エリート昇格が霞んでいく?!
白山一里野ステージからのインターバルはまたも2週間!
休憩を取る暇もなければフィジカルの大幅アップも難しい。「年内にエリートへ昇格」を達成するには1戦しか猶予がないので落ち込んでいられない。
(今チャレンジだから、2つ昇格するには最低2レース必要)
※これは決してガチの速い人レポートではありません。
本気で取り組んでいますが、イチ自転車好きの新たなジャンルへのチャレンジだという認識のもと、暖かく見守ってください。

ここまでの状況
- 3月のサイクルモードのときにBMXレーサー、MTBダウンヒルライダー、自転車競技未経験者の3名でクロスカントリー公式戦への挑戦が決まる
- チームオーダー発表「フルリジットのクロモリMTB+フラットペダルで、3人今年中にエリートクラスまで昇格しようね」→エリート昇格って厳しない?
- マスダが#3 八幡浜でチャレンジクラスで衝撃優勝し、一足先にアドバンスクラスへ昇格を決める
- ドイは年内に参加できる特別昇格可能なレースは #5 京都府ゆぶね #7 京都府美山 #8 山口県深坂のたったの3戦。
とにかく、まずアドバンスクラスに何がなんでも上がる必要があるという状況。
【ぼくに最重要なのは、登りが強くなるトレーニング】
少しずつだがフィジカルは上がっている。しかしこのペースだと到底間に合わない。
トレーニングにブーストを掛ける。

レース明けの1週間はチャッピー先生のメニューを超えて追い込むために、ご近所のサイクリスト親子を巻き込んで集中トレーニング。
ハンデを付けてヒルクライム勝負!
1人のときより明らかに集中力が続きオールアウトでき、平日なのに質も量も上げて良いトレーニングができ、さらに別の日もMTBで丘を周回模擬レースしたりかなり充実。お互い良い刺激になった(はず)、ありがとう!
8月にレースはないとはいえ、6月の湯船も9月の京都美山もレースはメチャクチャ暑いことが予想される。
週末は暑さ対策と身体を絞るために和歌山港まで往復158kmのロングライド。


上下ウェアはASSOS。
大汗をかいたときの快適性◎
ロングライドでのお尻の痛みがない◎
これねー、個人差はあると思いますが、サドルが合わなくて悩んでる方はもしかするとビブパンツを変えたら解決するかもしれません?
ヘルメットやシューズはGIROで統一。ロングになるほどヘルメットとシューズの快適性は重要で、スッと身体に馴染むフィット感が気に入ってます。しかもGIROヘルメットのMIPSはSphericalで、とても安全性が高い(ただしお世話にならないに越したことはない)のに、めっちゃ風が抜けて涼しい!

今年は早くに梅雨明けしてしまい早くも猛暑。早朝は曇っていて涼しかったが折り返し前に日差しがキツくなり気温も急上昇。常に水分も食料も補給していたが久しぶりに熱中症の症状が出始めた。自宅から1番遠い場所で力尽きるワケにはいかないので補給を増やしペースも落として無事に回復。あぶねー。。。
最後はカスカスになりながらなんとか帰宅。太ももがパッキリと焼けた。(笑)


ボトル2本 + ダウンチューブの下側にFidlock TWIST UNI BASE 装着してツールケースを装着。好きな位置に簡単に「+1」 できるのがGood!っていうか無かったらやばかった。

レースウィークは疲労を抜きつつ、身体を動かし、とても良い感じに仕上げられたと思う。
【6/21-22 #5 Coupe duJapon 京都ゆぶね国際Stage 京都府和束町】
前半戦も終わりにさしかかってきた。
できれば前半戦でアドバンスクラスに上がっておきたいとうのが正直なところ。
【前日試走】
会場が比較的近くて体力的に楽で、前日試走もしっかりこなした。コースがトレイルみたいでテクニカルなセクションもあったりで楽しくて、ついつい多めに走ってしまいそうになるが、チームメンバー全員4周くらいでやめておく。

