チューブレスシーラント。ちゃんとチェックしてますか?
シーラントはタイヤに注入して使用すると、徐々に揮発して少なくなります。
万が一穴が空いてしまった時にしっかりと効果を発揮させるためには、シーラントがしっかりと液体の状態である必要があります。
ただ、ついつい忘れがちなのがシーラントの「残量チェック」
「ショップでチューブレスタイヤをセットアップしてもらってから一度も継ぎ足しをしていない」
という方もいるのではないでしょうか?
今回は、簡単にできるシーラントのチェック方法をご紹介します!!
そもそも、シーラントって交換が必要なの?

どのメーカーもシーラントには使用期限があります。

シーラントは、細かな粒子が液の中に溶けており、
タイヤに穴があくと、この粒子が穴に入り込むことで塞がります。

そして、この粒子入りの液体は、空気に触れることによって乾燥、硬化します。
当然、タイヤの中にも空気が入っているので、
次第にシーラント液が乾燥していきます。
各メーカー最長○ヶ月使用可能(MUC-OFFロード専用シーラントは3~6ヶ月)と記載されていますが、
実際、タイヤ自体の気密性や保管状況によっては表記よりも早く乾燥します。


そのため、表記上の期間で考えるのではなく、定期的にチェックをする必要があります。
万が一の時に備えて自分でできる2つの方法
穴が開いたときにしっかりと穴を塞ぐために事前にチェックしておくことが必要です。
そのチェック方法が、
・バルブから棒を差し込んで残量のチェック
・シーラントを入れた日付を覚えておく
このたった2つだけ行っておけば、たとえ山奥でパンクしたとしても無事に帰ってこられる可能性が高まります。
1.バルブから棒を差し込んで残量をチェック
使用するのがこのアイテム

HEY DIPSTICK(近日入荷予定!!)
シーラントの残量や状態を確認するためのツールです。
バルブコアを外して先端にシーラントが付着するかどうか
HEY DIPSTICKの先端はこのようにギザギザになっており、
バルブに差し込むと、シーラントが付着し、シーラントの残量を測ることができます。

バルブコアを外して棒を差し込み、先端にシーラントが付着していればひとまずOK!!
何もついてこなければ、継ぎ足しが必要です。

正確に減少量、補充量を計測したい場合は?
もう少し正確にシーラントの減少量や補充する量をチェックしたい場合、
初めにシーラントを入れたタイミングで事前にHEY DIPSTICKを使って計測することでより正確にチェックすることができます。
インストール時のシーラント量から減少量を確認できる
使用方法は先ほどと同じ。
バルブコアを外して残量をチェックしますが、このチェックをシーラントを入れた直後にも行います。

シーラントを入れた後にHEY DIPSTICKを差し込むと、先端の目盛にシーラントが付着します。

この時に油性ペンでシーラントの位置に印をつけておくと、次にチェックした時にシーラントがどれだけ減少しているかがわかります。

2.シーラントを入れた日付を覚えておく
簡単なチェック方法とはいえ、ライドする度にチェックしていてはとても面倒臭いのが正直なところ。
なので、初めにシーラントを注入した日さえ覚えておけば、「次に補充する時期」「チェックする時期」の目安をつかむことができます。

現在、マックオフシーラントを導入している全国のショップでは、シーラントをショップで注入した際に、こちらのステッカーを配布しています。
このステッカーがあれば、
いつシーラントを入れたか
どのシーラントを入れたのか
が瞬時に判断できます。


MUC-OFF取り扱い店舗で無料配布中!!
お近くの店舗にご相談ください!!
ぜひ、こういったステッカーを活用してシーラントの補充やチェックのタイミングの参考にしてください!!
シーラントの補充する量とタイミングは?
シーラントメーカーによって補充がOKのメーカーとそうで無いメーカーがあるので注意が必要です。
MUC-OFFは同じ種類のシーラントであれば継ぎ足しOKです。

最低3カ月に1回はチェック、補充は規定量の3分の2が目安
夏場など暑い時期は乾燥が早まるため、なるべくこまめにチェックをしてください。
補充の量は、3分の2を基準に、完全に乾燥していれば規定量を入れてあげると良いです。
※入れすぎるとダマになる恐れがあるので注意が必要です。
マックオフシーラントの補充量、時期目安
初回インストール時シーラント量
・23-25c: 40-50ml
・28c: 50-60ml
・30-45c: 70-80ml
補充・交換タイミング
2~6ヶ月
推奨チェック時期
冬場: 2ヶ月毎
夏場: 1ヶ月毎
初回インストール時シーラント量
・ロードバイク: 30-45ml
・26インチ/27.5インチ MTB: 60-75ml
・クロスバイク 700C: 60-75ml
・29インチ MTB: 105-140ml
・ダウンヒルバイク: 120-140ml(1袋)
※30ml追加でさらに保護性が高まります。
補充・交換タイミング
最長6ヶ月 ※35℃以上での環境下で使用の場合は、補充が必要
推奨チェック時期
冬場: 2ヶ月毎
夏場: 1ヶ月毎
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