〜複数台持ちの盗難対策と「探す」活用術〜
自転車好きの人たちが、挨拶のように交わす定番の質問といえば
「家に自転車、何台あるの?」
「5台」…とかシンプルに返ってくる人はまだ安全。
でも、「組んであるのは……」という枕詞が付く人は要注意です。
きっと、たくさんの自転車を所有しています。

たくさんの自転車に愛を。
そして盗難への備えを。
できれば一気に、まとめて守りたい。
そこで気になるのがこれ。
1つのアカウントに、何台のSCOUTを登録できるのでしょうか?
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答え:KNOGアプリ側では「10台」まで登録可能
KNOG SCOUTは、KNOGアプリ上で最大10台まで登録できます。
それぞれに名前を付けられるので、
• 自転車のモデル名のまま登録する
• 「一郎、二郎、三郎…」と親しみを込めて登録する

など、自分にわかりやすい管理ができます。
「複数台持ちの盗難対策をまとめてやりたい」という人にとって、
10台登録できればまず困ることは少ないはずです。
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もっと詳しく・・・
実は「10台」はKNOGアプリ側の話。
「探す」アプリ(Find My)側は、32個まで登録可能
ここで少しややこしいのが、登録台数の上限が2つあることです。
• KNOGアプリ側:SCOUTを10台まで登録
• Appleの「探す」側:AirTag含めて持ち物を32個まで登録可能
つまり、10台という上限は「KNOGアプリの話」であって、
少し前まで 持ち物の登録上限は16個でしたが、今は、最大32個まで登録可。
KNOG側がさらに多くの台数に対応するようになれば、SCOUTの登録台数もさらに増やせそうです。

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もうひとつよく聞かれる質問:SCOUTは家族で共有できる?
これもよくご質問頂く内容です。
結論から言うと、できること/できないことがあります。
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× アラームのON/OFFを家族で操作することはできない
SCOUTのアラーム警戒モードのON/OFFは、
基本的に所有者側で管理する設計です。
家族が勝手に解除できるような運用には向いていません。

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◯ 位置情報の共有(=どこにあるかを共有する)はできる
一方で、「探す」アプリ上で共有設定を行えば、
SCOUT(=自転車)の位置情報を家族や共有相手に見せることが可能です。
本人だけでなく、共有した相手にも位置情報が表示されるため、
• 家族で自転車を共有していて「いまどこにある?」がすぐ分かる
• 子どもが遠出していても「今どの辺か」を確認できる
といった使い方ができます。
盗難対策だけではなく、日常の“安心”にも役立つのが、
「探す」連携の強みです。

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家族以外でも便利:グループライドで“はぐれ防止”にも
家族だけではありません。
友人同士のグループライドでも、互いに位置情報をシェアしてスタートすれば、
「今どこにいるか」が探すアプリ上で確認できます。
ここからは、実際にありがちな活用例を2つ。

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例1:あとどのくらいで追いつく?どのくらい置いていかれた?
「後ろの人、今どの辺だろう?」
「前の人、もう見えない……どれくらい離れた?」
そんなときも、位置情報を見れば おおよその距離感が把握できるので安心です。
そして何より便利なのが、判断がしやすくなること。
「もう俺のことは気にするな、先に行ってくれ」
そんなメッセージを送る“判断材料”が手元にあるだけで、
全体のストレスが減ります。
(※ライド後は共有解除しないと、居場所がずっと共有されるのでご注意を)

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例2:息子がビワイチへ。ちゃんと帰ってこれるペース?
「息子が琵琶湖一周(ビワイチ)に出かけたけど、今どのあたり?」
「ちゃんと帰って来られるペースで走ってる?」
そんなときも、位置情報を共有しておけば 進んでいる位置を確認できます。
もし途中でギブアップしても、
「今いる場所が分かる」=「迎えに行くのが簡単」
になるので、家族にとってはかなり心強い使い方です。


共有した場合は、リストに共有した持ち物として表示されて、同じように地図上にもマッピングされます。
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まとめ:SCOUTは「複数台持ち」と「共有」に強い
• KNOGアプリでは 最大10台まで登録可能
• 「探す」アプリ側は 最大32個まで持ち物登録が可能
• 家族や仲間と 位置情報の共有ができる
• 防犯だけでなく 見守り・はぐれ防止・所在確認にも活用できる
そして何より、SCOUTは
**アラーム(抑止)+探す(追跡)**という組み合わせが強い。
たくさんの自転車に愛を。
そして盗難への備えを。
ついでに、日常の安心も手に入れる。
複数台持ちの人こそ、SCOUTをうまく使い倒していきましょう。


SCOUT KNOG x EF 