洗浄後は「すぐにルブ」ではなく、まず水分処理
「チェーンを洗浄した後はチェーンルブ(オイル)を塗布する。」皆さんがよくやっているメンテナンスだと思います。
ですが、洗浄直後にそのままルブを入れるのはNG。

タオルで水気を拭き取ったつもりでも、チェーンのコマや内部の隙間には水分が残りやすく、完全に取り切れていないことが多いです。
水分が残ったままだと起きやすいこと
チェーン内部に水分が残っている状態では、ルブがはじかれて奥まで入りにくくなります。
結果として、
・ルブが定着しづらく、落ちやすくなる
・水分が残ることで、錆の原因になりやすい

といった状態につながります。
タオルドライの後に「MO-94」を1ステップ
そこで有効なのがMO-94です。

タオルで拭き取った後にMO-94を使用することで、取り切れなかった水分を追い出しつつ、金属表面の保護(防錆コーティング)まで行えます。
手順(簡単)
1.洗浄後、タオルでチェーン全体の水気を拭き取る

2.MO-94をチェーン(必要に応じてカセット・ボルト周り)へ軽くスプレー

スプレーすると、瞬時に水と置き換わり、チェーンの中に入っていた水分がポタポタと落ちてきます。

3.出てきた水分をタオルで拭き取る

4.その後、チェーンルブを通常通り塗布し、余分を軽く拭き取る

この1ステップを入れることで、ルブがなじみやすくなり、
・ルブが長持ちしやすい
・走行中のきしみ音が出にくい
・錆のリスクを抑えやすい
といったメリットが得られます。
水置換性とは?(少し実験)
水置換性(すいちかんせい)とは、金属表面に残った水分を押し出し、代わりに保護成分がなじむ性質のことです。
金属のバットに水を置きルブを垂らすと、水が弾いてしまい、金属面に浸透しません。
ですが、水置換性のあるMO-94を垂らしてみると、水の下に潜り込んで水を排出します。
これがチェーンのコマの中でも行われ、素早く水を排出することができます。
こちらの記事で水置換について詳しく解説しています。
※注意: ブレーキにスプレーを付着させない
MO-94は水置換性のあるオイル系コーティングです。
ブレーキ面(ディスクローター、リム面)に付着してしまうと、制動力が落ちてしまいます。

ディスクブレーキカバーなどで保護をした上で作業してください。
まとめ
洗浄後は、タオルドライに加えてMO-94で水分を処理してから注油。
少ない手間で、仕上がりと持続性が変わります。

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