苦手なあれを上手にできる?
チューブレス化の恩恵はたくさんありますが、うまくいかなかった時にエア漏れが止まらないというような失敗のリスクもあります。
・シーラントが足りてなかった
・バルブのゴムとリムの相性
・リムテープがきちんと貼れていない。
上2つは、後からでも調整が効きますが、テープだけは、失敗するとあとが面倒!
Muc-Offのリムテープはどうなのか?試していきましょう。
MUC-OFF Tubeless RIM TAPE
VHSテープを模したパッケージで、ノリのよさそうな見た目です!
Muc-Offはとりあえず、ストックを棚に置いておくだけでテンションあがります。
このポップな見た目と裏腹に、いろいろと小技が効いているので、セットアップをしながら見ていきましょう。
古いタイヤを外して、リムをきれいに!!
半年以上使用したタイヤの中にはカピカピのシーラントが溜まっています。
まずは、この汚れたリム、ホイールをすべてきれいにします。
リムをいかにピカピカにしておくかが、後の成功につながります。
古いリムテープをはぐと、リムテープの糊の残りや、シーラントの残りカスがリムにこびりついています。
MUC-OFF GLUE REMOVERをスプレーして5分ほど放置した後、ウエスで吹き上げるとピカピカになります。
チューブレスバルブの洗浄も忘れずに行いましょう‼
このネジ山のとこにシーラントが溜まっていたりすると、バルブのナットがひっかかったり固着したりします。
見落としがちですが、実はここに少しでもシーラントのカスが残っていると、ビードを上げたときにバルブホールからシーラントが漏れてきます…
しっかりと洗浄しましょう!
リムテープを貼る
さあ、いよいよリムテープを貼っていきます。
通常バルブホールで10-15cmくらい重ねるパターンが多いですが、Muc-Offのリムテープはバルブホールの逆側からスタート。
適度に伸びるので、取り回ししやすいテープです。
真ん中のくぼみにテープを落とすことを意識すると、写真の様にシワがはいってしまいます。
どうすりゃいいの!?
TIPS:引っ張ること、左右均等、テンションをかけて、左右の平らな面に均一に貼ることに集中すればエアを入れると真ん中にきれいに落ちる。
■効いてる小技その1 ロゴに沿ってカット
テープを一周貼り、15cm重ねて斜め45度にカットすることで、剥がれにくくなります。
このMuc-Offのロゴがなんと45度でプリントされているので、ロゴに沿ってカットすればいい感じに。
■効いてる小技その2 シールテープが付属
最後に付属のテープを貼りつけて継ぎ目をシーリング。
タイヤをめくってみると、つなぎ目にシーラントが入り込んでめくれていた。
これがエア漏れの原因だったのかも…を防ぐことができます。
■効いてる小技その3 バルブホールのど真ん中に穴が開けられる
小技が効いてるその3が、テープが半透明なこと。
バルブホールのど真ん中にリムの外側から穴を開けることができます。
透けて見えないタイプだと、内側から刺すので、いちばん大事なバルブホール付近が剥がれる方向に押すことになります。
目打ちやキリの先端をライターで少し炙り、ゆっくりと穴を広げていくことで、リムテープが解けて固まり、隙間からの漏れを防ぐことができます!
最後にタイヤをはめ、空気を入れていきます。
TIPS:ポンプでビードが上がりにくい場合は、MUC-OFFのSILICON SHINEをリムに吹き付けておくとビードが上がりやすくなります!
リムテープはすべて1周でいいの?
リムテープによっては、空気圧の高いロードは2周巻くことも。
MUC-OFFはロードでも1周でOKです。
そして、より高圧セッティングのチューブドタイプにも1周でOKとのこと。
伸縮性、耐久性、気密性に優れているため、高圧に入れてもしっかりとタイヤとの隙間をしっかりとシーリングします。
あれ?なんか空気抜けてる?チューブレスはこんなもの?というお悩みを抱えている方は、一度試してみてはいかがでしょうか。