チェーンを綺麗に保つためにはこまめな洗浄が重要です。
また、汚れがたくさんついた状態だと、サビの発生の原因にもなります。
「チェーンを綺麗にしているのに錆が発生した」
という経験はありませんか?
チェーンが錆びる主な原因は、水です。
水と油は分離してしまうので、うまくチェーンをコーティングできずに流れてしまいます。
チェーンをキレイにしたのに錆びてしまう理由
チェーンを洗浄して油分を除去
↓
水で洗い流して拭き取る
※このときにチェーンのコマ内部にはまだ水が残っている
↓
ルブ
↓
拭き取り
水が残った状態でルブをしても水にルブが浮いてしまい、
拭き取ったときにルブが拭き取られてしまう。
錆が発生
こうならないために、しっかり水を除去する必要があります。
水をしっかり除去できていないとどうなるの?
実際に洗浄した後、しっかり乾燥させてルブをしたものと、拭き取りが不十分な状態でルブをしたチェーンを22時間放置したところ、
水気を取り除いたものは錆が発生しませんでしたが、水が残っているチェーンはすぐに錆が発生していました。


また、洗浄後にエアガンで水気を抜いた場合でも、
最後に余分なルブを拭き取った時、濡れたタオルで拭いてしまうと、同様に錆が発生しました。

この通り、水が残っている状態でルブをしてしまうと、油膜が形成されないため、錆が発生しやすくなってしまいます。
完全に水分を除去するのは難しい?
今回、完全に水を除去するためにエアガンを使いましたが、
なかなか自宅にそんな設備はありません。
家庭で簡単に水分を除去するためには、水置換性のある防錆剤が最適です。
水置換成分とは、表面に残っている水分の下に油分が入り込みコーティング、
水を表面から分離させることで錆を抑制する成分です。
マックオフでこの成分が入っているチェーン対応のアイテムは2種類
・MO-94
→チェーンの防錆、水置換 ディレーラーなどの駆動部の潤滑
・BIKE PROTECT SPRAY
→防錆、水置換 フレーム全体にも使用可能
光沢が発生しないので、マット塗装にも使用可能です!!
この2つの違いについて、詳しくはこちら↓
実際にスプレーしてみると、スプレーした瞬間から水がコロコロと落ちているのがよくわかります。
また水置換性のあるスプレーをかけておくと、ルブと馴染んで浸透しやすくなります。
これらを使用することで、自宅でも簡単で素早く水を排出でき、錆を抑制できます!!
水を排出した後は、外側にでてきた水を乾いたウエスで拭き取り、注油


最後の拭き取りも必ず乾いたウエスで拭き取るようにしましょう!!
しっかり水分を拭き取って、綺麗なチェーンを保ちましょう!!
まとめ
チェーンを洗浄しても錆びる理由
→水が残っている状態でルブを塗布してしまい、
拭きあげた時にルブ(油膜)が全て取れてしまうから
ルブを塗布する前に完全に水を排出することが重要
(自宅ではなかなか難しい)
水置換性のある防錆剤で水を瞬時に追い出してコーティング
マックオフでは
・MO-94
・BIKE PROTECT SPRAYがおすすめ
MO-94やBIKE PROTECTは同じ油性なのでルブが浸透しやすく、
水置換性のオイルが揮発した後は、しっかりルブがチェーンに定着する
今回使用したアイテム
チェーンの洗浄方法についてはこちら


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