街を歩いて知るFIDLOCK ハノーファー訪問記

再建された街、ハノーファーへ

ABUSの会議でドルトムントに宿泊。

続いてハノーファーを目指します。
ドルトムントを早朝に出発、電車で2時間くらい。

ハノーファー訪問の目的はFIDLOCKの訪問。
そっちの様子はこちらを

今回の記事は、FIDLOCKを訪問するまでの午前中にハノーファーを歩いた街の様子です。


下調べしたところによると、ハノーファーも第二次世界大戦で空襲を受けて街が破壊され、それを再建した街とのこと。
旧市街と再建された建物が混在していて、どこか合理的な空気があるらしい。
そんなイメージを持ちながら駅に降り立ちます。

とてもきれいな駅で、古すぎず新しすぎず、ちょうどいい感じ。
駅前から歩いていくと、少しの距離でもたくさんの銅像が出てきます。昔この街に王国があった名残だとのこと。


旧市街を歩く

そのまま旧市街を散歩します。
古い石畳はそのままで、教会が風景に自然に溶け込んでいて、とてもきれいな街並み。

見た目はとても古いのに、中に入るとどこか整っていて新しい。
「歴史を残す」というより、「歴史を受け継ぎながら再構築した」という感覚が強いです。

ドルトムントと同じく戦後に復興された街であることが少しずつ見えてきます。
新しい建物を建てるのではなく、教会や歴史的建造物など地域の人にとって重要なものは、できるだけ元の姿に近い形で建て直しているのかなと思いました。

ドルトムントに比べると、旧市街地の古い町並みはより濃く残っている印象です。
ただ、完全に昔のままという感じでもありません。
どこか整理されていて、歩きやすくて、無理がない。そんな空気感です。


街の歴史が詰まった市庁舎から街を見渡す

街の歴史を感じたいなら市庁舎へ行くといいよ、とおじさんに教えてもらい向かいます。

着いてみると、想像以上にすごい建物で圧倒されます。中ボスくらいは出てきそうな雰囲気。

大ホールには、時代の移り変わりとともに変化してきた街の模型が展示されています。
戦前、空襲後、そして現在。
街がどのように壊れ、再建されてきたのかが一目で分かります。

しかも「こんなところまで入っていいのか」と思うくらい自由に見て回れます。

最上階の塔にはエレベーターで上がれるらしく、チケットを買って向かいます。

すごく斜めで、心許ないほど狭いエレベーター。
ギシギシと不安な音を立てながら上がっていきます。
床が斜めなのは、塔の形に沿ってレール自体が曲がっているかららしいです。
そして上も下もガラス張りでしっかり丸見え。

上がるにつれて少しずつ真っ直ぐになっていくのが面白い。
これも古い建物にそのまま現代のエレベーターを取り込んでいて、合理的と言えば合理的だし面白いです。

塔の上に出ると、さっき模型で見た街並みが眼下に広がります。

旧市街、再建された街並み、人工的に整理された道路。
その中に、空襲で焼けて枠だけになった教会が見えます。後で寄ることにします。


整備された自然と街の空気

市庁舎を後にして、裏側のマシュ湖を目指します。

市庁舎真裏の池は大自然あふれる感じで、ガチョウがたくさん歩いています。


その先に人工湖のマシュ湖が出てきます。

周りは歩道になっていて、市民が散歩をしたり、ベンチでぼーっとしたりする、街のホッとする場所のようです。
横には現代アートのミュージアムがあり、こちらはかなりスタイリッシュな建物。

ジャラジャラが見えたので手すりに近寄ってみる。
案の定たくさんの南京錠。
恋人たちが愛を誓いあって鍵をかけて、キーを湖とか川に投げ込むそう。
ドイツではいろんなところでこれを見かけることができます。
そして、やはりここでもABUSの存在感は大きい笑

この街は自然までもどこか整っています。
無造作ではなく、人が暮らしやすいように設計されている感じです。

銀行などの建物も近代的で、再建された街らしく新旧が入り混じっています。
その対比が面白いです。


屋根のない教会

上から見えた、枠だけになった教会にも向かいます。

何とも言えない気持ちになりますが、屋根のない教会には独特な雰囲気があります。
壊れたものを完全に消すのではなく、歴史として残しているところに、この街らしさを感じます。


市場

その後は市場へ。
いろいろなお店が入り混じっていて歩いているだけでも面白いです。
ドイツの伝統的なものから、イタリアン、中東料理までいろいろ

ホワイトアスパラガスも今が旬


相変わらずメット(豚の生肉)を見つけて食べます。
パン屋さんより肉屋さんのメットの方がおいしいと書いてあったけど、たしかにそう。

お腹も満たしなので、ぼちぼちFIDLOCKへ・・・
午前中ずっと街を歩いていて感じたのは、ハノーファーは派手な観光都市ではないということ。

古いものと新しいものがミックスしているけど
・整理されていて
・実用的で
・ストレスが少なく
・使いやすい

そんな空気が街全体に流れています。

ドルトムントもそうでしたが、冷たい感じや厳しい感じはあまりなく、
みな親切で、通りを歩いていて怖いなと思うことも少なかったです。

壊れた街を、ただ元通りに戻すのではなく、「今を生きる人にとってどう使いやすいか」を考えながら再構築してきた街。

その感覚は、FIDLOCKの製品にも少し似ている気がしました。
見た目を新しくするのではなく、「どうすればもっと自然に、直感的に使えるか」を考えて作られています。
ドルトムントでも似た感覚はあったので、戦争で破壊されながらも、守るものと変えるもの、装飾するものとしないもの。
そういったものを合理的に整理して形にするのが、ドイツ人は得意なのかもしれません。


FIDLOCKへ

そのままトラムに乗ってFIDLOCKへ向かいます。
市街地では地下鉄、途中からそのまま路上のトラムに切り替わります。
そんな路線構造も合理的で面白いです。

トラムの駅を降り立って見えたのは、ドイツらしいシュッとしたビル。
これがFIDLOCKの建物。

午前中に歩いて感じたハノーファーの空気と、このブランドがどうつながるのか。
期待に胸を膨らませながら、いざ訪問です。
単に古い歴史に固執するでもなく、今を生きる人のために合理的に再構築されたハノーファーの街。
自然が豊かで、自転車に乗るのにも最高の環境です。

実はベルリン生まれのFIDLOCKですが、この街の合理性と優しさに触れて育ったからこそ、あの「カチッ」という直感的な機能美が生まれたのかもしれません。
あるいは、ドルトムントでも同じような合理性を感じたことを思えば、これこそがドイツ人全体の気質なのだとも思います。

そんなブランドの核心に迫る本社訪問の本編は、ぜひ別記事のレポートでお楽しみください!

購入はこちら

8,470 (税込)
この商品には複数のバリエーションがあります。 オプションは商品ページから選択できます
6,930 (税込)
この商品には複数のバリエーションがあります。 オプションは商品ページから選択できます
価格帯: 8,910円 – 10,890円 (税込)
この商品には複数のバリエーションがあります。 オプションは商品ページから選択できます

あわせて読みたい記事