2024年、LEZYNE Y18シリーズで、LEZYNEフロアポンプシリーズのラインナップが新しくなりました!!
今回のアップデートで、フロアポンプのジャンルを[HP]と[HV]の2種類に。
そして、今回、Y18では、HVシリーズのラインナップが大幅に拡大しました!!
Y18新登場 HVフロアポンプラインナップ
HPとHVの違いについて
・HP=ハイプレッシャー、高圧まで充填が可能なモデル
・HV=ハイボリューム、HPモデルよりも1回のポンピングで入る空気量が多い
という違いがあります。
具体的には、1回のポンピングで入る空気量は、
・HP→314cm³
・HV→394cm³
となっているため、HVはHPに比べて約25%空気量が多いです。
ただ、ポンプ自体の入れられる空気圧は、
・HP→220psi(15Bar)
・HP→100psi(6.9Bar)
となります。
トラック競技や23~25Cなどの細いタイヤやクリンチャー使用する方には、HPモデルになります。
昨今、ロードバイクのタイヤもチューブレス化が進み、ワイドリムやワイドタイヤが流行っている中では、7気圧まで入れる必要がなくなりました。
そのため、ロードバイク乗りでも、高圧で入れる必要がなければ、
より速く空気を入れられるHVがおすすめです!!
HPとHV実際にどれだけ違うのかプチ検証
700×29Cのタイヤ(ENVE SES4.5×ENVE SES TIRE 29C)
700×35Cのタイヤ(ENVE SES3.4×ENVE SES TIRE 35C)
体重68kgの場合の推奨空気圧まで何回のストロークで入るのかを比較してみました。
◼️700×29C51psi(3.52Bar)
・HP(ハイプレッシャー)→21回
・HV(ハイボリューム)→15回
◼️700×35C45psi(2.76Bar)
・HP(ハイプレッシャー)→22回
・HV(ハイボリューム)→17回
この数字だけ見れば少しの差のように見えますが、
実際にやってみると15回あたりからポンピングの上下の動きが少しだるくなってくるので、
ライド前の空気チェックを早くラクに済ませたいという方には、HVシリーズがおすすめです。
たくさんのラインナップがありますが、それぞれ細かな違いがあります。
■各パーツ素材の違い
モデル | 18K DIGITAL DRIVE PRO HEAD GOLD | ALLOY HV DIGITAL DRIVE 3.5 | STEEL HV FLOOR DRIVE 3.5 | SPORT GRAVEL DRIVE | MACRO HV FLOOR DRIVE ABS |
ハンドル | ウッド×アルミ | ウッド×アルミ | ウッド | ウッド | コンポジット |
バレル | 6061アルミ×18Kメッキ | 6061アルミ | スチール | スチール | スチール |
台座 | 6061アルミ | 6061アルミ | 6061アルミ | コンポジット | コンポジット |
ゲージ | デジタル | デジタル | アナログ | アナログ | アナログ |
アルミを使った方が軽量に仕上げられるのと、圧力のかかるバレル部分は、熱膨張や変形の少ないアルミを使ったほうが、気密性を保つことができ、確実にポンピングすることができます。
空気圧ゲージもデジタルとアナログの違いがあり、レースをする方や、しっかり空気圧を測りたい方はデジタルゲージを装着したモデルを選ぶのがオススメです。
■ヘッドの違い
この通り、モデルによって装着されているヘッドが異なります。
今回新たに登場したヘッドの機構がPRESTA PRO HEAD
ねじ込み式だと、急いでいるときやメカニックのように台数を捌かなければいけないときには少し不向きでした。
もっと作業効率を高めたいという方のために、PRESTA PRO HEADが登場しました。
装着するときはクイックのレバーを起こして装着、外す際は倒すだけなのでとても簡単に装着できます。
また、再度についている黒いボタンを押すことで、わざわざチャックを外さなくても、空気圧を微調整することが出来ます。
・米式バルブも使用予定であれば、STEELもしくはMACRO
・チューブレスのビード上げを自宅で行う方は、ALLOYもしくはSPORT GRAVEL
・仏式で、クイックに着脱したい、作業効率を上げたい方は18K DIGITAL DRIVE PRO HEAD GOLD
という選び方もできます。
ただ、これらのヘッドは単品販売もあるので、それぞれ自分の好きなスタイルにカスタマイズができます!!
自分のバイクに最適なフロアポンプでメンテナンスをしましょう!!