レース当日も天候が良いので世界最速のチェーンルブ Muc-Off / LUDICUROUS AF を塗る。これがペダリングもシフトチェンジもとてもスムーズで軽くなってココ一番ではこれ一択。今回も助けてもらおう。
【気になることがある‥】
実は今回チャレンジクラスに”中原選手”のエントリーが。
中原選手といえばクロスカントリー元日本代表‥なんでチャレンジにいるのだ?!
こんな特別な選手はもう特別枠でエリートでよくないか?
ということで、正直今回の昇格枠は実質1だよね⁇
チャレンジクラスあるあるで、シクロクロスやロードなど別競技の強い選手や元エリートの選手の参加、またまた近くのエリアのレースだけ出るめっちゃ速い選手の参加などがある。
いや、もちろん自分に実力があれば何の問題はないが、僕たちにはすごく大きな壁として立ちはだかる。
ついにやってきた【レース当日】
ついにやってきた。今回こそは昇格する気しかしない。
中原選手には敵わなくても残り1枠を勝ち取ればいい。コースも自分に合ってると思うし、それができるはず。
朝の試走は疲れを溜めすぎないように軽く2周だけ。
先にスタートするマスダ、レポートをどうぞ。
(実はマスダのレースのフィードに入ったのだが、毎周水を差し出してめっちゃ呼びかけるが一切見向きもしない→あとで聞くと全く聞こえてなかったらしい。まぁフィード入るとか言ってなかったし、それほど集中していたのだろう、しょうがない。)
【 アドバンスクラス/マスダレポート 】

トレーニングは2週間インターバルを中心にきっちりやれた。前回の惨敗が悔しいし、長期のインターバルに入る前に順位を上げてなんとかエリート昇格のイメージだけは持ちたい‥
アドバンスクラスはまだ涼しい時間にスタート。キッつい登りを含めたフルコースを3周回。
前日にドイとスタートから1コーナーまでをスタートダッシュのシュミレーションしてみたが、ストレートが長すぎて全く足がもたないことがわかっていた。
2列目スタートなので、踏んではいくが抑え気味ペースで5-6番手で進む。

下りで前に出ないと勝機はないので、最初の下りで前の方をインから無理に抜きにかかってしまうがいきなりコケてしまう(すいません‥)、コケるべくしてコケたので、冷静に。
フルコースのキツい登り、1周目は乗車して登っていくが、2周目からは足がもたない‥押し上げも入れながら。下りはできるだけタイム差を挽回できるよう攻め続け周回を重ねる。下りでは若干追いつくがホームストレートが長くてすぐ離れていく。
誰とも競れないままにすこーしづつ順位を下げて、最終7位フィニッシュ。

昇格にはまだまだだが、石川の時に比べるとレースになった感覚はあったので前向きに捉える。
でも、トップから6分はヤバい‥ボロ負けですね
マスダ 7位 +6:03
ではドイレポートに戻します。
【チャレンジクラス】
ついにきたよ!
今回もまず天気が良い!最高!
体重も74kgまで絞り八幡浜から4週間で約-5kg!

トレーニングもしっかりと行ってきたし、絶対昇格と「参りました」回避の為にもベストを尽くす。
マスダもアドバンスで良い走りをしていたのでこれ以上置いてかれる訳にはいかない。
チャレンジはローカルカットコース(上位クラスにあるキッツイ箇所を一部カット)を3周回。

ルーキーYも前回のレースで自信を付けたようで今までで1番トレーニングを行ってきたらしい。
コースへの適応も登り下り共に手応えがあったようでやる気MAX!20歳のやる気MAXの勢いは恐ろしいのでほどほどでお願いします(笑)
ドイは最前列、ルーキーYは2列目からスタート!
最初の緩く長い登りはマスダレポにもあったように前日試走で実験済み。ここは抑え気味で進む。ルーキーYがパスしていったが追わずにマイペースで6〜7番手くらいで登りへ入る。
ルーキーYは序盤に4番手くらいの良い位置にいたようだが先頭2名の下りが速く、少し焦ってしまい落車して顔面着地!復帰は順位を落とし僕の前に入りしばらく同じパックで走る。
後ろから彼の下りを観察するが、滑りやすい路面でのコントロールにはまだ荒さはあるものの、初めての菖蒲谷秘密合宿のときよりスピードも安定感もあり確実に成長している。
全体的に下りはコース幅が狭いのでパスするのは難しそうだ。
その後もルーキーYがミスをすればパスして登りでまたパスし返されるの繰り返し。
気温もかなり上がり心拍も限界領域でのバトルがとてもキツい!そして10〜12位争いくらいで最終ラップへ突入!

