11月末に新しく発表となったマックのロードバイク用チューブレスシーラント。
これまでのシーラントから
高圧&低容量のタイヤでもより素早くシールできるようアップデートされました。
ロードバイク専用シーラントの特徴
・高圧&低ボリュームに特化
・最大7mmのまで塞ぐ
・サラサラだけど乾きにくい
この3つが特徴です。
・高圧&低ボリュームに特化(40c以下50psi~110psiに最適)
これまでのシーラントももちろんロードバイクのタイヤにも問題なく使用できますが、
ロードレースなどの1分1秒を争う場所では、少しの空気圧の変化もレースに大きく影響を受けることがあります。
トッププロチームと共同開発
共同開発の中でプロチームが求めたこと
ハードなライドでもパンクによる危険性を下げるため
高圧(MTBタイヤとの比較)&エアボリュームの少ないの最新チューブレスロードタイヤを瞬時にシールできる性能
MTBタイヤのようにエアボリュームがあるタイヤでは、穴を塞ぐまでの間に多少時間がかかっても走行に支障が出づらいですが、
ロードバイクのようにエアボリュームが少ない場合、穴を瞬時に塞がなければ最悪の場合、
・コーナーでのタイヤビード落ち
・落車
のリスクが伴います。
MTBとロードでは明らかに環境が異なることから、
ロードバイクに特化した専用シーラントが開発されました。
・7mmの穴まで塞ぐ
高圧低ボリュームタイヤで穴を瞬時に塞ぐため、今回のシーラントには、
「竹」
竹粒子が配合されました。
穴が空いた瞬間に竹の粒子が穴周辺に密集し、高圧の環境下でもシーラントの噴出を抑え空気圧の減少を抑えます。
・柔らかめのフォーミュラで乾きにくい
今回のシーラントはサラサラと流れやすいのが特徴です。
動画は見やすいようにボトルに入れた様子ですが、
ボトルを振ってみるとシャバシャバと液体がよく動いていますが、静止させた時にすぐに液体が落ちていくのではなく、ある程度その場に定着しているのがわかります。
そのため、タイヤの内側に留まりやすい&穴が空いた時に瞬時にシーラントが塞ぐを実現しています。
・アンモニア不使用(これまでのシーラント共通)
真鍮や、アルミのパーツを腐食させるアンモニアが不使用。
ENVEなど、アンモニア入りのシーラントの使用は今後推奨しない(2023年8月)とはっきりと言うブランドも出てきているほど。
保証リスク等考えるならアンモニア入りは避けたほうが良さそうです。
ラテックス製のシーラントではラテックス樹脂を液体の状態で保持するためにアンモニアを使用していることがあります。
マックオフは、天然ラテックスでなく、合成ラテックスにすることでアンモニアフリーかつ、ラテックスアレルギー(果物などをたべて痒みが出る方)にも配慮されています。
使いやすい新サイズ追加
また、これまでの140mlパウチ、1Lボトル、5Lに加えて
新たに80mlパウチ、500mlボトルが登場しました。
タイヤ別シーラント量
・23~25c: 40~50ml
・28c: 60ml
・30c~40c: 70~80ml
昨今のロードタイヤは徐々に太くなってきており、30cであればタイヤ1本につき80mlパウチを丸ごと入れられるので、軽量をせずに済みます。
また、500mlモデルは、1Lは自宅ではなかなか使い切れないというDIYライダーでも使いやすいサイズです。
もちろんどちらのモデルもバルブから直接注入可能で、
パウチの場合は、裏側に目盛りがついており、バルブに直接装着して計量しながら注入できます。