新型R5まもなく登場!Rシリーズについて振り返り

ツールドフランスファムを勝利した新型R5。
新型発表前に過去のRシリーズについて振り返ります。

Rシリーズとは

2000年代初頭、カーボンフレームはまだ試行錯誤の段階でした。
Cerveloは早い段階からカーボン素材の可能性に着目し、2002年頃に R2.5 を発表。

ラグドカーボン構造を採用し、当時としては驚異的な軽さ(約1kg前後)を実現。

チームCSCが実戦で投入し、クラシックやグランツールの山岳で存在感を示し、 このR2.5こそが「Rシリーズ」の原点であり、以後「軽量=R」としてのアイデンティティが固まっていきました。


過去の代表モデル

R2.5(2002–2004)

Rシリーズの起点となったモデルで、ラグドカーボン構造により当時としては異例の軽さ約1kgを実現しました。チームCSCが実戦投入し、クラシックやツール・ド・フランスで存在感を示しました。


R3(2005)

スクオーバルチューブ形状を採用し、軽量と剛性のバランスを高次元で両立しました。フレーム重量は実測で980gほどとされ、2008年にはカルロス・サストレがこのモデルでツール・ド・フランス総合優勝を果たしています。


R5ca(2011, Project California)

カリフォルニア工房で製造された限定モデルで、フレーム重量は675gと当時世界最軽量クラスでした。量産R5の開発母体となり、Cerveloの技術力を象徴する存在です。


R5(2014, 第2世代)

フレーム重量810gながら、空力性能や剛性バランスを大幅に改善し、純粋な軽量バイクから万能型オールラウンダーへと進化しました。山岳だけでなく平地や下りでも戦えるモデルへと位置づけられました。


R5(2022–2025, 第4世代)

フレーム重量703g(56サイズ)とさらに軽量化を果たしつつ、下りでの安定性や整備性を重視した設計がなされています。軽量性と実用性を兼ね備えた、Rシリーズの完成形とも言える最新モデルです。


新型R5まもなく登場!

Rシリーズのスタートから一貫して軽量性を追求しているRシリーズ。
まもなく発表されるR5は前作からさらに軽量化されているはず!