【後編】KEIRINグランプリ2021覇者 古性優作 × Muc-Off LUDICROUS AF LUBE

元?BMXレーサーの土井です。
前回、優作にプレゼントしたLudicrous AFルブのお話しをお伝えしました。

前回も書いたとおりLUDICROUSで優勝したとは思っていませんが、
その結果に少しでも関わっているルブが実際どうなのか、
そもそも優作と過去に一緒に過ごした視点から、ライダーとしての背景をご紹介したいと思います。

使い込んだ後の感想は?
つい先日に使い込んでからの使用感を聞いてみたが、
イメージ通りペダリングがスムーズでかなり良いらしい。

「これ使い切ったら今度からLUDICROUS買うわ!」
とも言ってくれた。


競輪選手のルブの施工は?
ちなみに優作はLUDICROUSの性能を最大限に発揮する為にレース期間の前に、一度チェーンを超音波洗浄で汚れを落とし切ってからLUDICROUSを塗っているらしい。
この方法はMuc-Offも推奨していてより長く高性能を維持する為にはすごく良く、今後Muc-Offからも超音波洗浄機はリリースされるとのこと。

競輪選手にとってのルブの役割
競輪の自転車は変速機やブレーキが無いうえにギアと後輪が直結なので脚で全ての速度の上げ下げをコントロールする。
レース序盤は素人的にはゆっくりと周回しているように見えるが実は位置取りなどの駆け引きで速度の上げ下げがある。ペースが上がってからももちろん速度の変化はあるので少しでも脚への負担は減らす必要がある。
勝負どころでどれだけ脚が残っているか?が勝敗を分けるがそこでLUDICROUSがチェーンロスを減らし選手をサポートしている。

最速の競輪選手の強さの秘密は?(土井視点)
さて、ここからは僕の知っている古性優作選手の強さの秘密…というかシンプルに努力の塊であることを紹介します。
優作は太腿が太くてゴリッとした感じなのでパワー系の選手に見えませんか?
もちろんパワーもありますが実はゴリゴリのパワー系ではありません。むしろ優作の中ではパワーが1番苦手な分野だと思います。

子供の頃は自転車は速いが徒競走は遅かった。しかもかなり遅い。(笑)

培われたテクニックと頭脳
BMXレーサーとして活躍していた頃から実はバリバリの技巧派で頭脳派。
スタートやジャンプ、またはコーナーのテクニックは飛び抜けて上手かった。
そのテクニックや速さは小さい頃から巨人の星に出てくる星一徹がぬるく感じるほどスパルタな父親に鍛えられ、何度も何度も反復練習と理にかなった動きを追求し続けた成果。

身体の動かし方が大きくて上手いのでお世辞にも長いとは言えない手足がライディング中は長く見える。
きっと肩甲骨や股関節を他の選手より大きく動かしているのでそう見えるのだと思う。

競輪ではスタートやジャンプのテクニックは必要ないのでペダリングのスキルやレース展開を集中的に追求することによってパワー不足(強いけど)を補っている。

過去に教えてくれたのはBMXレースのスタートのときのイメージは「1コーナーに引っ張られていくイメージ」で走るらしい。
これは面白い表現で本来は「スタートから全力で1コーナーへ向かう」が多いはず。こちらは力み過ぎてすぐに疲れたりミスをしやすい感じ。
優作のイメージは軽やかにミスなく速い走りが出来そうだ。
(マニアックな表現なので分かりにくかったらすいません。。。)

レースに対するメンタル面
最近のレース前はメンタル的にどんな感じか聞いたところ、

「グランプリ王者としての責任感は感じる。でも万全の準備をしてレースに挑んでいるので、これで負けたら仕方ない。もし負けたら次回はもっと良い準備をして挑む。って思ってる。」
「あと、レース前は家族や一緒に走る選手達に感謝の気持ちがある。」

なるほど、こういうところに優作の人間性を感じる。


トライ&エラーを突き詰めて得た答え
バイクや走り方などについても質問したが、サドルの向き、クリートの位置、グリップの握り方、脚への力の入れ方などが左右非対称。
左回りしかしない競輪特有の考えかもしれないがこれらにはそれぞれ意味があるらしい。
その答えを出すまでは何度もトライアンドエラーを繰り返したことだろう。

BMXが培うスキル
競輪を目指している子供達や親御さんにメッセージとして
優「BMXはいろいろな自転車競技の基本になるので是非とも子供の頃はBMXをしてほしい。そのままBMXで活躍するのはもちろん良いし、中高生になって違うジャンルに進んでもBMXで養ったさまざまなスキルは必ず役に立つ。」

実際にヨーロッパではそういうプログラムがある。
僕も元はBMXレーサーですが現在はMTB、CX、GRAVELなどなどさまざまなジャンルで楽しんでいます。
その際にBMXで養ったスキルは役に立っています。


BMXライダー同窓会
グランプリ優勝の翌月は久しぶりにみんなでBMXを楽しんだ。
先頭から僕、吉村樹希敢(BMXアジアチャンピオン2回)、増田優一(現ナショナルチーム)、優作(KEIRINグランプリ王者)、栗瀬裕太(YBP代表)となかなかのメンバーでした。

最近では年に一度くらいしか乗らないのにこのジャンプスキルは流石ですね。
このバランス感覚が激しいレースでも落車しない要因かもしれません。

さて、長々と書きましたがこれらは僕が知っている優作の一部です。読んでくれた皆さんに競輪や古性優作選手に対して興味を持ってもらえたでしょうか?


古性優作の応援を!!
今シーズン残るG1はたったの3戦。約2200名の競輪選手からたったの9名しか出場できないKEIRNグランプリ2022。各選手、出場枠を懸けてさらにヒートアップするでしょう。

優作の今年の目標は今までと変わらず一戦一戦しっかりと準備して挑み、年末にはグランプリ連覇を狙うようなので思いきり期待しましょう!
優作がもしグランプリ連覇したら車券をしっかりと当てて、またLUDICROUSを購入してプレゼントしたいと思います!


最後まで読んでくれた皆さんありがとうございました!


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