BROOKS STANDARD PROFESSIONAL 復刻
TEAM PROFESSIONALというサドルはご存知でしょうか。
BROOKSの定番サドルと言われるB17に次ぐ伝統的なサドルであり、当時のレーサーへ向け進化させていく過程で生まれたサドルなのです。

昔からBROOKSサドルを愛用するエンスージアストからは「ブルプロ」などの呼称で愛され続けてきたPROFESSIONALサドル
ハンドハンマードの大銅鋲が特徴で、美しく仕上げられたクロームメッキレールが特徴です。
STANDARDという名のレーサー仕様
今回復刻されたこのサドルは、 そのPROFESIONALの中でも更にレーサーへ向けた仕様になったモデルの復刻です。
イギリス本国限定販売のサドルが、日本には数量限定で特別に到着!

STANDARDという名でありながら、そのサドルが生まれるまでにもストーリーがあります。
1950年代にB17コンペティションサドルが誕生しました。
このB17コンペティションは、スタンダード プロフェッショナルの直接の祖先にあたるサドルになります。
そのサドルは最終的に、ブルックスがいま復活させたスタンダード プロフェッショナルへと進化しました。

ノーズ部分のカット
1940年代のサイクリストでさえ、装備を軽くしたいという考えはありました。
少しでも軽量化、そのために施されたカスタムがいくつかあります。
何グラム軽くなるんだ、と思われるでしょうが当時はここまで考え尽くして装備を軽くすることに真剣だったのです

エッジのカット
手打ち鋲を使用したSPECIALモデルに共通となったレザーのエッジ部分のカット
ペダリング時のウェアとの摩擦を軽減させてくれるこのちょっとした加工も、当時は軽量化のために始まったスペシャルカスタムが起源なのです。

バッグループレス
BROOKSサドルはサドルバッグを下げるためのループがレールに付いているものがあります。
このチームプロシリーズはこのループを排除するという軽量化までを図っています。

スモールリベット
1960 年代後半から 1970 年代前半に初めて登場したスモールサイズの銅製リベットがさらなる特徴になっています。
いまこのスモールリベットはスポーツモデルにはなく、FLYER SPECIALに使用されています。

コッパーノーズピース
銅メッキは、時間とともに酸化し、色が変化していくのが特徴です。
この経年変化は、製品に深みと味わいを与え、愛着を深める理由になるでしょう。
初期: 赤みがかった美しい光沢
酸化の初期: 表面に薄い緑青(ろくしょう)が発生
酸化が進んだ状態: 緑青が厚くなり、深緑色や黒色に変化

SPEC
・実測重量: 545g
・サイズ:長さ275mm×幅160mm×高さ67mm
・手打ちリベット
・クロームフレーム
・銅メッキノーズピース
サドルができるまでの様子は以下のバナーからチェックしてみてください。
