実際の風洞実験で世界最速のエアロロードバイクとして認められたCervéloのS5。
前作も圧倒的なエアロ性能でVISMAチームの活躍を支えてきましたが、さらにエアロ性能がアップ。
フレーム全体で大きく進化しましたが、特にフロントまわりが大きくしており、前作比で6.3W速くなっています。


大きく変わったのは
・ヘッドチューブ
・フロントフォーク
・ハンドル
・ブレーキ周り
今回は進化したフロントまわりをご紹介します。
ヘッドチューブは、前後に長く薄く
新型S5では、ヘッドチューブを前後方向に長い形状へ見直しました。
UCI規定に合わせながら、前から受ける風を整えやすくし、高速域での伸びにつなげています。


ヘッドチューブはより細く
前作に比べ、より前方投影面積を減らせるよう薄くなり、空気抵抗を減らしています。


フォークも、より深く
ヘッドチューブに合わせて、フォークも前後方向に厚みを持たせました。
薄く軽くしたのではなく、空力に効く形へ深くしたのが新型です。
フォーク単体では重くなっても、速さを優先しています。


ハンドルは一体化し、軽く、使いやすく
ハンドルとステムは新型の一体型HB19へ刷新しました。
ドロップは3.8mm、トップは2mm薄くし、フレア形状も採用。
フード部分では狭く速い姿勢を取りやすく、ドロップ部分では下りやスプリントで抑えやすくしています。
さらにハンドルまわりは437.4gから337gへ軽量化しました。


ダウンチューブも、前輪に合わせてより深く
ダウンチューブ前端の、フロントホイールをえぐる部分も深くなりました。
前輪後方の乱れた空気を受け流しやすくし、前まわり全体の流れを整えています。


ブレーキまわりとアクスル受けもすっきり
フロントブレーキマウントは新設計です。
さらに、フォークのスルーアクスル受けも内装化し、前輪まわりの凹凸を減らしました。細部まで整えることで、前まわり全体の空力を高めています。


まとめ
新型S5のフロントまわりは、ただ新しくなったのではありません。
ヘッドチューブを前後に長くし、フォークもより深くし、ハンドルは一体化して軽量化。さらにフレア化、ダウンチューブ前端の深掘り、ブレーキまわりとアクスル受けの整理まで進めました。
全てが同じ方向を向いています。
前から受ける風を整え、速い姿勢を取りやすくし、その速さを最後まで使い切りやすくするための進化です。

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