ABUS HELMET 佐野 淳哉選手&レバンテフジ静岡チームメンバー GAMECHANGER ファーストインプレッション

ABUS HELMET 佐野 淳哉選手&レバンテフジ静岡チームメンバー GAMECHANGER ファーストインプレッション

今シーズン静岡に誕生したプロチーム レバンテフジ静岡
ABUSはヘルメット サプライヤーとして、チームをサポートしています。
現在 国内レースもコロナウィルスの影響でレースが開催されていない状況ですが、チームリーダーの佐野 淳哉 選手をはじめとしたチームメンバーより、ABUSのエアロヘルメット「GAMECHANGER」のインプレッションが届きました。

佐野 淳哉選手(左)と伊藤 舜紀選手

使用するヘルメット

チームが使用するヘルメットはUCIプロツアーで活躍するMOVISTAR TEAMもメインで使用するAIRBRAKER (エアブレーカー)とショートエアロヘルメットGAMECHANGER。
GAMECHANGERはグラムシルバーと、リーダーの佐野選手がベルベットブラックを使用。

佐野選手インプレッション

佐野 淳哉選手

昭和57年1月9日生
2014年全日本自転車競技選手権大会ロードレース 優勝ほか、国内ロードレース優勝多数。
今シーズン 地元静岡で誕生した、レバンテフジ静岡へ移籍。

インプレッション1 : 外観、デザイン

私はマットブラックを選択しましたが、イメージ的には戦闘機のような感じです、AIR BRAKERより攻撃的な印象を受けました。
AIR BRAKERに比べると全体的なフォルムは前後に長い印象を受けました。
実際に比較してみると、ヘルメット上部のエアロ部分が後方まで伸びているため、1.5センチ程GAME CHANGERの方が長かったです。横幅に関してはほぼ一緒に思います、高さはGAME CHANGERが2センチほど低いようでした。
手に持ってみると、GAME CHANGERはエアロ効果を追求性たため、通気孔は少なく、その分重量はAIR BRAKERより重くなります。(Lサイズ 290g)とは言っても被ってその重さを実感することはないと思います。
重量バランスも非常によく感じました。

インプレッション2 : 内部構造

そこまでしなくてもいいのにという程細かく凹凸があり、空気の循環を考えてくれています。ヘルメット内部に入ってきた空気をきれいにヘルメット後方に受け流すようにライン状に加工をしてくれているのは非常に凝った作りをしてくれていて驚きでした。
また、内部のパッドですが、最小限且つ、的確な部分に配置がされているため、しっかりと額の汗を受け止めてくれそうです。

インプレッション3 : 使用感

やはりエアロヘルメット、風が当たる音はGAME CHANGERの方がより静かに感じます。これは前述した、ヘルメットの縦長のフォルムと、高さ的に低いということで、整流効果と全面投影面積の小ささ、また、通気孔が少ないということで空気がヘルメット本体が生み出す空気抵抗が少ないのだと思いました。
また、ライド中にも重さを感じることはありません。

ヘルメットの顎紐ですが、AIR BRAKER同様、しなやかな紐ですので不快に感じることはありませんでした。 あと非常に効果が大きく感じたのが、ヘルメット上部の二つに分かれた空気孔です、本来ならヘルメット内部は空気が籠りがちですが、この空気孔により強制的に空気が押し流されることで快適性も同時に獲得しています。 低速になるきつい坂、長い峠ではAIR BRAKERに軍配が上がりますが、横風の強いアップダウンのハイスピードレース、またはクリテリウム等では最高の性能を発揮してくれる傑作だと思います。

チームメンバーインプレッション

野宮選手

ABUS GAEMCHANGERはクーリング性が高くエアロヘルメットに良くある蒸れが少なく、何と言ってもエアロ効果が高いので高速展開のレースに限らず様々なレースに対応できるのでは?と思いました。
ですが、上りが多いレースや暑い日のレースでは軽量でベンチレーション数が多いAIRBREKERの方が分があるのでシチュエーションに応じて使い分けていきたいと思います。
あと、GAEMCHANGERはベンチレーションの間から髪がニョキっとでる事がほぼ無いので着けた時の見た目が良いと思いました。

長田選手

GAME CHANGERを使用させて頂いた最初の印象は想像していた以上に軽いことです。見た目は空気抵抗を減らした滑らかなボディーをしていて風穴も少なく正直少し重いのではないかと思っていました。しかし、重さによる着け心地の違和感がなく、また手で持っても全く重いという印象がないので非常に感動しました。

