ROTOR HISTORY

ROTORの歴史

独創的なプロダクトと共に
飛躍的な成長を遂げるROTOR

ROTORは、スペイン・マドリードで2002年に創業。そもそもROTORの起源は、マドリッド大学の航空工学科の学生が人間による円運動と自転車のペダリングについて研究をはじめたことに由来します。その後学内のプロジェクトとして認められ、1995年プロトタイプを完成させます。専用フレームに複雑な歯車機構を組み込んだ独自のバイクで、ペダリング効率の向上に成功し、業界から注目を集めることになります

企業として産声をあげたのは1996年のことで、2002年にはスパイダーにスプリングを組み込むことでクランク長を可変させ、ペダリング効率を高め「RCK」クランクを発表。

Q-RINGS誕生の軌跡

1995
フレーム内蔵+ダブルチェーンリング

1999
フレーム内蔵型

2001
RSK クランク内蔵型

Q-RINGS

その後もの改良を重ね、ペダリング効率と軽量化、シンプルな取付方法すべてをクリアした画期的な楕円チェーンリング「Q-RINGS」を世に生み出します。スポンサー契約を破ってまでも同製品を愛用するカルロス・サストレ(スペイン)やマリアンヌ・フォス(オランダ)の活躍により、ローターは飛躍的な成長を遂げることになります。


Q-RINGSの効果については、下記ページをご確認ください。

What's Q-RINGS

2008年からはプロチームのサポートも開始。瞬く間に4つものトップチームが採用し、これまでにツール・ド・フランスやジロ、ヴェルタの三大ツール、世界選手権などを制覇し、唯一無二の存在として確固たる地位を確立しています。

世界最高精度のパワーメーター

その後、’00年代の終盤からはプロとの共同開発を強化し、「Agilis」や「3D」シリーズといった高性能アルミクランクをラインアップに加え、2013年からクランク式パワーメーターを展開を開始。ペダリング1回転のパワーデリバリーを可視化し、より効率の良いセッティングを可能になりました。

そして、2018年全く新しいハイドロリック(油圧)シフトを採用した世界初の1X13グループセットを発表。フロントシフトを排除しよりスムーズなライドを実現しました。
こうして常識にとらわれない独創的な製品で、飛躍的な成長を成し遂げてきたローターだが、開発から生産までを一貫してスペイン・マドリードで行っている点は創業当時から変わらず。

自転車を速く走らせるために、各社が日々開発を続けている中、ペダリング効率アップという全く異なるアプローチで製品を開発し成長してきたROTOR。

このブランドによって生み出された楕円チェーンリングQ-RINGは、ビンディングペダルやサスペンションフォークなどと並び、スポーツサイクルに新たなブレークスルーをもたらしたと言っても過言ではありません。