰ルブ「Ludicrous AF LUBE(ルディキュラスAFルブ)」と比べたら、耐久性やフリクションの軽さは差を感じますが、価格帯で見たらダークエナジーは素晴らしい性能だと思います。
2. ぶっちゃけ、ワックスって施工やメンテが面倒じゃないの?
ーー「ワックスは施工や掃除が面倒」というイメージを持つ方も多いですが、実際はどうですか?
佐野さん:
「確かに僕も最初にワックスって聞いた時は、昔の経験から『施工や手間が大変そうだな』というイメージがありました。もちろん塗布した後に乾燥させる時間は必要ですが、思ったほど面倒ではなかったです。」

特に驚いたのは、既存のクリーナー(ディグリーザー)で問題なくしっかり落ちることです。何か特殊なケミカルが必要なのかと思っていたら、いつも使っているMuc-Offのクリーナーでオイルと同じように綺麗に落とせました。なので、使い勝手の面での大変さはほとんど感じていません。

むしろ、汚れが付きにくいのでトータルで見たらこっちの方が楽なんじゃないかと思います。例えば、マンション住まいで自転車をエレベーターに乗せて部屋まで運ぶような方だと、油汚れがすごく気になると思うんです。そういった環境の方には、汚れにくいこのワックスは本当におすすめですね。
3. 「ダントツで汚れない」驚異のクリーンさと耐久性
ーー汚れにくさや耐久性についてはどうでしょうか?
佐野さん: 「汚れにくさに関しては、これまで使ったいろんな潤滑剤の中でも、このワックスはダントツで汚れないです!」

チェーンオイルだと、風が強くて砂が舞っているような日に一度走ると、砂を吸着して結構汚れてしまいますよね。でもこのチェーンワックスは吸着しにくい。実際にロングライドから帰ってきた後に、手で直接チェーンを触ってもほとんど汚れないレベルなんです。

耐久性についても、僕はかなりパワーをかけるタイプのライダーですが「すぐに剥がれ落ちる」という感覚はありませんでした。
日本の多湿な環境でも、メーカーの言う通り500km近くは全然持ちました。
毎回乗るたびに付け直す必要はありません。プロが使っても1週間に1回程度の塗布で十分対応できる申し分ない耐久性です。
4. 富士ヒルにもこれを選んだ理由
ーー先日の富士ヒルでもこのDark Energyを使われたそうですね。
佐野さん: 「はい、富士ヒルもこれでいきました!僕は金曜日から現地入りしていたんですが、試走もしながらレースを迎える中で、ホテル泊だと走った後に満足な掃除ができない可能性があったんです。」

「でもこのワックスなら、晴れてさえいればほとんど掃除いらずで連日そのまま使えます。レース前の慌ただしい中で、余計なメンテナンスの手間を省けるのは本当にありがたかったですね。」

もちろん性能面でも、上りでのペダリング効率をしっかりサポートしてくれました。
当日は霧や小雨のシチュエーションもありましたが、富士ヒル程度の距離であれば何の問題もなく走りきれました。
富士ヒル後もそのまま3日間乗ったけど手に全く汚れがつかない
佐野さん: 「これが金曜日に施工して、それからレース、さらに帰ってきてからも数日乗った後のチェーンです。もう5日ほど経っていますが、普通のチェーンオイルと比べて全然汚れていないのが分かると思います」

佐野さんからのメッセージ: 「何より、少し汚れてきたなと思っても、表面を(ウエスで)少し拭き取ってあげれば、その上からまた追加でDark Energyを塗布してもしっかり馴染んでくれるんです。」
「普通のオイルのように『一度汚れたら全洗浄して乾燥させて…』という手間がないので、とても楽です。」
まとめ:汚れない◎、耐久性も○
練習からレースイベントまでそのまま使える手軽さがいい。

「手間も省けて、しかも性能が良い。これなら使わない手はないなと思います。ぜひ皆さんにもこのDark Energy Chain WAXを試して、この滑らかさとクリーンさを体感してほしいです!」
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