空気穴が少ない分、ムレによる汗もなどが心配でしたが、長い登り坂など普段より低速度の状況でも頭に熱がこもって不快感を感じることはないので、レースや高強度の練習などでも安心して集中することができます。
空気抵抗を減らした形状でなおかつ通気性と軽量化を高めたAIR BREAKERも使用していますが、場面にあったそれぞれ違った個性を感じることができます。GAME CHANGERに関しては非常に綺麗な流線型をしているので長い下り坂や高速域でのパフォーマンスを発揮でき、非常に強い味方となってくれます。
また、2種類の一致点としては、どれもオールラウンドで利用することが可能ということです。一つの状況に縛られることがなく共に問題なく利用することができるので非常に気に入っています。

西村選手

僕のポジションは頭が下がり気味なので、普通よりも頭部に空気抵抗を感じるはずですが、頭を上げた場合と比べてもあまり抵抗が変わらなかったことが印象的で、ここがAIRBREAKERとの大きな違いだと思います。ヘッドアングルによらないというのはポジションの幅を広げ、無理なくライドできる点で優れていると感じました。
また、抵抗を抑えるために浅めに作られているのですが、AIRBREAKER同様しっかりフィットするので頭部を守ってくれるという安心感は充分に感じられました。
他にもサングラスを後ろに収納できるのが便利であったり、側面のデザインにこだわっている点がお気に入りです。

海野選手

GAMECHANGERを使用して、通気性がかなり良いと感じました。第一印象は穴がかなり少ないので、ヘルメットの中で熱がこもってしまうのではないかと思いました。しかし、走ってみると前や横、後ろの大きな穴のおかげで頭が蒸れて不快になることはまったくありませんでした。
また、汗をかいたときも額にあたる部分の大きめのパットのおかげで、汗が流れ落ちてくることはなかったです。
何度も使用してAIRBREAKERの空力性能も良かったのですが、エアロヘルメットのGAMECHANGERは下りや平地などの高速域でさらに良いと感じました。 デザインも、高級スポーツカーのように高さが低く、横に広く見えるデザインや、後ろの独特なデザインが気に入っています。

伊藤選手

エアロヘルメットは重量感のある物だと認識していましたがGAMECHANGERは想像以上に軽く、また通気口が適所にあり、風通しが良く熱が篭りにくいので夏場やロードレース等でも快適に使用出来る感じがしました。 またこのモデルもヘルメットにサングラスが刺しやすく練習でも使いやすいいです。
僕は問題ありませんが、他のヘルメットより横幅が狭いのとサイズがワンサイズ小さい感じがするのと、パットが薄いので汗の吸水性が少し低く感じました。

石井選手

ヘルメットにフィット感があってストレスが少なかったです。 また、エアロ形状なため前方以外のところを向いてもヘルメットに風を受けている感覚がなく、ヘルメットの最適解なのでは?と感じました。
また、サングラスドッグもあるので利便性にも優れていると思いました。

ドイツテクノロジーXイタリアンデザイン

GAMECHANGERは、風洞実験とモビスターチームによる実走テストによって開発された”マルチポジションデザイン”を採用。抵抗となる表面積を最小に抑え、頭の角度が変わっても最適なエアロ効果が得られるよう設計されています。
気象条件、頭の位置、スピードに関係なく最適なエアロダイナミクスを提供、ストラップの空気抵抗まで考慮した最新エアロヘルメットです。
下記リンクより、詳しい技術解説も合わせてご覧ください。

豊富なカラー展開・値段改定でお求めやすく

モビスターレプリカなど全12カラーの豊富なカラーラインナップ。
ウェアやバイクに合わせてチョイスできます。
さらに今シーズンよりABUS本国の協力で価格改定され、お求めやすくなりました。

ぜひ一度ABUSヘルメット 取扱店舗にてフィッティングしてみてください。

ABUS GAMECHANGER

  • サイズ : M(52~58cm) / L(58~62cm)
  • 全12カラー : GLEAM SILVER / CELESTE GREEN / MOVISTAR TEAM/ VELVET BLACK / POLAR WHITE / BLAZE RED / WHITE RED / DARK GREY / OPAL GREEN / LIGHT GREY / PINK / EROICA VINTAGE RED
  • 重量 : 270g(M) / 290g(L)
  • MADE IN ITALY
  • JCF公認モデル