可能性を広げるサスペンション
フィナーレリーグレでは10:00から17:30までとたっぷり乗った。
16時過ぎにマウンテンバイクをトレーラーに積み、違う場所に移動したので
「あぁこれでフィナーレリーグレでのライドは終わりか~」
と内心疲れていたのでほっとしながら車に揺られていたが、止まった場所は別の山の頂上。
デザートをこれでもかと前後のサスペンションの力を借り美味しくいただいた。
皆、走っているときは水を飲まず自分も水を持ってこず、フィナーレリーグレの路面と同じように口の中はパサパサ。 40代後半の自分が最後まで、転けることなく楽しんで走りきれたのはサスペンションのおかげ。(流石に腕はパンパンだったが)
路面のギャップやライディングのギャップ、年齢のギャップまでも埋めてくれる。可能性の幅を広げてくれるサスペンション。
それがオーリンズのサスペンションだと強く感じることができた。
オーリンズの歴史
オーリンズは、1976年にモトクロスのサスペンションチューニングからスタートし、40年以上にわたりオートバイや自動車業界と同様にモータースポーツの一端を担い成長を続けている。
その魅力は、50以上の国にある地元の国内レースイベントまで、常に高品質の製品、サービス、サポートを提供する姿勢にある。 サスペンション・メーカーのオーリンズが作ったマウンテンバイク用のサスペンション。
ただただ路面のショックを吸収するという 機能に拘り抜いたサスペンション。
そこには一切のギミックを必要としない。
ハイエンドのサスペンション技術を提供するオーリンズは、世界中のお客様の期待を超えることに全ての力を注ぐことを哲学としているブランド。
ただただ路面のショックを吸収するという機能に拘り、そのことに情熱を傾けている人達とその人達が造ったサスペンションに触れることができ、とても良い経験をさせていただいた。
人生は 想像力と経験とでできている。
僕の想像なんか簡単に超えてきた経験を存分に味わせていただいた。 感謝の気持ちとワクワクした感動を胸に、帰りも強風で1時間遅れでジェノバ空港を飛び立った。トランジットは1時間。荷物は自分が日本に着いた翌日に着くことになった。
ただ一つ、本場のジェノベーゼを食べられなかったこと。 毎日、宿では美味しいパスタとピザをいただいたが、ジェノベーゼは出てこなかったのが、唯一の心残り…。
TEXT / PHOTO: Diatec