もはや昇格圏外は確定だがルーキーYに2連敗する訳にはいかない!フィードでマスダが水を差し出してくれている。
「ありがとうー‼︎」という気持ちで手を伸ばし受け取る瞬間、なぜか手を引っ込めて避けられた!
「なんでやねーん⁉︎」と頭の中でツッコミを入れる。
「えっ?どういうこと?あの状況からイタズラ?」と完全に集中力を乱される。きっとマスダはルーキーYのスパイに違いない。
あとで聞くと「氷と水を持っていて氷を背中に…」と言うてましたがシンプルに水をくれー!
さて、気合いを入れなおしレースに集中!最終ラップは20歳と47歳の意地の張り合い。何度も登りで引き離しにかかってくるので全力で抵抗する。
フィジカルで負けてるオジサンができる事は登りでトラクションをしっかり掛け、ミスなくできるだけ離されないようにする。そして下りは省エネと速さのバランスを取りつつ攻撃を仕掛ける。長年の経験と45rpmの良さをフル稼働!
↓最終ラップ中盤のムービー(音量注意)。
レベルや順位、そして年齢など関係なく良いレースをしてる感があります。
レース終盤にコレはキツいが、この後もう一度ルーキーYのアタックが発動するがミスをした隙にラストスパート!ようやく登りで引き離し、さらに完全に見えなくなっても激プッシュし続けてゴール。
今シーズンの最大心拍数を記録して「参りました」回避(笑)
ドイ 11位 +5:18
ルーキーY 12位 +5:56
ゴール後はギンギンに熱を帯びた身体で氷入りのプールでアイシング。スタッフの方たちの心遣いがとても嬉しいし動物園のシロクマの気持ちがよく分かった。(笑)

もうね、リザルトとか昇格とかどうでもいい(いやウソ)!でもプール最高‼︎
【120%出し切った!】
が、なんと! 結果は過去最低!
そんなコトある??
実はこれもCJあるあるで全日本選手権前はレベルの高い選手の参戦が増えるらしい。
この日お話ししたチャレンジの方は連続3位でなかなか昇格できないと困っていた。つまり次々とアドバンスへ抜けても新手の強者が次々に参戦してくるのだ。
とりあえずルーキーYからの「参りました」を頂く。

【ラーメン‥?】
レース後は疲れ切ってしまう。トレーニング期間は極力避けるが、レース後だけはということで、途中で彩華ラーメンでリカバリー。美味〜い!

【違う!もう一つのビッグイベント】
ラーメン‥じゃない、ボクたちの今日のもう一つのビッグイベント、向かった先は岸和田競輪場。

今日はG1 高円宮杯の決勝が行われる。
僕たちの目的はもちろん元チームメイトで現KEIRIN GP王者の古性優作(Muc-off LUDICROUSルブ使用!!)の応援!
マスダは初生競輪に興奮。

惜しくも優勝は逃したものの近畿勢のワンツーフィニッシュで他を圧倒していた。

自分はチャレンジクラスから全く上がれないのに元チームメイトはG1で大活躍か。うーん…頑張ろ。。。
【振り返り】
今回のレースはCJ参戦して以来1番キツく、でも抜きつ抜かれつの面白いレースだった。
強く結果を求めてたけど、でも結果は出ず。。。
しかし全力で準備して全力で戦ったことには楽しさを感じられた。早よ結果!
【今年エリート昇格への絶対条件‥】
今回もチーム内での昇格者は無し。
福島ステージは都合により全員欠席。
つまり、僕がチームオーダーをクリアする可能性を残すには1ヶ月半後の美山ステージでアドバンスに昇格するのが絶対条件になった。
ついに恐れていたデッドラインがやってきた!
暑過ぎる夏をモチベーションを切らさずレベルアップするにはどうするべきか⁇
考えた結果、予定していなかった全日本選手権にマスダと出場することに決定!
全日本はCJとクラス分けが違うのでマスダと一緒にマスターズにエントリーして #土井vs増田 のリベンジマッチをモチベーションに頑張りつつ、美山へ向けて強くなる!
次回、番外編 クロスカントリー全日本選手権 in兵庫・菖蒲谷 に続く
