このコーティングは金属製レイヤーで、焼入れ鋼製のレースより75%硬度が増します。レースの全面は、厚さ3ミクロン(0.003mm)と非常に薄く均一な層でコーティングされています。内輪と外輪の両方のレースをコーティングすることで、最高の性能が得られるのです。

この特殊コーティングはCeramicSpeedの広範囲にわたる研究開発の中で、ヨーロッパのコーティング専門家と協力し、開発されました。このコーティングはベアリングの鉄製の内外のレースに処理され、均一で滑らかな表面を可能にする最先端の工程により、CeramicSpeedのすでに高いベアリングの質をさらに高めます。

この優れた耐腐食性コーティングのおかげで、ベアリングに脱脂剤、水、泥などが付着しても、腐食により破損する可能性はごくわずかです。唯一無二の耐久性や驚異的な低さの摩擦抵抗をお求めなら、CeramicSpeedのCoated Bearingをお選びください。

コーテッドベアリングのメンテナンス

コーテッドベアリングは、潤滑油がなくても高い耐摩耗性や強度を示します。だからといって、メンテナンスが不要ということではありません。標準的なベアリングと同様、コーテッドベアリングも専用のグリスで潤滑し、低い摩擦抵抗や優れた耐久性などのパフォーマンスを維持しましょう。

トレーニングやレースには、CeramicSpeedのAll-Round Greaseがおすすめです。摩擦抵抗を可能な限り減らしたいなら、TT Greaseを使うと良いでしょう。ただし、標準的なAll-Round GreaseよりもTT Greaseは早く劣化するため、より頻繁に塗布する必要があります。

CeramicSpeedの他の全てのベアリングと同じく、コーテッドベアリングもデンマークにて手作業で生産されています。コーティングを施すにあたり、多くの工程が追加されることになります。CeramicSpeedのベアリング球と鉄製の内外のレースは、コーティングが施されてもミクロン単位で組み合っています。この内外2つのレースは全工程でペアとなり、コーティングが施されたのち、品質検査に合格して初めて生産に移ります。

このコーテッドベアリングは、プーリーホイール、ボトムブラケット、ホイールキット、オーバーサイズド・プーリーホイールシステム、そしてヘッドセット用が用意されています。