140年の歴史を変えたOi 3シリーズとは

「ベルをつけたくない」——その悩みを美しいデザインで解決したノグの名作

ロードバイクやクロスバイクの愛好家なら誰もが一度は抱く、
「自転車のベルはダサいから付けたくない」という葛藤。

約140年もの間、お椀型の「釣鐘式」から進化することのなかった自転車ベルの常識を、一瞬で過去のものにしたのがオーストラリアのブランド Knog(ノグ) が開発した 「Oi(オイ)」 です。

実は、ベルとしての形(ハンドベルや教会の鐘など)を踏まえると、2000年の歴史を変えたアイテムです。


1. 140年変わらなかった「ベル」の常識を打ち破る

19世紀後半に誕生して以来、自転車のベルはドーム型の金属カバーを叩く「釣鐘型」が世界標準でした。
どれほど美しいフレームや洗練されたパーツで組み上げられた自転車であっても、ハンドルバーの上にぽっかりと主張する従来のベルは、愛車のシルエットを損ねる存在になりがちでした。

「法律上、装着は義務づけられているけれど、かっこ悪くてつけたくない」

そんなサイクリストの切実な声に応えるべく生み出されたのが、ハンドルバーを取り囲む環状(リング型)のベル「Oi」です。
一見するとベルには見えない洗練された造形は、登場と同時に世界中のサイクリストに衝撃を与えました。

2. 「Oi」という名前に込められた二重のストーリー

オーストラリア・メルボルンに拠点を置くKnog社。そのネーミングには、プロダクトの美学とユーモアが詰め込まれています。

  • ① フレンドリーな掛け声(Oi!)オーストラリア英語のスラングで「ねえ!」「やあ!」という気さくな呼びかけの言葉。ベル本来の「相手に気づいてもらう」役割そのものを一言で表現しています。
  • ② 製品のシルエットそのものを表現横から見れば円形の「O」、正面から見ればスリムな「I」。名前とデザインが見事に一致した名作デザインです。

3. 目的別に進化を遂げた「Oi」3つのラインナップ

世界中で大ヒットを記録したOiは、ユーザーの用途や耐久性へのニーズに合わせて進化を重ね、現在は3つの主要ラインナップが展開されています。

① Oi Classic(オイ クラシック)元祖・スタンダード

Oi伝説の原点となったモデル。
アルミ製の美しい音響リングと、軽量な樹脂バンドを組み合わせた標準モデルです。

  • 特徴: シリーズ最軽量。ハンドル周りの重量増加を最小限に抑えたい方に最適。
  • 音質: ピーンと高く澄んだ軽やかな音色。
  • こんな人におすすめ: 初めてOiを導入する方、手頃な価格で洗練されたデザインを手に入れたい方。

② Oi Luxe(オイ リュクス)高級・高耐久フラッグシップ

「一生モノのベル」を目指して細部まで質感を高めた最高峰モデル。
プラスチックパーツをなくし、金属とレザーで組み上げられています。

  • 特徴: CNC削り出しのステンレススチール製ハンマー(打子)、真鍮製ハンマー、内側にはレザーのクッションパッドを採用。
  • 音質: 打音がより遠くまで美しく届き、金属ならではの上質な余韻が残るサウンド。
  • こんな人におすすめ: ハイエンドバイクに乗る方、パーツの質感と耐久性を徹底的に求めたい方。

③ Oi Prima(オイ プリマ)耐久性・操作性

Classicの扱いやすさとLuxeの耐久性のノウハウを融合させ、さらに進化させた最新のバランスモデル。

  • 特徴: ハンマーの可動構造やスプリング機構を再設計。Classicより壊れにくく、しっかり叩ける高い実用性を誇ります。
  • 音質: 音の立ち上がりが良く、街中でもしっかり通り抜けるクリアなサウンド。
  • こんな人におすすめ: 毎日の通勤・通学、ハードな日常使いでガシガシ使いたいアクティブなライダー。

エアロハンドルにはつけられない? 問題の裏ワザ解決策

近年のエアロロードバイクに多く採用されている「平べったい翼断面形状のエアロハンドルバー」
円形クランプ構造のOiは通常では取り付けができませんが、裏技的なカスタムがあります。

  • 解決方法(Oi Luxe等での裏ワザ): Oi Luxe等の背面の固定パーツ(金属ネジ・クランプ部)を取り外し、適切なサイズのゴム製「Oリング」を使ってハンドルに巻き留める形で固定します。
  • メリット: エアロハンドルの特殊な形状にもしなやかにフィットし、本来のエアロ性能やスタイリッシュな外観を損なうことなく、スマートに装着可能です。エアロロードオーナーも諦めずにOiの恩恵を受けられます。

詳しくはこちらの記事で紹介しています。


義務を「選びたくなるもの」へ

自転車のベルは、本来「付けなければならないもの」。
しかしOiは、それを「付けたくなるもの」へと変えました。

#UNBORINGTHINGS -退屈なものを、楽しく-

140年以上変わらなかったベルの形状を見直し、
機能とデザインを両立させたOiは、単なるアクセサリーではなく、
バイク全体の完成度を高めるパーツです。

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4,290 (税込)
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