対向車へ配慮。自分の見え方は?
配光を水平線でカットした、対向車に優しいドイツの規格StVZOのライト。
前回は、対向車にとってどうかを掘り下げていました。
対向車には優しいけど、肝心の自分の見え方は?
通常の円形配光のライトと、StVZOの配光のライトで見比べてみました。
配光のデザインは、ルーメンの使い方なのでこちらの記事も併せてチェック頂くとわかりやすいかもしれません。
○400ルーメンで比較
まずは400ルーメン
比較モデル
StVZO:HECTO PRO StVZO 400+
円形:MINI DRIVE 400

見え方の様子
・いずれも1LEDのため似た配光に。
・StVZOの方が横方向、下方向、足元が見やすい。
・上に飛んでいるルーメンを下部に持ってきているため円形に比べて明るく見える。
・少し黒い筋が入ってしまう。
○500ルーメンで比較
比較モデル
StVZO:MACRO StVZO 500+(マウント上下それぞれラインナップあり)
円形:CLASSIC DRIVE 500+
どちらもLEDの球数は1つ

・配光は400ルーメンと似ている。
・明るさが100ルーメン分増している分、全体的に明るい。
1200ルーメンの部
比較モデル
StVZO:DECA StVZO 1200
円形:LITE DRIVE1200+

・DECA StVZO1200は、一番ムラ無く、きれいに明るい。
路面に映される黒い筋は?
StVZOの400ルーメン、500ルーメンのモデルには少し黒い筋が入ります。
一方1200ルーメンはきれいに。


複数のLEDの光を反射させる構造上、どうしても陰になる部分が出てきます。

400、500ルーメンのミラーは真ん中で折れを作って横方向に拡散。
1200ルーメンのレンズは細かく波打たせて拡散。
ハイエンドモデルは、こういったところまでコストをかけてきちんと設計されているため、より美しい配光が可能になっています。
ちょっとコストは嵩みますが、きれいな配光を追求するならDECA StVZO 1200がおすすめです。

バッテリー容量は通常モデルの2〜4倍
価格的には、StVZOの方が高くなりますが、その分バッテリー容量も大きくなっています。
点滅モードがないためランタイムを確保するためでしょう。

最大ルーメンで、2時間半〜3時間の明るさが確保可能に。
明るさだけでなく、バッテリー容量も重要なポイントなのでぜひチェックを
KnogのStVZOもリリース
Lezyneほどラインナップは多くないですが、実はKNOGのBLINDERにもStVZOが登場しました。
ルクス表記で分かりにくいのですが、
120ルクス/700ルーメン
80ルクス/500ルーメン の2種類があります。
配光はちょっと独特で中央が四角くパキッとした配光。

実際に夜道で使ってみると、こんな感じです。
車っぽい配光に。横向きよりは道を真っ直ぐ照らす感じです。

Knogは上下両面対応
StVZOは水平線で配光がカットされるため上下ひっくり返して使うことができないのですが、
KnogのBlinderシリーズは、マウントが上下逆付けできます。

マウントは自転車につけたままライトを取り外すことができるので、
他の自転車に付け替えやすいのもメリットです。
また、GoProマウントに取り付けることもできるマウント(別売)もあるので、
ハンドル周りをスッキリさせることもできるのもKnogの魅力です。
これから日が暮れるのも早くなってきてライトが重要な時期がやってきました。
対向車(人)にも配慮したStVZOライトをスタートしてみませんか?
