使い方ガイド / ブレーキガイド / ブレーキパッド

自分のブレーキに合う
SRAMパッドは?

パッドの交換時期だけれど、どの形状が合うのか、どのコンパウンドを選べばよいのか分からない。そんなときのために、適合するパッドのサイズ、用途に合う素材、正しい交換方法を確認できるガイドをご用意しました。

確認したい項目へ進む

パッドの形状を確認 コンパウンドを選ぶ 新品パッドを取り付ける

パッドの形状を確認する

SRAMのキャリパーには、それぞれに適合する形状のパッドが必要です。正しく取り付け、安全に性能を発揮するために、適合するパッドを選びましょう。SRAMパッドには、Small Asymmetric、Small、Medium、Large、Extra-Largeのサイズがあります。

適合するパッドは、Disc Brake Pad Identification Chartで確認できます。形状が分かったら、次の「コンパウンドを選ぶ」へ進んでください。

パッド適合表を開く コンパウンドの説明へ
6種類の異なる形状の自転車用ディスクブレーキパッドが、一列に並んでいる。.

使い方のヒント  キャリパーから古いパッドを取り外し、適合表の形状と比較してください。

上側から装着するパッドを取り外す

下側から装着するパッドを取り外す

斜めから撮影された2つの自転車用ディスクブレーキパッド。.

シリアル番号で
キャリパーを確認する

古いパッドがなく形状を確認できない場合は、キャリパーのシリアル番号からブレーキのモデルを調べ、パッド適合表に記載されたモデルと照合できます。番号の位置は、Serial Number Locator Documentで確認してください。

シリアル番号は11桁で、キャリパーの底面にレーザー刻印されています。バイクの非ドライブ側から、リアキャリパーを下から見て確認します。汚れに隠れている場合は、乾いた布でキャリパーを拭いてください。

番号が分かったら、SRAM Serviceの検索欄へ入力します。モデルを特定し、そのコンポーネントに対応するサービスマニュアルを確認できます。

シリアル番号の位置を確認 SRAM Serviceで検索する パッド適合表を開く
マウンテンバイクのディスクブレーキと、分厚い泥にまみれたホイールのスポーク。.

使い方のヒント
パッドやローターの制動面には触れないでください。手の油分がパッドに付着すると、制動性能が低下することがあります。

キャリパーを外して
シリアル番号を確認する

フレームやキャリパー、取り付け金具の組み合わせによっては、シリアル番号が見えず、キャリパーを取り外す必要があります。

使い方のヒント
ブレーキのサービスページをブラウザーでブックマークしておくと、次回の確認に便利です。

黒い手袋をはめた人物が、ラチェットを使って、ティール色のMaven製ディスクブレーキキャリパーを自転車のフレームに取り付けている。.

Avidブレーキの場合は?

Avidの旧モデル用パッドは、現在のSRAMのサイズ分類とは別になっています。基本的にはモデル専用ですが、JuicyとBB7は同じ形状のパッドを使用します。

Avidキャリパーに対応する旧モデル用パッドの品番は、次のとおりです。

Avid Juicy/BB7

  • Quiet:11.5012.949.000
  • Heavy Duty:11.5369.207.700
  • Quiet Light:00.5315.001.020

Avid BB5

  • Quiet:11.5369.300.500

2007–2010 Avid Code

  • Quiet:00.5315.001.000
  • Heavy Duty:00.5315.007.000
Avid XX 油圧式マウンテンバイク用ブレーキレバー。.
斜めから撮影された2つの自転車用ディスクブレーキパッド。.

パッドのコンパウンドを選ぶ

コンパウンドは、金属製バックプレートに接合された摩擦材です。ローターと接触して摩擦を生み、バイクを減速・停止させます。

用意されているコンパウンド

SRAMのブレーキパッドは、大きくSinteredとOrganicの2種類に分かれます。それぞれに特徴があり、トレイルやロードでのブレーキの効き方に影響します。

バックプレートの色はコンパウンドによって異なります。Sinteredは銅色、Organicは黒・グレー・アルミ色です。古いパッドのバックプレートの色を、下の一覧と比較してください。

交換時は、現在と同じコンパウンドを選ぶことをおすすめします。異なるコンパウンドへ変更する場合は、ローターも交換する必要があります。詳しくは下の説明をご確認ください。

Organic (Quiet)

バックプレートの色:ブラック

Organic (Powerful)

バックプレートの色:グレー

Organic (Lightweight)

バックプレートの色:アルミ色

Sintered (Powerful)

バックプレートの色:銅色

Sinteredパッドの特徴

メタリックパッドとも呼ばれるSinteredパッドは、コンパウンドに細かな金属繊維を含みます。急勾配が続く下りなど、耐熱性が求められる高負荷の用途に適しています。

幅広い条件で性能を発揮し、特に濡れた路面や泥の多い環境を得意とします。ベッドインにはより丁寧な作業が必要で、作動音が大きくなりやすく、効き始めの食いつきがOrganicほど強く感じられない場合があります。一方、温まった後は安定した性能を発揮します。

Organicパッドの特徴

Organicパッドは、有機素材と樹脂を混ぜた摩擦材を使うため、レジンパッドとも呼ばれます。濡れた路面や泥の多い条件を得意とせず、特にウェット時にはSinteredより摩耗が早くなる傾向があります。

一方、温まる前から安定した初期制動力を得やすく、作動音が小さく、ベッドインにかかる時間も短いという特徴があります。SRAMの多くのブレーキには、出荷時にOrganicパッドが装着されています。

コンパウンドを変更する場合

同じコンパウンドを使う場合は、取り付けの説明へ進んでください。異なるコンパウンドへ変更する場合は、ローターも同時に交換します。

ベッドインによって、ローター表面にはパッド摩擦材の薄い層が形成されます。この接触によって強い制動力を生むため、使用済みローターに異なる摩擦材のパッドを組み合わせると、異音や制動性能の低下につながる場合があります。

一般的に、Organicから同じOrganicへ、Sinteredから同じSinteredへの交換は可能です。ただし、同じOrganicでも組み合わせによっては、ローター交換が必要になります。

Quiet/Organic(黒いバックプレート)は、同じパッド、またはQuiet/Lightweight Organic(アルミ製バックプレート)へ交換できます。

Quiet/OrganicとPowerful/Organic(グレーのバックプレート)を切り替える場合は、どちらの方向でもローターを交換してください。

新品パッドの取り付けへ

6ボルトローターを交換する

Center Lockローターを交換する

ブレーキパッドが外れたBlack Maven製のマウンテンバイク用ディスクブレーキキャリパー。.

新品のブレーキパッドを取り付ける

適合する形状とコンパウンドが分かったら、新しいブレーキパッドを取り付けます。お使いのブレーキに合う取り付け方式を選び、手順を確認してください。

上側から装着するパッドを交換する

下側から装着するパッドを交換する

新品パッドの慣らし

新品のブレーキシステム、パッド、ローターには、慣らしが欠かせません。一定の手順で減速して制動面を徐々に温め、パッドの摩擦材をローターへ均一になじませる作業です。安定した効きと、異音の少ないブレーキングにつながります。

適切な制動力と一貫した操作感、静かな作動を得るために、SRAMが指定する手順で行ってください。所要時間の目安は約10分です。

さらに詳しく