どんな天気でも、冒険を止めない。RESTRAPの防水哲学

グラベルライド、ツーリング、そして冒険旅──
道なき道を走るサイクリストにとって、天候の変化は避けられない試練です。

英国ブランド「Restrap(リストラップ)」は、そんな過酷な環境下でもライドの楽しさを損なわず、大切な荷物を守るため、“完全防水”という妥協なき設計思想を貫いています。

01|防水生地を“選ぶ”のではなく“活かす”ものづくり

市販されている多くのバッグブランドは、単に防水素材を採用するだけで「防水性がある」と謳います。

しかし、Restrapは違います。
素材選びに加え、裁断・縫製・仕上げのすべての工程で「水が入らない構造」にするため、細部まで徹底的に検証・設計されています。

 

使用する生地は、防水性能が高く、かつ耐摩耗性・柔軟性にも優れるターポリンやTPUラミネート素材。これらをレーザーカットし、素材特性に応じた圧着加工を施すことで、縫い目からの浸水リスクも排除しています。

“活かす”ものづくりへのこだわり

1.継ぎ目からの侵入を防ぐ

防水生地を2枚縫い合わせると、糸の穴から水が浸入するリスクが生じます。
そのため、すべての縫い目に補強構造を採用し、高品質のテープと機械を使用して社内でシームシール加工を行っています。 

2.ジッパーからの侵入を防ぐ

最重要箇所の耐水性を強化

ジッパーなど荷物を出し入れする口は最も水が侵入しやすい場所です。
そのため、私たちは耐久性と信頼性のある最高品質のYKKアクアガードジッパーを採用しバッグの中身を守ります。

3.隙間からの侵入を防ぐ

ハイパロン ジップガレージ

ジップガレージとは、ジッパーを完全に閉めた後にジッパーと引き手が隠れる小さなシェルター。
このシェルターにはジッパーを1~2ミリほど完全に閉め忘れた際に生じる隙間から埃や汚れの侵入を防ぎます。

02|実際に使用することを考えた自社試験

理論上は、私たちのバッグはあなたの次の冒険に十分以上の防水性を備えているはずです。しかし、実際に数日間、荒野へ出かけるとなると、「理論上」はほとんど意味を持ちません。私たちはすべてのギアをフィールドで何度もテストするだけでなく、社内テストも実施し、生地と構造については認定された科学的チェックを委託しています。

様々なテストを実施

社内試験:静水頭試験

私たちは、生地が防水性能の期待値を満たしていることを確認したいと考えています。そのために、静水圧試験と呼ばれるテストを実施しています。簡単に言うと、生地をホースで固定し、どのくらいの圧力で水が浸透し始めるかを測定するものです。これは、ジャケットの生地やテントの生地に施されるのと全く同じテストです。私たちは、実際の使用環境で想定される性能をはるかに超える生地のみを使用しています。

侵入保護(IP)認証:最終製品が水やほこりの侵入に耐えられることを保証

繰り返しになりますが、生地はパズルの一部に過ぎません。私たちは最終製品にこだわっています。バイクパッキングギアは、独立したIP認証を取得しています。これは、さまざまなレベルの湿気や埃の侵入に対する耐性を評価するものです。これには、ジッパー、縫い目、そして全体的な製造工程が含まれます。これにより、私たち自身、そしてお客様に、どんな状況でも私たちの製品が確実に風雨から保護されることを保証しています。

防水規格でよく見る”IP等級”とは

IP等級は一見複雑に見えますが、読み方さえ分かれば、文字と数字の意味が理解できるようになります。すべての製品が防塵・防水試験を受けているわけではありませんが、試験済みの製品については、製品ページにIP等級が記載されています。

ほこり

ほこりは水と同じくらい広範囲に侵入するため、IP等級は水だけでなくほこりに対する保護性能も評価します。バッグ専用のIP試験はありませんが、IPK等級はバッグにとって実際の使用環境に最も近いものです。製品は長時間にわたりほこりにさらされますが、この等級は「ほこりの侵入から完全に保護されている」ことを意味します。

水質検査にも同様のプロセスが適用されます。ホースを製品に一定時間、様々な方向に当てます。

03|荷物やギアを守るために

Restrapのギアは最良の防水素材と縫製技術によって製作されていますが、最も重要なのはそのギアを正しく使用すること。
悪天候の中でも中の荷物をしっかり守るためには以下の3点が重要です。

ドライバッグは3回ロールさせる

バッグ自体は防水ですが、蓋が開いていたり、完全に密閉されていない状態では内部に水が侵入してしまいます。
水の侵入を防ぐためには最低でも3回ロールする必要があります。
※Restrapの容量表記は3回ロールさせた状態で計測しています。

ドライバッグの中に濡れたものを入れない

ドラバッグに濡れたものを入れると、水分がバッグの中に閉じ込められてしまい、他のギアに影響が発生、長期間の使用の場合はカビなどの原因となります。テントやレインウェアなどの濡れている(または濡れる可能性のある)ギアは、必ず別のバッグに入れ、他のギアとは隔離させることが重要です。

貴重品を二重に保護

耐久性、防水性に優れた素材ですが、落車や長時間の摩擦により、その性能を発揮できない場合があります。
そのような場合でも、貴重品や清潔な服など濡れたくないものは小分けにし、別のバッグに入れておくことが重要です。

安心して冒険に出かけよう

実際に使用して経験を積み、その経験をプロダクトに反映させ続けることで、Restrapのギアは最も過酷なアウトドア環境においても妥協のない保護力を発揮することができます。

防水は「ギミック」ではなく「信頼」

  • リストラップの防水設計は、単なる機能ではなく、“使う人の信頼に応える仕組み”です。
    冒険が過酷であるほど、道具の信頼性はライドの充実度に直結します。

    「濡れない」ではなく、「信頼できる」。
    それが、リストラップの防水思想です。

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