Gran Fondo Myoko2021 参戦記 前編

あのハードなやつが再び…
今年もやってきたGran Fondo Myoko!!

前回の様子はこちら

160km、4000m、日本一タフなグランフォンドというだけあって
昨年はボロボロで、過去の自転車体験の中で、常に最高の「今まで一番きつい」を更新し続けてきた。

第一印象、ハードそう。 感想、思ったよりもハード。

どれだけ、思い出として美化されていても、あのきつかったという強烈な体験だけは美化されない。

私が知っているグランフォンドといえば、

集団で走る楽しさ、壮大な景色、ご当地グルメと、各チェックポイントでのもてなしと、キラキラ輝いているものだった。

グランフォンドって、そういうものだと思っていた。

昨年その常識(自分の中の)は覆された。

ちょっと いつものグランフォンドと違う点

長い距離をみんなで走る点は一緒だけど、このグランフォンドは少し様子が違う

  • 距離は走ったことがあったとしても、4000m級の獲得標高だけは想像がつかない
  • 長いグラベルライド
  • GPS必須。ルートは自分で追う
  • 外国人ライダーの割合の高さ。8割くらい?
  • 飛び交う言葉は英語、重要な説明も英語。

いろんな意味でチャレンジ。

ここからは昨年の思い出写真も挟み込みながら….

旅は道連れ

今年も急遽Muc-Offで協賛を決め、行くことになり仲間を募る。

土井選手は肉離れにより負傷中で離脱。

増田は、2つ返事で快諾。

また、来年と気軽に言えないイベント

昨年、足を使い切りいろいろなドラマを生み出した若手の伊藤は…。

急な誘いなため、YES or NOで即答を求めてみる。

最初、行くと答え…たものの

いや、やっぱりその日は…的な葛藤が見られる。分かる、できればそうしたい自分もいる。

そっと、無理しなくていいよと伝えてみると、直前だしやっぱり体力的にもとスムースに断られる。

また、来年会おう。

もう一人先輩に声をかけ新たな3人チームで行く事が決定。

しばらく乗っていなかったグラベルロードを出して練習を始める。

毎週末ごとに、40km/280m、70km/1300m、110km/2100mとじわじわ妙高に向けて高めていく

いざ出発

土曜日の移動、台風に追いつかれないよう出発。 久しぶりの遠出はワクワク。 長距離ドライブのごほうびに、最初の目的地は斑尾の蕎麦屋でランチ。 もちろん蕎麦も美味しいのだが、天ぷらがまた美味しく、値段も安い。

2〜3人前と書いた天ぷらを2人前オーダーし、いきなり食いだおれの様相に。 満腹のまま会場でチェックイン。 翌朝早いため、前日のチェックは必須。GO MYOKOの海外の空気の流れる会場で音楽の中を進んでいって受付を済ませる。 その後は、上越に移動し補給食をたくさん買う。 その後、日本海に移動して、自転車のメンテ。 できれば、メンテは事前に済ませておいてほしい。

昼の蕎麦でお腹がいっぱいだが、海のそばに来て海鮮を食べないわけにもいかず、海鮮丼に。 これでもかと食いだおれる。

明日は、嫌でも空腹との戦いになるからそれでいいのだ。

今年のコースは?

と、参戦記が旅の日記になってきたので本題に戻すと、 今年は昨年に比べてアップデートされた点がいろいろあった。

今年のコースマップ。

  • 今年のルートは昨年の逆まわりに。
    台風の影響で、昨年の最後の山場だったグラベルはカット。
  • スタート時間が選べるようになった。
    もちろん一番早い6時スタートをチョイス
  • 制限時間が10時間→11時間に
  • チェックポイントがなんと4つもある!昨年は90km地点が第1チェックポイントという心を折られる地点だった。
  • タイム計測区間がある。完走目標のため、間違いなく関係なさそう…
  • ルートサインがある!

GPS必須と冒頭に書いたが、昨年GPSだけではどうしてもルートを外すことがあった。

今年はわからないところにはサインが。とてもありがたい。

目標は完走

とにかく、走り抜けたい。欲を言えば昨年タイムオーバーだったので、時間内にクリアしたい。

コースプロフィールを見ると、昨年最初に登った強烈な笹ヶ峰の山が最後に。

昨年最初にがんばりすぎて足が終わり、その後白馬を超えてからがつらすぎた。

今回はその逆。

チェックポイント3の100kmまではまあまあ、先週末に練習したくらいの感じなのでイメージがつく。

足切りは13:30と出発から7時間半あるので少し余裕がありそう。

昨年の100kmよりは速いペースでいけるだろう。

そこまでチェックして、後はいけるいける・・・と思う頭の片隅に、

あえて見ないようにしていた部分にも目を向ける。

100km地点からのひたすら上りの20kmで、1000m UP。最後にとんでもないやつが待っている。 完走できるのか・・・?

作戦、足を温存

作戦は、100kmまでは足に負荷をかけずひたすら温存。

一度疲れた足は、その日に戻ってくる事がないことは昨年思いしらされた。

無理せずすべてを100kmからにピークをもっていくこと。

日本一過酷なグランフォンドに集まる人達。

よほどの好きものの集まりなのだろう。

2年連続来た私達も好きものの仲間入りかなと思っていたら お昼に会場で同じ京都のアメリカ人の方が、 友人は今京都から自走でここに向かっているよと。

上には上がいるもので、奥は深そうだ。

ゼッケンをジャージに取り付け、補給食をかばんに詰め込んで早めの就寝。

明日完走できますように…。 後編へ